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春夏秋冬そして春
「春夏秋冬そして春」は、湖に浮かぶ小さなお寺を舞台に、ある男の一生を季節の流れと共にたどった作品です。この映画を撮ったキム・ギドク監督は、低予算・短期間で芸術性の高い作品を作ることで有名で、2000年「魚と寝る女」、2001年「受取人不明」でベニス映画祭本選に進出してその名が知られるようになり、2004年には「サマリア」でベルリン映画祭で監督賞、 「空家」では 2004年 ベニス映画祭監督賞、そしてこの「春夏秋冬そして春」ではウラジオストック映画祭で最優秀作品賞を受賞したという国際的にも大変認められた監督です。
この「春夏秋冬そして春」は、2003年末の韓国公開では観客動員数10万人と振いませんでしたがアメリカ、ドイツなどで公開された後口コミによってその作品性が評価され公開国を拡大。2004年末の世界興行での収入は700万ドルを記録し、その後南米やヨーロッパなど世界各国でも公開されるという韓国の低予算映画としては大変まれなケースとなっています。
3月末には「サマリア」の日本公開も控えており、これからもますます注目される韓国の映画監督。この作品では中年僧侶をキム監督ご本人が演じています。
写真で見る「春夏秋冬そして春」

そして春
映画の舞台となった「注山池」
慶尚北道青松郡にある注山池は、周王山国立公園の中にある小さな貯水池。池の中から生え伸びる30本余りの木が作り出す情緒豊かな風景と神秘的な雰囲気がこの映画の大切な要素にもなっています。
映画ではこの池の中央に寺を建て1年がかりで撮影が行われましたが、国立公園にセットを建てるという許可を得るまでにも半年かかったとのこと。もちろん今は跡形も無く撤去され、映画の登場した寺院を見ることはできません。
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