• 都会で楽しむ春の散策、ソウル・花の名所

        • 2021/04/23

          1.5K

  • ソウル・鐘路区花洞にある正読図書館のしだれ桜

    春になると、ケナリ(レンギョウ)や桜といった華麗な花が次々と咲き、美しい景色となる韓国。
    首都・ソウルも春の訪れとともに美しい花々が街のあちらこちらで次々と咲き始めます。ソウルと言えば、摩天楼の間を縫って多くの車が行き来する大都会のイメージが強いところですが、思いの外、自然も多く、暖かくなってくると、ソウルの街は花の香りでいっぱいになります。
    ここ数年地球温暖化の影響か桜の開花時期も早く、今年はすでに桜も散り、ツツジの季節を迎えているソウルですが、今回はそんなソウル市内で春の薫りを感じられる花の名所をご紹介したいと思います。今年の春は昨年同様、このコロナ禍で韓国訪問をあきらめた方も多いかと思います。来年の春こそ訪韓できることを願いつつ、今年まではネットでソウルの春をお楽しみください。

    ※2021年4月現在、コロナウイルス感染症-19(COVID-19)感染拡大防止のため、今回ご紹介する各公園・施設の一部が閉園・室内施設への入場制限等を行う場合があります。 お出かけの際にはホームページ等で予めご確認頂きますようお願いいたします。

    ソウルの春・花の名所マップ

    ソウルのセントラルパーク、ソウルの森

    ソウルの森に咲くチューリップの花

    ソウルを代表する公園といえばソウルの森(ソウルスプ)。
    春になると、桜の花が満開となり、また色とりどりのたくさんのチューリップが一斉に咲きます。この時期のソウルは天気が良ければ陽気も暖かいので、桜舞い散る中、園内を散策したり、芝生の上にレジャーシートを敷いておやつでも食べながらのんびり過ごすのにもってこいです。また園内には蝶庭園があるほか、生態の森にはシカも飼育されているので、是非足を運んでみましょう。

    ☞ 所在地:ソウル特別市 城東区 トゥクソム路 273(서울특별시 성동구 뚝섬로 273)

    ソウルの隠れた桜の名所、中浪川 長安桜並木

    満開を迎えた中浪川 長安桜並木

    ソウル市内の有名な桜の名所といえば、どこも桜の開花とともに花見にやってくる人々でいっぱいとなるのが常。人であふれる中、桜の花見をしたくない、という方におすすめなのがここ、ソウル北東部を北から南へと流れる中浪川(チュンナンチョン)沿いにある桜並木・中浪川長安(チャンアン)桜並木です。
    この中浪川長安桜並木は知る人ぞ知るソウルの隠れた桜の名所。中浪川の両岸には桜のほか、黄色い色が印象的なケナリも植えられており、春になると美しい光景となります。特に桜並木は歩道を包み込むかのように桜の花が満開に咲くことから、まるで桜のトンネルのようになります。

    ☞ 所在地:ソウル特別市 東大門区 長安ポッコッ路(서울특별시 동대문구 장안벚꽃로)
    ※長安桜並木(チャンアンポッコッキル(チャンアンポッコンノ/長安ポッコッ路)=장안벚꽃길(장안벚꽃로))は、中浪川右岸の徽慶(フィギョン)雨水ポンプ場三叉路(トンイルスイートリバーアパート付近)~謙斎橋~長安橋~長坪橋~君子橋西端(君子橋緑地帯付近)間の全長3.4kmの道です。
    韓国観光公社日本語ホームページ「韓国地図」で「中浪川」と検索すると、地図上で川の流れをご確認いただけます。中浪川長安桜並木は地図上にピンポイント表示される場所より南側(中浪鉄橋の南・下流)です。

    おとぎの国の風景 石村湖

    満開に咲く石村湖畔の桜とロッテワールドマジックアイランド

    漢江の南・江南エリアの桜の名所と言えばここ、石村湖。この石村湖の散策路は、春になると、桜の花が満開となり、あたり一面淡い桜色の華麗な景色へと変わります。
    特に二つに分かれた石村湖のうち西側にある西湖には韓国を代表するアミューズメントパーク・ロッテワールドの屋外施設マジックアイランドがあり、その中央にはおとぎの国から飛び出してきたかのようなお城が建っていて、別世界に迷い込んでしまったかのよう。
    例年春には石村湖桜祭りが開催され、特に夜は湖畔の桜並木がライトアップされ、昼間とはまた違った素晴らしい夜桜を眺めることができますが、このコロナ禍でお祭りやイベントは来年までお預けです。

    ☞ 所在地:ソウル特別市 松坡区 蚕室洞(서울특별시 송파구 잠실동)

    華麗な花々が咲き乱れる、国立ソウル顕忠院

    国立ソウル顕忠院(提供:ソウル特別市)

    国立ソウル顕忠院といえば有名なのがしだれ桜。春になると国立ソウル顕忠院の敷地内には、このしだれ桜をはじめ、黄色い花を咲かせるケナリや、春に白い小さな花をたくさん咲かせるヒトツバタゴなど様々な色の花で埋め尽くされます。例年 4月には「しだれ桜と迎える護国の春『開かれた顕忠院行事』」が開催され、さまざまなイベントや体験プログラムが行われますが、昨年からのコロナ禍で今年も行事はお休みとなります。 なお、国立ソウル顕忠院は歴代大統領など国に貢献した人々や国のために尊い命を落とした人々などが眠る国立墓地ですので、見学の際にはくれぐれも静粛に。

    ☞ 所在地: ソウル特別市 銅雀区 顕忠路 210(서울특별시 동작구 현충로 210)

    ふたりで一緒に歩きたい花洞・正読図書館

    正読図書館の桜並木

    ソウルを東西に流れる漢江(ハンガン)の北に位置する江北(カンブク)地域。ソウルの五大王宮にほど近い鐘路区(チョンノグ)花洞(ファドン)にある正読(チョンドク)図書館はソウルの隠れた桜の名所。
    春になると桜が満開となり、近くにあるおしゃれなカフェやお店が軒を連ねる三清洞(サムチョンドン)通りを訪れた観光客もやってくるなど人気の桜スポットになっています。
    図書館の白亜の建物を背景に咲く桜の風景は、白とピンクのコントラストが美しく。ロマンチックな雰囲気を醸し出しています。また三つある図書館の建物のうち、一番南にある第1棟の左脇を入った先には、華麗なしだれ桜の木(本コラム冒頭1枚目の写真)もありますので、忘れずに足を運びましょう。

    ☞ 所在地:ソウル特別市 鐘路区 北村路5キル 48(서울특별시 종로구 북촌로5길 48)

    ソウルに春を告げる、清渓川・河東 梅の道

    清渓川・河東梅の道

    清渓川が中浪川、そして漢江へと注ぎ込む下流域、ちょうどソウル地下鉄2号線支線・新踏(シンダプ)駅と龍踏(ヨンダプ)駅の間の清渓川の川縁には「河東(ハドン)梅の道(하동매실거리)」という散策路があります。まだ寒さも残る早春、河東・梅の道にある梅の木には小さな梅の花がひとつふたつと開花し、やがて満開の時期を迎えます。
    この道の名称からも分かるように、梅の実の産地として有名な慶尚南道(キョンサンナムド)河東郡と関係があり、ソウル特別市による清渓川整備の一環で2006年河東郡から梅の木350本の寄贈を受け植樹したのがこの河東・梅の道の始まりとなっています。
    厳寒のソウルの冬を乗り越え、けなげに咲く梅の花。ソウルの人々はそんな梅の花を見つけて春がやって来たことを実感します。
    河東梅の道には梅のほか、ケナリやサンスユ(サンシュユ=山茱萸)の黄色い花も咲き、暖かな陽射しの下、春の散策におすすめの場所です。
    また、河東・梅の道の南端に当たる龍踏駅の2番出口そばには、人気韓流ドラマ『トッケビ』のロケ地となった「陸橋(ユッキョ)」(歩道橋)もあり、韓流ドラマファンが数多く訪れるスポットにもなっています。

    ☞ 所在地:ソウル特別市 城東区 龍踏洞(서울특별시 성동구 용답동)
    ※河東 梅の道はソウル地下鉄2号線支線(聖水~新設洞)の龍踏駅~新踏駅間の清渓川沿いにあります。
    また、ドラマ『トッケビ』に登場する歩道橋は龍踏駅2番出口に直結する歩道橋です。
    ※コラム中に登場する龍踏駅(「ヨンダプ駅」で検索)、新踏駅(「シンダプ駅」で検索)、ドラマ『トッケビ』に登場する歩道橋(「龍踏駅陸橋」で検索)は、韓国観光公社日本語ホームページ「韓国地図」の検索ウインドウに地名を入力すると、その位置をご確認いただけます。

    More info

    • ☞ ソウル観光財団・VISITSEOUL●NET日本語ホームページ:http://japanese.visitseoul.net
    • 韓国観光案内電話+82-2-1330 (日本語・韓国語・英語・中国語・ロシア語・ベトナム語・タイ語・マレー/インドネシア語)
      ※韓国観光公社VISITKOREAホームページ、外国語モバイルアプリ『VISITKOREA』、観光通訳案内電話1330専用アプリ『1330 Korea Travel Hotline』の画面下にあるアイコン「1330 Chat Helpline」をクリックすると、チャット形式(文字ベース)で韓国観光に関するお問い合わせも可能です。

    ※上記の内容は2021年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。

  • live chat

観光通訳案内電話1330・LIVE CHAT

チャットで韓国観光に関するお問合せ、24時間対応!

temp1

KTOライブチャットを開く(インストール不要)

temp1 temp1
メッセンジャーアプリを開く(要インストール)