2022/04/20
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皆さんはこれまで生涯忘れえぬ素晴らしい旅にめぐり逢えたことはあるでしょうか。今回ご紹介する旅は一度行ったら忘れられない、素晴らしい風景が広がるスリル満点の観光スポット・韓国の吊橋を巡る旅!
ゆらり揺れながら橋を渡るスリル感もさることながら、周囲には大自然の素晴らしい景色が広がっています。韓国の地方まで足を伸ばす機会があれば、ぜひ訪れていただきたい今イチオシの観光スポット・吊橋。
今回は昨年末から今年にかけてオープンしたおすすめの韓国の吊橋3か所をご紹介します。ありきたりの日常から脱して気分転換、そしてスリルを求め、さあ韓国各地の吊橋を巡る旅に出かけましょう!
全長404m、最高点の標高およそ200m。その数字を聞いただけでも身震いしそうなその巨大なスケール、そして橋板が透けて見えるこの吊橋は、江原(カンウォン)特別自治道南西部・原州(ウォンジュ)の小金山(ソグムサン)グランドバレーにある、小金山チュルロン橋(チュルロンダリ=출렁다리)に続いて今年2022年1月にオープンした第二の吊橋・ウルロン橋(ウルロンダリ=울렁다리)。すがすがしさを感じる山々、そして河岸絶壁の素晴らしい風景など、日頃のストレスも一気に晴れてしまうほど素晴らしい光景がここにはあります。
小金山の麓を蛇行する三山川(サムサンチョン)が作り出した深い渓谷に架かる小金山ウルロン橋は、名称にウルロン(울렁)=ドキドキ、という文字が入っている通り、橋板の一部が透明で真下が見えるようになっており、また全長404mという長さゆえ先に出来たチュルロン橋よりも揺れ、肝試しをしているようなスリルあふれる吊橋。心臓はドキドキ、目もうつろとなってしまうほどのスリル感ですが、きっと原州を訪れた忘れえぬ思い出となることでしょう。
潭陽八景のひとつ玉筍峰(オクスンボン)、そして南漢江(ナマンガン)上流の清風湖(チョンプンホ)に囲まれた素晴らしい自然の中にあるのがここ、忠清北道(チュンチョンブクド)堤川(チェチョン)にある玉筍峰吊橋。周囲にはしばらく湖畔で足を止め眺めたくなるほど素晴らしい風景が広がっています。おそるおそる吊橋を渡りはじめると、水面からはそよ風も吹き寄せ、何か優しささえも感じさせる、そんな不思議な場所です。吊橋を渡るかどうかためらっていたのも束の間、いつしか笑顔あふれる旅の思い出のひと時となることでしょう。
2021年10月にオープンし半年ほどしか経っていませんが、すでに数万人の観光客が訪れ、堤川一の人気観光スポットとなった玉筍峰吊橋。清風湖、 玉筍峰、龍潭(ヨンダム)瀑布など周辺に観光地も多く、短い旅のスケジュールでもさまざまな観光スポットが楽しめる、それがここ堤川の魅力です。
涼しげな湖上に絵画で描かれたような美しい姿を現すこの吊橋は、昨年2021年11月末に正式オープンした忠清南道(チュンチョンナムド)論山(ノンサン)にある塔亭湖(タプチョンホ)吊橋。橋板の一部は網のようになっており澄んだ水面も見え気分は最高、湖を囲むように聳える山々の緩やかな稜線を眺めていると、次第に心までも癒されてくる、そんな素敵な場所です。
オレンジ色に染まる夕暮れ時、そして夜の帳が下りた後の塔亭湖吊橋もまた素晴らしい風景となります。巨大な漆黒のキャンバスの中央に架かる吊橋はカラフルなLEDに照らされ幻想的な姿を見せてくれます。昼間は橋を渡りスリルを、夜は湖畔から素晴らしい夜景を、そんなさまざまな楽しみ方ができるのがここ、塔亭湖吊橋です。
幼い時、美しい風景を見て感じた純真無垢な感動を、そして同時に足元もすくんでしまいそうなスリルをも実感できる、それが韓国の吊橋の醍醐味です。楽しさいっぱい、日常ではチャレンジできないスリル感、そんな貴重なチャンスが得られる特別な観光スポットへ、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
※上記の内容は2022年3月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。