2022/10/17
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チャ・ウヌ、ムン・ガヨン、ファン・イニョプなど人気韓流スターが出演し、昨年2020年の年末、韓国で話題沸騰となった韓国ドラマ『女神降臨』(2020年・tvN)。
メイクアップで変身する主人公の女子高生イム・ジュギョン(ムン・ガヨン)を巡る主人公3人の甘く切ないラブストーリーが展開するこの『女神降臨』は、回を追うごとに視聴者に深い感動をもたらすドラマとなりました。そんな『女神降臨』ですが、ドラマに登場した場所はいずれも魅力的なところばかり。
今回は昨年末韓国で人気を博した 『女神降臨』の舞台となり、これまであまり紹介されてこなかった隠れた観光スポットをご紹介したいと思います。ドラマでたびたび登場したソウル北村韓屋村界隈をはじめ、デートコースとして有名な慶尚南道(キョンサンナムド)南海(ナメ)の観光スポットまで、さあ『女神降臨』ロケ地巡りの始まりです!
ドラマの中でスホ(チャ・ウヌ)とジュギョン(ムン・ガヨン)が旅先で仲睦まじくデートを楽しむシーンで登場したのがここ南海(ナメ)雪里(ソルリ)スカイウォーク。
雪里スカイウォークは「南海の新たな名所」として知られる観光スポット。海に向かってせり出すような形でつくられた高さ38mのスカイウォークの端からは目の前に広がる南海沿岸の素晴らしい景色が眺められます。 特に、天気のよい日の夕刻にはオレンジ色に染まる美しい夕焼けも眺められおすすめのスポットです。
南海雪里スカイウォークまで足を運んだら、是非これにもトライ。それはドラマでジュギョンが乗ったスカイウォークブランコ。南海の海に面した素晴らしい風景の中で体験するスカイウォークブランコは、スリル満点で気分爽快!
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ドラマでジュギョンとスホが仲良く砂浜を走っていた場所で、ソジュン(ファン・イニョプ)からの急ぎ電話がかかって来た場所がここ、南海・尚州(サンジュ)銀砂(ウンモレ)ビーチ。
「銀砂ビーチ」と名付けられていることからも分かるように大変綺麗な砂浜で、波に洗われ海辺に打ち上げられた小石や銀色に光る美しい砂が魅力的な場所となっています。
また日差しが強くなる夏になるとビーチの前に広がる海原は「インディゴブルー」に輝き、砂浜の後ろには青々と生い茂る松林もあるなど風光明媚な場所として有名です。
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尚州銀砂ビーチ(상주은모래비치)
ジュギョンが学校に通うシーンや、スホとデートをするシーンなどドラマの重要なカットが数多く撮影された場所がここ、ソウル市内の北村(プクチョン)界隈。北村はソウルを代表する王宮・景福宮や昌徳宮、宗廟に囲まれた昔ながらの町並みが残る地域です。
北村と呼ばれているエリアは大変広範囲に及び、どこから行けばよいか迷ったら、ソウル地下鉄3号線安国(アングク)駅で下車して1番出口そばから延びる尹潽善(ユン・ボソン)キルから歩くことをおすすめします。
この尹潽善キルは、李承晩(イ・スンマン)大統領(初代~3代・1948~60年)が下野した後、大韓民国二人目の大統領として1960年から62年まで第4代大統領を務めた尹潽善氏が暮らした私邸がこの道沿いにあることから命名されました。安国駅1番出口そばの路地がその尹潽善キルで、憲法裁判所の裏手や徳成(トクソン)女子高等学校、尹潽善家屋などを通り、正読図書館付近まで南北に貫く道となっています。道すがらにはカフェやアクセサリーショップなどもあり、散歩がてらに観光も楽しめる隠れたソウルの観光スポットです。
尹潽善キルを歩いていると、角地に建つ韓屋の瓦屋根が印象的な「漫画房 (만화방/マファバン・マンファバン)」とかかれた建物が目に飛び込んできます。
この建物はドラマの中で漫画本の貸本屋・漫画房として登場した「王子(ワンジャ)漫画房」の建物で、ジュギョンとスホがデートでよく訪れた場所。実際にはドリームキャッチャーをはじめ様々なアクセサリーなどを売っているお店となっており、店内ではコーヒーやさまざまなドリンクも味わうことができます。
「王子漫画房」の角を左手に入っていくと、徳成女子高と今年2021年5月に開館予定の
ソウル工芸博物館(旧・豊文女子高等学校)の敷地を隔てる小さな石塀の道・トルダムキルが現れます。この場所も『女神降臨』で登場する知る人ぞ知るロケ地です。
ドラマの中でソジュンがオートバイに乗って疾走した道がここで、春になると桜の花が咲き乱れ、素晴らしい光景となります。
そしてこの小道から直線距離にして北東へ500mほど離れたところには、主人公の女子高生ジュギョンの家として登場する建物もあります。その建物は「SOSHO」という小さな看板を掲げたギャラリー。ドラマではスホがジュギョンを家まで送っていくたびに登場します。
現在、このSOSHOギャラリーは臨時休館中で残念ながら中に入ることはできませんが、ドラマに登場した外観は路地から見ることができます。
ドラマで登場する「セボム高校」で学園祭が行われるシーンがありますが、そのロケ地がここ、中央高等学校。この中央高等学校は日本で韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』や、『トッケビ』のロケ地としても有名な高校です。
ドラマに登場した石造ゴシック様式の建物は1937年に竣工した同校の本館で、史跡に指定されている由緒ある建物。正門から小高い丘を上っていった先に建っていますが、現在、コロナウイルス感染症‐19(COVID-19)感染拡大防止のため学校関係者以外の立ち入りは禁止となっていますのでご注意を。
また中央高等学校の正門から道を少し下っていくと、ジュギョンのお母さんが店を開いている「パンドラショップ」として使われた建物もあります。
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尹潽善キル
チョア(王子漫画房)
SOSHO
中央高等学校
ドラマの中で雪が降る中、ジュギョンは南山ソウルタワーでいつか会おうとスホと約束したことを思い出し南山に向かいます。
「会いたくて、死にそうだった」
南山ソウルタワーで偶然再会するジュギョンとスホ。スホはジュギョンに会いたかったという切ない気持ちをこの場所で伝えます。
このシーンは南山ソウルタワーの屋外展望台にある愛の鍵(サランエ・チャムルセ)ゾーンで撮影されたもの。恋人たちがここで「永遠の愛」を誓い、鍵を掛けるようになったことから、いまでは南山の名所になっています。
またドラマの中でジュギョンがスホに思いを馳せながら乗った南山ケーブルカー(ロープウェイ)も、南山に行く機会があればぜひ利用してみましょう。ロープウェイのゴンドラからは明洞や乙支路などソウル中心部が一望できます。特に夜景が美しく、夕陽が沈んだ後に乗車すると、ソウルの素晴らしい夜景がお楽しみいただけます。
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南山ソウルタワー(愛の鍵)
※上記の内容は2021年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください