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蔚山クジラ祭り


蔚山クジラ祭り蔚山クジラ祭り

韓国で最も裕福な都市と言えば?ソウル?釜山?
正解は慶尚南道にある蔚山(ウルサン)です。

蔚山と聞いてもピンと来る人は少ないかもしれませんが、都市で発生した総付加価値を人口で割った1人当たりの地域総生産額はソウルの2倍、釜山の3倍を越えるほどです。また蔚山市民と企業、地方自治体の総所得を蔚山の人口で割った1人当たりの地域総所得も全国1位であり、韓国最高のお金持ちの都市と言えるのです。

世界が不況にあえぐ中、蔚山のデパートとホテルの売上は毎年増えつづける一方で、逆に低価格の衣類を取り扱うアウレットでは閑古鳥が鳴いているというほどです。蔚山がなぜそれほどまでに裕福かというと、韓国を代表する企業の生産施設が蔚山に密集しているため名実共に世界一の造船会社である現代重工業と現代尾浦造船、そして世界的な自動車企業の間で頭角を現し始めた現代自動車工場も蔚山にあるのです。

また乾電池やディスプレイ装置を含め先端産業素材を生産するサムスンSDIと、各種新素材と精密素材を研究・生産するサムスン精密化学も蔚山にあります。また韓国3大エネルギー企業の一つSKエネルギーを中心にした石油化学国家産業団地も莫大な規模で造成されており、今韓国が世界市場において最も業績を上げている3種類の主要生産施設がすべて蔚山にあるのです。これらの企業を含め蔚山にある企業数は2010年には7万を超え、蔚山がこんなにも経済的に栄えているとは韓国人でさえもなかなか想像がつかないほどです。

現代尾浦造船のクジラ文化特区に指定された長生浦(チャンセンポ)では毎年クジラが与える夢と希望を テーマにしたクジラ祭りが開かれます。またクジラが帰って来るように祈る竜王祭や鯨がテーマの演劇や民俗劇、鯨を捕っていた時代の人々の暮らしとクジラ漁を再現するプログラム、クジラのオブジェ展示などなど、楽しいプログラムがもりだくさん。

蔚山のクジラ祭りは、クジラと生きた人々の話など人間にとってクジラとはどういった存在なのかということに焦点が当てられ、他の地域では見ることができない奇抜で創造的なエネルギーに満ち溢れています。また旅客船に乗ってクジラを見に海に出ることもできます。もちろん必ず見られるという保証はありませんが、運がよければミンク鯨やマイルカの群れが海面を泳ぐ姿が至近距離で見られます。

2012年にはクジラを見られる確率が高かったそうで、2013年も期待できるこのホエールウォッチングですが、もし鯨を見られなければクジラ博物館やクジラ生態体験館へ行ってみましょう。入場券に確認スタンプをもらえばこれらの博物館で入場料割引の特典が受けられます。クジラ博物館ではコククジラの模型や骨、ひげ、捕鯨道具などを見ることができるほか、クジラ生態体験館ではクジラを捕っていた時代の姿を再現した ジオラマとクジラの生態が分かる視聴覚資料、生きたイルカを見られるトンネル型の水族館もあります。

祭りと併せて訪れたい観光名所もたくさんあります。蔚山12景と言われる蔚山の代表的な自然景観を見て まわったり、道立公園に指定された加智山に登ったり、黒い砂利が敷かれた江東海水浴場を歩いて見るのもお勧め。もちろん現代重工業や現代自動車、石油化学産業団地の探訪も楽しめます。

蔚山クジラ祭り

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