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韓国の世界遺産ガイド

  • 文化遺産 Vol.1 海印寺蔵経板殿
  • 文化遺産 Vol.2 宗廟
  • 文化遺産 Vol.3 石窟庵・仏国寺
  • 文化遺産 Vol.4 昌徳宮
  • 文化遺産 Vol.5 水原華城
  • 文化遺産 Vol.6 高敞・和順・江華支石墓遺跡
  • 文化遺産 Vol.7 慶州歴史地区
  • 文化遺産 Vol.8 朝鮮王陵
  • 文化遺産 Vol.9 韓国の歴史村:河回と良洞
  • 文化遺産 Vol.10 済州火山島と溶岩洞窟
  • 文化遺産 Vol.11 百済歴史遺跡地区
  • Vol.1 済州火山島と溶岩洞窟

済州火山島と溶岩洞窟 제주 화산섬과 용암동굴

登録年:2007年(自然遺産)

自然の恵みがつまった島

■済州火山島と溶岩洞窟(チェジュ ファサンソムグァ ヨンアムトングル/제주 화산섬과 용암동굴)

済州は、約100万年前に5回の火山活動によって韓半島南側に作られた火山島です。島の中心部には漢拏山が位置し、山の頂上には火山湖の白鹿潭があります。ここから噴出した溶岩が海岸線まで流れ出して数多くの溶岩洞窟や海岸絶壁、滝などを作り上げました。

世界自然遺産の登録

済州は生物の多様性を保全する意味で大変重要な役割を担っています。韓国産の管束植物の約半分と200種余りの韓国特産種が済州に分布しており、絶滅の危機および保護野生種の約2分の1が済州に分布しています。漢拏山(ハルラサン)の頂上部には、氷河時代に南下した寒帯性植物種が棲息しており、低地帯などにも多くの固有種と絶滅危機種が棲息しています。特に漢拏山は生態系の宝庫として植物全1,565種と動物1,179種が自生しています。

2007年6月27日ユネスコ委員会は済州の側火山(寄生火山)と世界的な規模の溶岩洞窟、多様な貴重生物および絶滅危機種の棲息地としての貴重性と優れた外的条件を認定し、「済州火山島と溶岩洞窟」として世界自然遺産に選定しました。
済州火山島と溶岩洞窟は、大きく分けて漢拏山天然保護地域と城山日出峰(ソンサン イルチュルボン)、拒文オルム(岳)溶岩洞窟系の3つの地域に分けられ、拒文オルム(岳)、ペンディ窟、万丈(マンジャン)窟、金寧(キムニョン)窟 、龍泉(ヨンチョン)洞窟、タンチョムル洞窟など、側火山(寄生火山) 1つと溶岩洞窟5つを含みます。

■漢拏山天然保護区域(ハルラサンチョニョンポホグヨク/한라산천연보호구역)

漢拏山天然保護区域(ハルラサンチョニョンポホグヨク 済州島の真ん中にある休火山で、周辺に大小約360の寄生火山が連なり、単一火山体が持つ寄生火山の数は世界最多です。韓国最高峰の海抜1950mの山ですが、あまり高く感じられないのは、海からなだらかなカーブを描いて上がっているためで、島そのものも漢拏山の噴火でできたものだからです。亜熱帯から寒帯まで1800種類の植物や野鳥、昆虫類が生息しており、春はツツジ、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しむ登山客も少なくありません。天候の安定する5月・10月がベストシーズンです。

■城山日出峰(ソンサンイルチュルボン/성산일출봉)

城山日出峰(ソンサンイルチュルボン
漢拏山の約360個の小火山のひとつで、海岸に突き出た巨大な噴火口です。30分ほどで登れる頂上は広々とした放牧場で、ここからの日の出は感動するほど美しく、荘厳ささえ感じさせます。外側を一周する遊覧船やモーターボートも出ており、また西の入江にはサザエやアワビなどをとる海女の姿も見られます。

■拒文オルム溶岩洞窟系(コムンオルム ヨンアムトングルケ/거문오름용암동굴계)

拒文オルム溶岩洞窟系
溶岩が固まった後、その中で再び熱い溶岩が流れてできた洞窟を溶岩洞窟と言います。済州にはこのようにできた約120の溶岩洞窟があり、その中で拒文オルム溶岩洞窟系は、黒い壁と白い石化生成物が調和をなした珍しい形で、世界の注目を浴びています。

拒文オルム(岳)溶岩洞窟の特徴

今から約10~30 万年前に最も大きい噴火口である拒文岳から噴出した溶岩でできた幾つかの溶岩洞窟を言い、この洞窟系で世界自然遺産に選ばれた派生洞窟は、ペンディ窟、万丈窟、金寧窟、龍泉洞窟、タンチョムル洞窟です。

拒文オルム(岳)溶岩洞窟系で最も規模が大きい溶岩洞窟は万丈窟で、世界的な長さと規模を誇ります。万丈窟と金寧窟は長さだけでなく通路の規模でも最高のレベルで、ペンディ窟は迷路型の洞窟として世界で最も複雑な形態を見せています。

また他の洞窟は海岸低地帯にある龍泉洞窟とタンチョムル洞窟で、タンチョムル洞窟は規模が非常に小さい洞窟ですが、洞窟内で発見された石灰質の洞窟生成物は他では見られない最高の美しさを誇り、龍泉洞窟の規模と洞窟生成物は素晴らしい景観を見せています。

龍泉洞窟の特徴

済州火山島と溶岩洞窟は世界自然遺産の選定基準中「最上の自然現象または優れた自然美と美学的重要性を持った地域を含まなければならない」という基準と「生命の記録、地形の発達において重要な地質学的進行過程、または地形学や自然・理学的側面の重要な特徴を含み、歴史において主要な段階を立証する代表的事例でなければならない」という基準を充たすという理由により世界自然遺産に選ばれました。