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ソウルの在来市場

その国の人々の生活の姿を知るには市場に行ってみるのが一番です。洋服やアクセサリーなど、最新のファッションアイテムを求めて若い人たちがよく行く東大門(トンデムン)市場や、もっとも庶民的な在来市場として知られ、見どころ豊富でお手ごろな価格で物を買うことができる南大門(ナムデムン)市場は、常に大勢の人々でごった返す市場の一つです。また、韓国の昔ながらの食べ物が売っている広蔵(クァンジャン)市場や韓方薬商店街が密集しているソウル京東(ギョンドン)市場は、見どころの多い特色ある市場です。特に大規模な鷺梁津(ノリャンジン)水産市場や可楽(カラク)市場では、威勢のいい声で物を売る人や、取引したり見物したりする人々でいつも活気にあふれています。



東大門(トンデムン)市場

昔から在来市場だったところで、1970年代の韓国経済の成長をリードした繊維産業のメッカです。衣服、卸・小売業の中心地であり、古い建物で衣服の材料を売るところや大型のショッピングモールが混在し、伝統と現代とが共存するショッピングスポットに成長しました。1990年代後半から入ってきたきらびやかな大型ショッピングモールには毎日数多くの若者がショッピングに訪れ、デザイナーを目指す人やファッションに関心のある人々が、安く様々なアイテムを買おうと全国から集まります。深夜から早朝まで明々と電気のついた市場の夜の姿は、東大門市場でのみ見ることのできる光景です。ここでは様々なファッションショーやファッションフェスティバルも開かれます。

>> 主要販売品
布地、アクセサリー、服飾用品、婚礼用品、寝具、スポーツ用品、ファッション雑貨、最新ファッション衣類など
☞ 東大門総合市場・ショッピングタウンの詳細はこちら



南大門(ナムデムン)市場

600年の伝統を持つ南大門市場は庶民の生活の様子を垣間見ることのできるところで、服、陶磁器、生活用品、アクセサリー、貴金属、キッチン用品、家電製品、婚礼用品、文房具、土産品、輸入品などの1,700以上の品目の他、日常生活に必要なすべてのものが安く販売されている総合市場です。特に眼鏡商店街が有名で、眼鏡、サングラス、コンタクトレンズを一般価格の半額ほどの値段で買うことができます。

南大門市場は素朴で庶民的な昔からの店舗が多く、在来市場特有の素朴な風景を見ることができます。麺類、豚足、ピンデットク(緑豆チヂミ)、太刀魚の煮付けなど、韓国人が好きな食べ物を味わうことができるモッチャ通り(モッチャコルモク)の風景も、市場をさらに活気付けています。光化門(景福宮)から鐘路、明洞を通って南大門まで歩き、ソウルの風景を満喫するのもいいでしょう。

>> 主要販売品
子ども服、眼鏡、キッチン用品、服、生活用品、輸入用品など
☞ 南大門市場の詳細はこちら



広蔵(クァンジャン)市場

1905年に市場の開設とともに韓国初の常設市場として運営されてきたところで、当時は主に農水産物が取引されていました。現在は絹織物、衣類や布地、韓服、輸入古着、螺鈿漆器、キッチン用品、輸入品、果物や野菜、乾物、祭祀用品など、様々な品目が取引される総合的な市場となりました。韓服、幣帛(ペベク / 結婚するとき、新婦が新郎の両親に差し上げる食べ物)など、結婚に必要な伝統的な品が多く、韓国的な独特な風景を見ることができます。特に韓国人は広蔵市場といえば食べ物が豊富なところというイメージです。飲食通りには通路沿いに店が遠くまでずらっと並んでおり、順番待ちの人々でごった返しています。ピンデットク(緑豆チヂミ)、海苔巻き、ビビンバ、スンデ(豚の腸詰め)などの韓国の昔ながらの食べ物が食べられます。

>> 主要販売品
オーダー韓服、輸入衣類、螺鈿漆器、キッチン用品、祭祀用品、果物や野菜、ピンデットクなど
☞ <関連トピックス>100年の伝統を誇る見どころ満載、お腹も大満足の広蔵市場
☞ 広蔵市場の詳細はこちら



ソウル京東(ギョンドン)市場

韓国戦争(朝鮮戦争)以降、京畿道北部と江原道地域の農民が生産した農産物が流入しながら自然に形成された市場で、1960年代の韓方薬剤の主産地であった江原道と道路が繋がって市場が急速に発展し、専門市場に変わっていきました。京東市場は東大門区祭基洞、龍頭洞辺りにかけて広がっている市場で、大きく分けて韓方薬剤が主に取引きされる「ソウル薬令市」と、高麗人参や蜂蜜、雑穀などが取引きされる「在来市場」があります。韓国の韓方薬剤の約70%が流通している韓方薬専門商店街が集まっている薬令市は、京東市場を代表する伝統薬剤市場です。薬剤はもちろん、健康メニューの材料としても使用される高麗人参、ツルニンジン、キキョウの根や、茶として飲める五味子、山茱萸、アマドコロなど、都市ではなかなか見ることのできない薬草を見物するのも面白いでしょう。

>> 主要販売品
韓方薬剤、高麗人参、青果、薬草、雑穀など
☞ ソウル京東市場の詳細はこちら



鷺梁津(ノリャンジン)水産市場

80年ほどの歴史を誇る韓国最大の水産物専門卸売市場で、いつも活気あふれた光景を見ることができます。早朝から始まる競りや、照明を明々とつけたまま24時間販売をする姿は水産市場の貴重な見どころです。ソウル地下鉄1号線「鷺梁津駅」と連絡している歩道橋に沿って少し歩くと新鮮な水産物を並べた800店舗ほどの小売商が集まっており、一般価格より安く買えます。購入した魚を一角に設けられた食堂に持って行って一人2,000~3,000ウォンほど払うと、その場ですぐに刺身や焼き魚、天ぷらなどに調理してくれます。水産市場内にある食堂では新鮮な刺身を一般的な価格よりずっと安く食べることができ、日本観光客などにも人気があります。

>> 主要販売品
貝類、エビ、ワタリガニ、タコ、ナマコ、ヒラメ、タイなどの魚類や各種水産物
☞ 鷺梁津水産市場の詳細はこちら



可楽(カラク)市場

1985年に韓国初の公営卸売市場としてオープンした可楽市場では、543,451㎡の広大な敷地に青果、水産物、乾物、畜産などが区域別に形成されています。ソウル市農水産物公社で運営しており、ソウルで流通する農水産物の標準価格をここで決定しています。可楽市場では夜通し、農水産物をいっぱいに載せた車が全国から集まり、貨物車が数珠繋ぎになります。夜明けから始まる競りの時間は可楽市場の最高の見どころです。市場をめぐるなら18時から21時の間がもっともおすすめです。この時間以降は車両が行き来するため混雑し、商売人でごった返すため、市場で道が分からなくなってしまうかもしれません。市場は広いため、歩きまわると時間と体力をかなり消耗します。前もって市場のマップを入手し、見るところを決めておくといいでしょう。

>>主要販売品
白菜、大根、ニンニク、リンゴ、スイカなどの農産物や、水産物、畜産物
☞ 可楽洞農水畜産物市場の詳細はこちら