2021/12/02
72
韓国を代表する韓方プレミアム化粧品ブランド「雪花秀」の長年の知恵が詰まった雪花秀スパプログラムを利用できる。伝統の韓方療法を基に、疲れたお肌をケアして身体のバランスを取り戻してくれる。高級で品格ある空間で行われる至れり尽くせりのスパサービスは、贅沢な気分にしてくれる。
武陵渓谷に入ると、4960 ㎡に上る巨大な岩の武陵盤石が目に飛び込んでくる。昔の名筆家や詩人・墨客が文字を刻んだ岩刻書が有名である。大きな岩に刻まれた文字のように、武陵渓谷と頭陀山が織りなす風景は、まるで武陵桃源にやって来たかのような気分にする。武陵渓谷の入口には、森の中での散策とヒーリング体験のどちらもできる東海武陵健康の森がある。東海武陵健康の森は東海市が運営しており、宿泊、食事、癒しのプログラムのすべてが楽しめるところだ。
夏に特に人気のある場所がある。自然にやさしい水遊び場、「東海武陵五仙女湯」である。野外に設けられた5ヵ所のプールで涼しい水遊びが楽しめるところで、他のプールに劣らぬ設備を誇る。澄んできれいなことで有名な武陵渓谷の水を使ったプールなので、より満足できる。また、自然の中でのんびりと水遊びが楽しめるので、混み合う他のプールよりいいほどだ。脱衣所、化粧室、水遊び安全管理所などの付帯施設も完備しており、すべり止めマットも設置されている。周りの緑豊かな森が織りなす美しい風景を楽しみながら、涼しげな水の中で遊んでいると、ここが桃源郷なのではないかと思えてくる。浮き輪をして涼しげに水遊びを楽しむ子どもたちの姿は嬉しそうだ。東海武陵健康の森には、多彩な体験と宿泊プログラムが用意されている。日帰り体験プログラムとしては、まず自然素材 を利用したものづくり体験がある。
天然染料と図案を利用してエコバッグやエコTシャツ、エコポーチを作るプログラムは安く利用できるため、家族連れで楽しむのにぴったり。石膏芳香剤やアロマディフューザーを作るアロマ体験は心身を安定させ、ヒノキチップを用いた枕作りに挑戦すれば短時間で世界にたった一つのお土産を作り、持ち帰れる。茶薫瞑 想は熱いお茶から立ち上る湯気を顔に当てるプログラム。この湯気は血行を促して肌のトーンを明るくする。免疫力アップに優れた効果を発揮する温熱セラピー体験も人気がある。所要時間は40分で、カプセル型のベッドに入ると全身が熱気に包まれる。温熱セラピー室にはアトピー診断器やストレス測定器、体脂肪測定器などの専門設備が整っており、看護師も常駐しているため、自分に合った健康管理法をアドバイスしてもらえる。テーマ体験室は、絹雲母チムジルバン、黄土チムジルバン、塩洞窟、ヒーリングルームで構成されている。ここで特におすすめしたいのは、韓国産の天日塩で作られた塩洞窟。利用法はとても簡単で、チムジルで体を温めてから涼しい塩洞窟に備えられているベッドの上で、20分ほど深い深呼吸をしながら休むだけ。気管支炎、喘息などの呼吸器疾患やアトピー性皮膚炎などの皮膚の炎症を和らげる効果がある。ヒーリングルームのマッサージチェア、骨盤運動器、音波振動器は追加料金なしで利用可能。
東海武陵健康の森の真価を知るには、ヒーリング宿泊棟に滞在してプログラムに参加するのがおすすめだ。すべての宿泊施設は、黄土、ヒノキ、絹雲母などの自然に優しい建材で建てられている。アトピー性皮膚炎があったり、幼い子どもがいて環境ホルモンなどが心配な方でも、安心して利用できる。宿泊施設は2人室から8人室まで用意されていて、テレビ、エアコン、化粧台、冷蔵庫、ドライヤーなど宿泊に必要な備品がきちんと備わっているので、長く滞在しても不便を感じない。調理などはできないが、心配はいらない。センターが運営している食堂で、自然の健康食のメニューを提供している。韓国産の環境にやさしい食材を使って調理した、低塩・低ナトリウムの献 立により、ヘルシーなお食事を提供している。カボチャ粥、そば餃子、卵サンドイッチ、干しスケトウダラと豆もやしのスープなど、ボリュームたっぷりの構成のヘルシーな食事だ。
東海武陵健康の森に行くなら、ついでに武陵渓谷を探訪したり、頭陀山に登ったりするのもおすすめ。三和寺と観音瀑布を通る探訪コースは往復50分、観音庵と龍湫瀑布を通る循環コースは約2時間30分。頭陀山の登山コースは5つあり、いずれも半日以上かかる。渓谷の周辺には郷土料理店が集まっているため、お腹が空いても安心。