夏至を頂点に夏は冬の季節と比べ昼間の時間が長くなり、観光をしていても明るい時間帯に外で過ごすことが多くなります。とはいえ24時間眠りを知らないダイナミックな不夜城・ソウルは夜の帳が下りても、また別の魅力があります。それは韓国ならではのナイトグルメ！
今回は真夏の夜、夜間観光とナイトグルメを同時に楽しめる「夜食夜行（ヤシクヤヘン）」の旅へ皆さんをご招待したいと思います。

盤浦大橋がライトアップされたら、「自販機ラーメン」！

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近頃、ソウル中心部を東西に流れる漢江（ハンガン）の河川敷にある漢江公園で人気の食べ物といえば、公園内のコンビニにある自動調理機で作るインスタントラーメン、通称「自販機（チャパンギ）ラーメン」。
コンビニで袋麺を買うとレジで紙製の器と割りばしがもらえ、麺を取り出して器に入れ、器の側面についているバーコードを自動調理機のバーコードリーダーにかざしたら準備完了。調理開始ボタンを押すと調理がスタートし、自動調理機が適量のお湯を注いで調理してくれます。
ラーメンができあがったら漢江の美しい景色を眺めながらお食事タイム！特に夜は夜景が素晴らしく、盤浦大橋ムーンライト・レインボー噴水で有名な盤浦漢江公園がおすすめです。素敵なソウルの夜景を見ながらの一杯は、いつも以上においしく感じられることでしょう。

清渓川を散策した後は乙支路ノガリ横丁でノガリを肴に生ビールタイム！

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昼はソウルで働く人々の憩いの場となり、夜はきらびやかな明かりが灯り観光客をはじめ多くの人々が集う清渓川（チョンゲチョン）。その清渓川の素晴らしさは陽が暮れた後にやって来ます。全長10.79kmに及ぶ清渓川の散策路にはおよそ8800個のライトが設置され、清渓川の川縁は幻想的な雰囲気となります。特に清渓川で一番の人気スポット・清渓広場にある滝の夜間ライトアップはおすすめです。清渓広場の滝は24時間一年を通じて水を湛えており、いつ訪れてもその素晴らしさをお楽しみ頂けます。
川縁をしばし散策し疲れてきたかなと思ったら、清渓川に22ある橋のひとつ「観水橋（クァンスギョ）」そばの階段を上り道路に出てみましょう。道を南へ少し歩いていくと、ソウル地下鉄2・3号線の乗換駅・乙支路3街（ウルチロサムガ）駅が見え、そのすぐそばには酒の肴に最高なヒメタラの干物・ノガリを片手に一杯できる乙支路ノガリ横丁があります。
乙支路ノガリ横丁では生ビールとノガリのセットが手ごろな値段で楽しめることから、20代からサラリーマンまでさまざまな年代の人々がビールジョッキを傾け一日の疲れを癒しています。物静かな清渓川とは対照的な活気あふれる雰囲気の中で、ノガリを肴に生ビールをグイっと一杯、いかがでしょうか。

サムギョプサルでお腹一杯になったら運動も兼ねて夜のソウルを散策

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韓国の人々が一日の締めに焼酎片手にみんなでテーブルを囲んで食べる大好きなメニューといえば豚バラ焼肉「サムギョプサル」。
一言でサムギョプサルといってもバリエーションはさまざま。冷凍サムギョプサル、テペサムギョプサル（薄切りサムギョプサル）、ソットゥッコンサムギョプサル（サムギョプサルの釜蓋焼き）、トンテジサムギョプサル（厚切りサムギョプサル）など様々な種類があり、どれを選んでいいか迷ってしまうほど。 サムギョプサルを包んで食べるサンチュなどの葉物野菜や、テンジャンチゲ、焼き飯などもサムギョプサルには欠かせない名脇役です。また、肉を焼く鉄板や石のプレートに白菜キムチをのせ焼肉の脂で焼く「焼きキムチ」も大変美味で、サムギョプサルを食べるときにはお忘れなく。
おいしいお肉を食べてお腹いっぱいになったら、腹ごなしに「ソウル路7017」で夜の散歩を楽しんでみましょう。ここは元々、高度経済成長期に造られた自動車専用の高架道路で、老朽化により取り壊されるところを計画変更、都市再生プロジェクトにより2017年、高架式の遊歩道に生まれ変わりました。夜はライトアップされ、ロマンチックな雰囲気になります。

ユッケタンタンイを味わったら駱山公園で夜景を満喫

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一日の締めの晩御飯に何を食べようか迷ったら、広蔵市場（クァンジャンシジャン）はいかがでしょうか。昼間活気にあふれていた市場のお店が一つ二つと一日の商いを終えるころ、市場のとあるところには三々五々人々が集まり始めるところがあります。それは広蔵市場にあるユッケ横丁。
ユッケに生きたままのテナガダコをぶつ切りにしたナクチタンタンイを豪快に乗せた料理・ユッケ（ナクチ）タンタンイに、大根のスープ・ムッククと焼酎さえあれば、一日の疲れも吹き飛んでしまいます。
市場のおいしい料理でお腹いっぱいになったら、近くにある駱山公園（ナクサンコンウォン）へ足を延ばしてみましょう。 駱山公園はソウル地下鉄1号線と4号線の乗換駅・東大門（トンデムン）駅北側から4号線恵化（ヘファ）駅・大学路（テハンノ）付近まで続くソウル漢陽都城の散策路沿いの公園で、都会の雑踏から少し離れ物静かにソウルの夜景を楽しむことができます。地元・ソウル特別市はこの駱山公園を「歴史のある光の公園」と紹介しており、このことからも夜の夜景が美しいことがうかがえます。
公園の高台からは東大門デザインプラザや梨花洞（イファドン）の歴史ある古い家屋など、ソウルの観光名所が眺められます。公園には多くの街路灯があり、夜でも安心して散策を楽しむことができます。

※上記の内容は2022年6月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。