2021/12/02
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ハワイリゾートは、海外有数の山岳リゾートに劣らない自然環境を誇る。春から秋までは野生花が満開し、冬には輝かしい雪原が広がる。高原地帯ならではの気候は、真夏にも快いアウトドアが楽しめるようにしてくれる。ハイワンリゾートは、最近多様な体験プログラムを充実化して名品ウェルネス観光スポットとして生まれ変わっている。
HAO は「High1 Activity Organizer」の略語で、ハイワンリゾートのアクティビティガイドの役割を果たしている。彼らは顧客がリゾートに留まる間に楽しめるヨガ、トレッキング、瞑想などの多様 な体験活動のプログラムを実施する。ハイワンリゾートは江原道旌善の白雲山の山すそに位置 している山岳リゾートで、韓国トップレベルの規模の施設を整備している。冬にはスキー場、夏にはウォーターパークなどとエンターテインメントが多く、周辺の景色が素晴らしいため恵まれた癒しの旅先として挙げられる。どの季節に訪問してもリラックスして休憩できるのはもちろん、遊びや楽しみ物も多いため豊かな旅を保障してくれる。自然に埋もれて癒しをしてから多様なアクティビティでスリルを楽しむこともできる。
HAO ウェルネスは、日常に疲れただるい身体を覚ますプログラム。代表プログラムとしては「瞑想&花茶」「瞑想&茶食」「ケレンシアヨガ」がある。すべて雲厳亭または森に囲まれたヒーリングハウスで実施する。ドラマ『食客』の背景として有名な雲厳亭は、伝統韓国の美しさを活かした建物である。リゾート本館から遠く離れているヒーリングハウスは、パレスホテルの上にある丘に位置している。リゾート周辺を 囲んでいる峰とハイワンC.Cが一目で見下ろせる。花茶と共に瞑想をするか伝統茶食を作る体験をすると、乱れた心が静かに落ち着く。
50 分以上行われる瞑想は、呼吸瞑想・活動瞑想(ボディスキャン)、胎児姿勢呼吸でまとめる。呼吸から身体の固まった部分を意識して見つけて弛緩に集中している、といつの間にかだるくな る。ケレンシアヨガは難しくない動きを中心に行われる。1回の参加人数は4人(新型コロナの影響)で制限している。プログラムを終えるとノカンゾウ茶が提供される。微かな香りと共に微妙な甘みが漂う茶である。ハイワンリゾートの社花でもあるノカンゾウは、7月と8月の真夏に花が咲き、花言葉は「待ちかねる」である。咲いた花が見られない冬場の訪問顧客のために、形をよく維持しているつぼみ を選んで茶を煎れる細かい配慮が目立つ。
HAOトレッキングは、ハイワンリゾート所属の専門森ガイドと共に標高1,000m以上の山道を歩きながらフィトンチッドで心身をきれいにするプログラム。地帯が高いため、平地ではなかなか見られない多様な植物群に出会える。ハイワンリゾート周辺の山奥は、石炭を運んでいた「運炭高道」から伸びた探訪路がクモの巣のようにつながっている。運炭高道をつなぐトレッキングコース全区間の長さはおよそ170kmを超えている。旅行客が自分の体力や調子に合わせて選べるよう、4つのコースで構成される。最短コースの「誰もがトレッキング」コースは、カタツムリの森道~団体の森道を回る2.7kmのコース で、平地がメインであるため誰もが気軽に楽しめる。2時間日程の「瞑想とトレッキング」コースは、ヒーリングハウスの裏に続くトゥルレ道を歩くコース。真夏の暑さでも樹木が茂った森に入ると、高原地帯ならではの涼しい空気が漂う。初夏には「癒しのトレッキング」コースがおすすめ。マウンテンコンド~野生花のカートツアー~ バレーハーブ~トゥルレ道4~シラカバの森道~武陵桃源の道~バレーコンドを回る延長5.5kmのコースで、4時間ほど所要される。6月にはバレーコンド一帯に満開した韓国最大規模のシャスタデイジー群落が楽しめる。外来種のシャスタデイジーは、韓国のチョウセンノギクに似ている 花。形が目玉焼きに似ているため、子供たちに好かれる。シャスタデイジーの花言葉は「忍耐、純粋、平和」である。広 い野原に満開したシャスタデイジーを見ていると、胸いっぱいに純粋な童心を取り戻したかのように明るくなる。
HAOキッズプログラムはカバン作り、剣道、クッキングなど6~13歳の子供たちの五感発達に役立つ多様なアクティビティで構成される。2時間コースで運営され、体験専門家が子供の世話をするので、親たちは気楽に休憩を楽しめる。