済州(チェジュ)国際空港及び襄陽(ヤンヤン)国際空港(江原道)に到着する国際便を利用して韓国に入国する外国人のうち、一部の入国者に限定してビザなし入国が来月から認められることとなりました。
韓国政府関係者は4日、中央災難安全対策本部の会議の席上、このような内容を明らかにし、来月6月1日(水)から実施する運びとなりました。これまでコロナウイルス感染症-19(COVID-19)の感染拡大防止のため、2020年2月4日からビザなし入国を暫定的に中断してきましたが、ビザなし入国の一部再開はおよそ2年4か月ぶりとなります。
済州国際空港から入国する外国人の場合、無査証除外国家24か国・地域※及び査証免除協定が相互停止している日本・香港・台湾・マカオなど10か国・地域※のパスポートを所持する外国人を除きビザなしで入国でき、最大30日間済州島に滞在することができるようになります。
また襄陽国際空港から入国する場合は、ベトナム・フィリピン・インドネシア・モンゴル国籍の外国人で5人以上の団体観光客に限って最大15日間、到着空港のある江原道及びソウル首都圏のみの観光を条件にノービザ入国が認められます。対象国の国民で襄陽国際空港に団体観光客として入国しようとする外国人は必ず指定の旅行会社を通じて旅行を手配しなければなりません(ただし、モンゴルについては今年10月から実施予定)。
今回発表された済州国際空港・襄陽国際空港到着の国際便を利用する一部の外国人を対象にしたノービザ入国が再開されることにより、今後、観光を目的とした外国人の韓国訪問がより一層増加するものと期待されています。
※済州国際空港無査証除外国家・地域(24か国・地域):イラン、スーダン、シリア、マケドニア、キューバ、コソボ、パレスチナ自治政府、アフガニスタン、イラク、ガーナ、ナイジェリア、イエメン、エジプト、ガンビア、セネガル、バングラデシュ、キルギス、パキスタン、ソマリア、ウズベキスタン、ネパール、カメルーン、スリランカ、ミャンマー
※相互主義による無査証入国停止国家・地域(10か国・地域):日本、台湾、香港、マカオ、グレナダ、ミクロネシア連邦、サモア、ソロモン諸島、キリバス、トンガ