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世界無形文化遺産 江陵端午祭2016

  • Tag Event History
  • 日付2016/05/24
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官奴仮面劇

端午はソルラル(旧暦1月1日)や秋夕(旧暦8月15日)と並ぶ韓国の3大名節のひとつで、夏に健康を維持し体を鍛えるために食べ物を分け合って食べ、遊び、一年の農作業の豊作を祈った重要な行事でした。毎年旧暦5月5日の端午が近づくと全国的に多様な行事が行われますが、その中でも江原道(カンウォンド)の江陵(カンヌン)では江陵端午祭が有名です。江陵端午祭は2005年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。祭りの開催期間中は、韓国固有の風習と民俗文化を体験できる様々なイベントが催されます。

イベント案内

端午灯籠イベント

江陵端午祭で催されるイベントは、指定文化財イベント、民俗ノリ(遊び)イベント、体験学習イベント、市民参加イベント、公演イベントに分かれています。

※指定文化財イベントは、旧暦4月5日に神に捧げる酒を醸すことから始まり、約1ヶ月かけて順序通りに進行されます。江陵端午祭を訪れた観覧客が見られるメインイベントは、6月7日(火)に行われる「迎神祭り」と「神通行列」です。大関嶺の男女神の位牌と神木を供えた祠堂で祭祀を執り行った後、位牌を南大川に設置された祭壇までパレード形式で移す行列と、農楽隊の公演を観覧することができます。その後、南大川に用意されたイベント会場にてクッ(祈祷の儀式)や仮面劇などが繰り広げられます。

指定文化財イベント

端午クッ

端午クッの様子

端午クッは、江陵を代表する巫女が端午祭の開催期間中に人々の健康と幸福を祈るイベントで、様々な神々を順々に迎える儀礼です。巫女は神と絶えず対話をしながら踊り、公演さながらのパフォーマンスを見せてくれるため、祭りの大きな見どころとなっています。

官奴仮面劇

韓国伝統の官奴仮面劇

江陵端午祭でのみ見ることができる官奴(クァンノ)仮面劇は、身分の低い奴婢たちが両班(昔の貴族階級)の仮面を被り、踊りと動作だけで公演をした韓国伝統の無言劇です。両班たちの愛と、その愛を妨げる勢力との葛藤がコミカルに繰り広げられます。

民俗ノリイベント

シルム

シルムを行っている様子

シルムと呼ばれる韓国相撲は、端午の日に男性たちが楽しんだ遊びです。江陵端午祭ではシルム大会が開催され、団体戦には主に江陵の市民チームが参加し、個人戦には祭りの観覧客誰でも参加することができます。

ブランコ乗り

ブランコに乗っている様子

ブランコ乗りは、端午の日に楽しまれる最も大衆的で代表的な女性たちの遊びです。江陵端午祭ではブランコ大会が開催され、ブランコの下に巻尺を結び付けておき、ブランコがどれだけ高く上がったかを競い合います。

端午体験村

扇子の絵付け体験(左)/菖蒲を入れたお湯で髪を洗う様子(右)

端午は韓国の大きな名節のうちのひとつで、イベント会場では端午の日に楽しまれていた風習の数々を体験してみることができます。スリチトク(オヤマボクチの若葉を混ぜて蒸した餅)作りや、端午の1ヶ月前に神に捧げるために醸した神酒の味見、うちわ作りや仮面の絵付け、菖蒲を入れたお湯で髪を洗うなどの様々な体験プログラムが用意されています。

市民参加イベント

神通行列

神通行列パレード(左)/イベントに参加する外国人観光客の様子(右)

江陵端午祭の代表的な市民参加イベントには、パレード形式で繰り広げられる「神通行列」があります。神通行列は、江陵端午祭の主要神の祭祀を執り行った後に、神の位牌を端午イベント会場に設置された祭壇に移すまでの儀式です。端午祭の本格的なスタートを知らせる神通行列では、多くの市民たちが端午提灯を携えながら位牌を祭壇へ移す行列の後に続き、祭りの雰囲気を盛り上げます。また、市民たちが神に捧げるために自発的に集めた米で作った酒や餅などを無料で配布してくれます。祭祀を執り行った後に皆で一緒に酒や餅を食べると、この1年間健康に過ごせると言われています。

More Info

写真および資料提供:江陵端午祭り委員会

※上記の内容は2016年5月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。

※最終更新日:2016年5月18日