2021/12/02
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シメルは、ラグジュアリーで品格あるスパの真髄が体験できるスポット。1万3000㎡の広さの施設は、韓国のチムジルバンとヨーロッパのスパを融合し、特別な雰囲気と魅力を持っている。
夏。水遊びを楽しみたいけれど、熱く照り付ける日差しが悩みだ。涼しい水の中にいても、首や頭に照り付ける強い日差しのせいで、長時間遊ぶのがつらい。屋内の空間で快適に多彩な水遊びが楽しみたいとき、パラダイスシティ「スパ・シメル」は賢い選択肢になる。「シメル」は「Ciel(空)」と「Mer(海)」を組み合わせた造語で、空と海の間、地上のパラダイスを意味する。名前の通り、足を踏み入れた瞬間、「ここは天国かと感じるほど」高級感がありつつも華やかな雰囲気に圧倒される。パラダイスシティ「スパ・シメル」のあちこちを巡れば、まるで高級スパのツアーをしているような気分になる。ヨーロッパの有名なスパスポットにも負けない。涼しげなブルーのタイルのプールに白いサンベッドが並んでいる休憩スペースであるウォータープラザは、イタリアのサン・マルコ広場を連想させる。エキゾチックな雰囲気のウォータープラザを含め、多彩なプールとスパ施設を完備する。1階には、LEDメディアアートをあしらったスパ・シメルの差別化されたプールパーティーが楽しめるアクアクラブ、ウォータープラザ、アウトドアプールと洞窟スパ、バーチャルスパ がある。2階には、スパ・シメルの内部を眺めながらひと休みできるインドアインフィニティプールがある。3階には西海のサンセットが眺められる屋外インフィニティプール、ミルキー風呂やヒノキ風呂などを完備する露天スパゾーンをはじめ、4階から滑り降りてくるアクアループスライド、トルネードスライドなどの楽しみが満載だ。韓国の伝統チムジル文化を楽しみながら疲れを解消できるチムジルスパゾーンも2階と3階に入っている。
屋内・外にまたがるアクアスパゾーンの8つのエリアのうち、中心となるエリアはウォータープラザだ。イタリアのサン・マルコ広場をモチーフに設計された水深1.3mのプールで、一年中エキゾチックな雰囲気の中でゆったりと過ごすことができる。LEDメディアと音楽が一つになったアクアクラブでは、多彩なイベントが開催される。一方、洞窟スパは、高い天井に落ち着いた照明が設置されており、まるで洞窟を連想させるエリアだ。外の喧騒を避けて、落ち着いてゆっくりと過ごすことができる。入口の奥の迷路のような空間で体験するフローティング・イン・サウンドプログラムもある。
アクアスティックと水中枕の浮力を利用し、水面上にからだを浮かした状態で耳だけを水に浸けて水中スピーカーから流れる音楽を聞く。暗くこぢんまりした空間で、ゆらりと揺れる水面の上に漂いながら聞く美しい旋律に、心も体もゆったりできる。バーチャルスパは、幻想的でロマンチックな雰囲気が漂う空間だ。三面の壁がLED画面となっており、まるで夢の世界にいるような錯覚を覚える。画面いっぱいに表示される自然の風景を眺めながら、頭の中の雑念を捨てるのにいい。もっと自然を近くで感じてみたいなら、3階のインフィニティプールに行ってみよう。空を赤く染める西海の美しいサンセットと、近くの仁川空港に飛行機が着陸する光景は、長く記憶に残るシーンになるはず。西海のサンセットをバックに写真を撮って、SNSにアップするのもお忘れなく。カップル、家族連れなど、誰と一緒に訪れてもロマンチックな時間を過ごせるだろう。
江原道横城のアベマキ、ノクチュ山の麦飯石、北漢山の紫水晶、福岡県産のヒノキがチムジルバンのインテリアに使われている。名前を聞いただけで溜まった疲れが取れそうだ。韓国の街でよく見かけるチムジルバンと一番似ているのが堅炭チムジルバンだ。堅炭から放出されるマイナスイオンと遠赤外線が心を落ち着かせ、疲れをほぐし、血行を良くしてくれる。現在は新型コロナウイルス感染症の影響で団体で行うプログラムは一時休止中だが、今後状況が良くなれば再開される予定なので、訪れる前にホームページのお知らせをチェックしよう。
スパを楽しんでいると、お腹が空いてくるもの。食事のために外に出なくても、シメルの中で多彩なグルメが楽しめる。本格的に食事ができるフードプラザ、ラスベカスのスポーツバーのような楽しい雰囲気の中でスポーツを観戦しながら軽くお酒が飲めるスポーツバーX、素材本来の味を生かしたヘルシーメニューがいただけるザ・レストラン、チムジルバンに欠かせないスナックなどを販売するスナックバーまで多彩だ。