ソウルの江南(カンナム)エリアをめぐっていると、一際高いビルが見えます。巨大なシルバーの建物の正体は蚕室(チャムシル)にあるロッテワールドタワーです。
2017年4月3日にオープンしたロッテワールドタワーは高さ555メートルの超高層ビルで、展望台「ソウルスカイ」をはじめ、ホテル、オフィステル(事務所兼住居)、事務所、ホールなどの施設を備えています。複合ショッピングモールの「ロッテワールドモール」やテーマパーク「ロッテワールド」にも近く、見どころ、楽しみどころがいっぱいです。
今話題のソウルスカイからはソウル市内が一望でき、空中を歩くような体験ができる施設もあります。さぁ、あなたもエレベーターで一気にロッテワールドタワーの高層階へ!今まで経験したことのない、楽しい空の旅が始まります。
ソウルスカイアプリは展望台の入場券の購入や発券などができ、展望台の施設について韓国語・英語・日本語・中国語で紹介されています。(現在iPhoneアプリは韓国語のみ)
ロッテワールドタワーソウルスカイの入口は地下1階にあります。地下の空間は、壁や天井に設置された大型スクリーンに韓国の歴史や文化、代表的遺産などを映し出すメディアウォールとなっています。地下1階から118階まで1分で上る超高速エレベーターのスカイシャトルも天井や壁3面がメディアウォールとなっており、韓国の美しい自然景観や夜景、華やかな祭りの様子などを見ることができます。
117階からはソウルの景色が眺められる展望ゾーンとなっています。ソウル中心部を流れる漢江(ハンガン)や都心の風景が一望でき、天気がよければ仁川(インチョン)の松島(ソンド)や西海も見えます。
この展望台の一番の人気は118階のスカイデッキで、「最も高いところにあるガラス床の展望台」としてギネス世界記録に認定されています。スカイデッキのガラス床の上に立つと、宙に浮いているような気分になります。
屋外展望台のスカイテラスは空が近くに感じられるところです。外に出られるので涼しく、ソウルの風景もより近くに感じられます。
ソウルスカイの最上階にある123ラウンジでは、軽食とともにワインなどを飲みながらゆっくりと景色を眺めることができます。ラウンジの中央のガラス窓から見るソウルの景色は、121階の展望台から見る景色とはまた違った感じです。
ソウルスカイに行ったら121階のギフトショップ「ソウルスカイショップ」にぜひ立ち寄ってみましょう。ここにはロッテワールドタワーのポストカード、ダイアリー、ミニチュアなど、様々なオリジナルグッズが揃っています。一番の人気はミニロッテワールドタワーが入っているスノーグローブ。ソウルスカイショップは121階以外に地下1階にもあり、地下の売り場は展望台に上らなくてもグッズを買うことができます。
ソウルスカイの楽しさはこれだけではありません。誰かにお願いしなくても写真が上手に撮れる方法やドリンク一杯の価格でカップがもらえる方法まで、ソウルスカイをもっと楽しむ3つの方法をご紹介します。
ソウルスカイがある蚕室(チャムシル)周辺の松坡(ソンパ)ナル公園やオリンピック公園などは、散歩をするのにぴったりの場所。ソウルスカイは、昼間の風景+日没+夜景まで見られる午後5時~7時の間に訪れるのがおすすめです。その前後の時間を活用して周辺の観光スポットをめぐってみましょう。
石村湖沿いに造成された松坡ナル公園は、周囲2.5キロメートルの石村湖やロッテワールドアイランドに近い場所にあります。東湖、西湖に分かれており、東湖は静かなため、デートコースとして人気があります。
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オリンピック公園は1988年のソウルオリンピックを機に建設されました。テニス場、プールなど、大会を行うための大型スタジアムが集まっており、公園を歩いて一周するのに3時間ほどかかります。オリンピック公園の見どころであるひとりぼっちの木(上の写真の右下)や、美しい芝生の丘が見られる散策路は、撮影スポットとして人気があります。
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※上記の内容は2018年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。