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韓国の名節「秋夕」

  • Tag Event History
  • 日付2016/09/07
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韓国の大きな名節のひとつである秋夕は旧暦8月15日に当たる日で、家族全員が集まって祖先に茶礼(チャレ)を行い、一緒に食事をしながら家族の団欒を楽しみます。2016年は陽暦9月15日(木)が秋夕で、9月14日(水)から9月18日(日)までの5連休となります。多くの韓国人は、秋夕になると親族と過ごすため親族が住んでいる地域を訪問します。このため秋夕には普段とは異なりのんびりと韓国の様々な文化と伝統体験を楽しむことが出来ます。

秋夕とは?

ソルラル、端午(旧暦5月5日)と並んで韓国の3大行事のひとつに数えられる旧暦8月15日の「秋夕」は、8月のど真ん中という意味を持つ「ハンガウィ」や「中秋」とも呼ばれます。すなわち、一番大きい満月の出る旧暦8月15日を示す言葉です。

秋夕の風習

茶礼(チャレ)

秋夕当日の早朝、各家では「茶礼(チャレ)」といわれる儀式を執り行います。この茶礼は1年に2度、ソルラルと秋夕に行われますが、ソルラルでの茶礼と異なる点は、トックク(餅入りのスープ)の代わりに新米で作ったご飯と酒とソンピョン(松葉蒸し餅)で儀式を執り行います。茶礼が終わると家族全員で祭壇に供えた食べ物を分けて食べます。

 

伐草と墓参り

この時期には親族が集まって墓参りを行うのが慣わしです。お墓に行くと真っ先に「伐草(ポルチョ/草取り)」をし、その年に収穫された穀物や酒などを先祖に供える儀式も行われます。韓国では秋夕の数週間前から週末の高速道路が混み合い始めますが、これは秋夕を迎える前にお墓をきれいにしておく人々が多いからです。

 

シルム

韓国伝統の競技「シルム」は土俵で力と技術を競う競技で、1対1のトーナメント方式で行われます。優勝者は壯士となり、織物や米、子牛が与えられます。

 

カンガンスルレ

満月の出るテボルム(旧暦1月15日)や秋夕の時に韓服を着た女性達が手をつないで歌を歌いながら輪になって踊る踊りです。この踊りの起源にはいくつかの説がありますが、その中でも壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際に李舜臣(イ・スンシン)将軍がとった戦術と関連があると言われています。李将軍は女性たちを集め、軍服を着せて山の峰で集団で踊らせました。それを遠くから見ていた日本軍に、韓国側が大勢の軍を率いているように見せ、李将軍はこのような戦術で勝利を得たと伝えられています。

 

チュソクビム

「チュソクビム」は正月、秋夕やお祝いの時に新しい服を着ることを意味し、大きく分けて「ソルビム」と「チュソクビム」があります。昔は韓国の伝統衣装である韓服を新調して着ていましたが、最近では洋服を新しく購入するか、チュソクビムを行わない場合も多くあります。

 

秋夕の食べ物

ソンピョン

秋夕の代表的な食べ物は、米粉で作った皮の中にゴマや豆、小豆、栗、ナツメなどを入れて蒸した「ソンピョン」という餅です。松葉を敷いた蒸し器で蒸すため、餅から松葉の香りがするのが特徴です。ソンピョンは大体、秋夕前日に家族全員が集まってソンピョンを作りますが、きれいに形作ることができればいい結婚相手に恵まれる、もしくはかわいい子供に恵まれるという言い伝えがあるため、皆必死できれいな形にしようとするといった家族団らんの光景が見られます。

 

チョン

名節や宴会などには欠かせないチョンは魚や肉、野菜などを薄く切って味付けをしてから小麦粉と溶き卵をつけて焼いた料理です。地域および家庭によって材料が少しずつ異なります。

 

秋夕の膳で大切なものはお酒です。秋夕になると遠く離れて暮らす親戚が集まって儀式を行いますが、この時に使用するお酒は新米で作られます。儀式が終わると、親戚が1ヶ所に集まって新米で作られたお酒や料理を食べながら談笑を交わします。

 

この時期のおすすめ観光地

景福宮昌徳宮昌慶宮徳寿宮宗廟
韓国民俗村南山コル韓屋村国立民俗博物館国立中央博物館

秋夕には、上記の民俗イベントが行われる場所や年中無休の観光地を除き、ほとんどの店が休みとなるため、休業情報をよく確認した上で訪れるようにしましょう。

☞ 韓国観光案内電話: +82-2-1330(日本語)

※最終更新日:2016年8月25日