
韓半島は分断国家であり、DMZには分断による痛みと平和に対する願いが込められています。DMZは1953年7月27日の「停戦協定(韓国戦争休戦協定)」に基づいてつくられた緩衝地帯で、軍事境界線を中心とした南北それぞれ2キロメートルの地帯を指しています。ここは今まで60年以上、民間人の出入りが規制されており、手付かずの自然が保存されているため、生態観光地としても注目されています。
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため一部観光地および列車は休業/運休している場合がありますので、必ずお確かめの上おでかけください
DMZツアーについて
DMZの名所は民間人統制区域内にあることが多いため、個人訪問できないところが多くあります。DMZの主な名所を効率的にめぐることのできる「平和列車DMZトレイン」を利用すれば、便利にDMZ旅行を楽しめます。DMZに行くときは忘れずに身分証明書やパスポートを携帯しなければなりません。また、写真は許可された場所でしか撮影できないため、注意が必要です。板門店観光は旅行会社のDMZ連携観光商品を利用してのみ可能です。
平和列車DMZトレイン

平和列車DMZトレインは、ソウルを出発してDMZへ向かうKORAIL(韓国鉄道公社)の観光列車です。都羅山(トラサン)安保観光、漣川(ヨンチョン)ドリーミングツアー、鉄原(チョロン)安保ツアーといった3つのパッケージツアーが販売されています。
※漣川ドリーミングツアーと鉄原安保ツアーは京元線( 東豆川~白馬高地)工事のため2019年4月1日~2021年3月31日まで運行中断
都羅山安保観光

都羅山(トラサン)駅

ソウルと新義州をつなぐ京義線鉄道の駅のうちのひとつで、金大中大統領とアメリカのブッシュ大統領が訪れて世界から注目を浴びました。韓半島統一の願いを象徴する代表的な場所といえます。
都羅山平和公園

都羅山平和公園には韓半島の形をした生態池や観察デッキがあり、DMZの自然生態を体験することができます。公園内の展示館では都羅山の歴史やDMZの自然生態資料などを最新の立体映像によって見ることができます。
都羅(トラ)展望台 LINK

都羅展望台は韓国の西部戦線軍事境界線の最北端に位置する展望台で、北韓の開城市や松岳山、金日成の銅像などを望遠鏡を通して眺めることができます。望遠鏡のすぐ前にはGOP(全般前哨)ラインがあり、軍事地域なため写真撮影は厳格に禁止されています。また、都羅展望台は民間人出入統制区域内にあるため一般人の出入りが制限されており、都羅山安保観光パッケージツアーでのみ訪問可能となっています。
第3トンネルLINK

第3トンネルは北韓が韓国に侵入するためにつくった地下空間で、1978年に発見されました。トンネルの規模は幅2メートル、高さ2メートル、全長1,635メートルで、1時間に3万人の兵力が移動できる規模があります。 ここにはDMZ映像館、象徴オブジェ、記念品販売場などの施設があり、さまざまな見どころを提供しています。
- 運行日: 水曜日~日曜日(1日1本/年中運行)
- コース:龍山駅(10:08)出発⇒ソウル駅(10:15)⇒臨津江駅(11:24)到着後身分証確認(11:32)⇒都羅山駅到着後連携バス乗車(11:43)⇒都羅山平和公園(12:10)⇒統一村内で各自昼食(13:00)⇒都羅展望台(14:00)⇒第3トンネル(14:40)⇒統一プラットホーム観覧(15:50)⇒都羅山駅(16:27)出発⇒ソウル駅(17:47)⇒龍山駅(17:54)到着
- 料金(龍山駅出発基準):大人(満13歳以上)36,000ウォン※出発駅ごとに料金は異なります
- 予約:
※オンライン予約
http://www.korailtravel.com/web/goods_view/index.asp?page_nm=goods_list&strApart=K&strBpart=G&strCpart=05(韓国語)
※各汽車駅のコレール旅行センターで予約可能
※コレールホームページで「龍山駅~都羅山駅」区間のDMZ列車のみを予約し、都羅山駅到着後に現地で「都羅山安保観光」への参加申し込み可能 - ホームページ:
コレール観光開発http://www.korailtravel.com/(韓国語)
コレールhttp://www.letskorail.com/ebizprd/prdMain.do(日本語あり)
坡州市文化観光https://tour.paju.go.kr/(日本語自動翻訳機あり)
京畿道DMZ(非武装地帯)http://dmz.gg.go.kr(日本語あり)
- 韓国観光案内電話:+82-2-1330(日本語)
最終更新日:2020年10月12日