韓食展示館

韓食展示館

3階の韓食展示館では、四季がはっきりした韓国の気候条件の影響で、24節気とそれに伴う歳時風俗、料理の発達に関する展示を行っています。また、五感で体験できる韓食食材テーブル、韓屋に配置された伝統的なチャントクテ(瓶置き場)の風景が再現されています。

  • 節季と年中行事
  • 発酵、保存の科学
  • 韓食から学ぶ知恵

節季と年中行事

韓国の節気と年中行事について知ることのできる空間です。四季がはっきりしている韓国の気候条件による24節気の概念と、節気ごとの韓国独自の年中行事や旬の食材を使った料理が分かります。1月から12月までの節気と年中行事、料理を知ることにより、季節に合わせて農作業を行い、節気ごとに生活にひとくぎりをつけた韓国の人々の知恵と趣を学ぶことができます。

発酵、保存の科学

昔の人々は食品を土器(オンギ)に入れ、時間をかけて発酵させることで食品の味と香りをより引き立たせました。発酵とは、微生物そのものが持つ酵素を利用して有機物を分解する過程のことで、短時間に得られるものではありません。発酵は外部環境によって微妙にその風味と栄養が変わるため、手間がかかります。

韓食から学ぶ知恵

韓国の四季や様々な地形、自然環境は現在の様々な栄養価の高い食文化をつくり上げました。

自然の恵み、四季折々の旬の食材

地域や国の食材は、その環境に起因し、昔から代々伝わる食生活の重要な基盤となります。韓国は四季の変化がはっきりしていて、三面が海に囲まれており、南北に長く伸びているため、食材においても地域の特徴がはっきりと現れます。四季折々の旬の食材から地域色豊かな郷土料理が生まれ、韓国の独特な食文化が形成されました。韓国ならではの食材が、韓食のアイデンティティーを築き上げたといっても過言ではありません。

美と健康を考えた淡白な味の御膳

旬の食材を使った色とりどりのおかずやご飯、そして汁物が一緒に並ぶ韓国ならではの御膳は、洋食のコース料理とは極めて異なる韓食の特徴といえます。ひとつの御膳に一緒に並べてもてなすため、一つひとつの料理の味と盛り付けだけでなく、季節感や色、素材など、御膳にのせられる料理の全体の調和を重視します。淡白な味と、美しくボリュームたっぷりの韓国の御膳には、美と健康を考えた韓食の哲学が込められています。

融合と共存、韓食の未来の価値

韓食は様々な食材の組み合わせで新しい味を創り出す「調和を考えた料理」であり、発酵食品と旬の料理のハーモニーで、栄養的なバランスをも考えた「バランスのとれた料理」です。これは「融合の美学」ともいえます。組合わせは融合と共存の考え方に基づいています。韓食に込められたその知恵は、現代社会で話題となっている、体に良く自然にやさしい食べ物に対する答えとなるでしょう。