韓国南部の島・済州島の旅の楽しみといえば、済州ならではのグルメや済州限定のショッピングアイテム。地元・済州の食材をふんだんにつかった料理は島を旅する人々の空腹感を満たし、済州の雰囲気あふれる様々な土産物は、家に戻った後も楽しかった旅の思い出を振り返る記念になります。
今回は「済州Must Eat & Must It Item」と題して、済州のおすすめグルメやアイテムを一挙ご紹介します。

済州ならではのおすすめグルメ

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韓国の人々が愛してやまないグルメといえばフライドチキン。熱狂的なフライドチキン好きの人の中には、フライドチキンを神様・ハヌニムのような存在と崇め、「チヌニム」と呼ぶこともあるほど。そんな韓国で国民的な人気のチキンもここ済州ではまた一味違った味わいのチキンになります。それは済州島のチキン専門店「済州スロプタク（スロッタッ）」で販売されているテンギュルチキン。
甘いみかんのことを済州の方言でテンギュルといいますが、このテンギュルチキンには文字通り、甘いみかんで作ったソースがからまる済州でもここだけのみかん風味のフライドチキン。しつこい味になりがちなフライドチキンの衣に甘酸っぱいみかんソースがからみあい、柑橘系のさわやかな味わいが魅力で、ついつい食べてしまいます。とかく辛いものが多い韓国のグルメですが、このテンギュルチキンは辛い食べ物が苦手の外国の方にもおすすめグルメです。
食後に甘いデザートをお好みの方には、済州特産の柑橘類・漢拏峰（ハルラボン）やピーナッツが入ったアイスクリームや牛島（ウド）アイスクリームがおすすめ。漢拏峰アイスクリームの甘酸っぱい味わいやピーナッツアイスクリームの香ばしさの魅力にひかれることまちがいなしです。
また、ドリンクをお望みの方には、済州産漢拏峰のさわやかな味わいが素晴らしい「済州グリーン漢拏峰モヒートブレンディッド」がおすすめ。済州道内のスターバックでしか味わえないドリンクで、済州を訪れたらぜひ味わっていただきたいおすすめの一杯です。

韓国で人気のスターバックス済州限定MD

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韓国でも人気のコーヒーチェーン・スターバックス。中でも済州にある各店舗には他のエリアのお店では買えないスターバックス済州限定MD（マーチャンダイズ＝商品）があり、人気を呼んでいます。
一番人気の済州限定商品「済州ハルバンキーチェーン」は、スターバックスの店員に扮した済州島で有名な石像・トルハルバンの人形が付いたキーホルダーで、済州特産の柑橘類・漢拏峰をかたどった飾りもついてまさに済州島、といったデザインとなっています。
また、夏限定で販売される済州アジサイエコバッグは、初夏に咲く美しいアジサイが描かれたさまざまなシーンで利用できるエコバッグで、「アジサイの名所」と言われる済州をソフトなタッチで表現しています。
これ以外にもスターバックス済州限定MDには、済州ツアーマグカップ、済州海グラス、済州マグネット6種セット、済州アジサイ・ベアリスタ・キーチェーンなどもあります。

済州ならではのショッピングリスト

お酒好きの方なら、済州島でぜひお求め頂きたいのがこれ。創業1950年、今年2022年で72年を迎える地元済州の焼酎「漢拏山」のミニチュアボトル。
漢拏山のミニチュアボトルは、済州を代表する焼酎・漢拏山を土産・記念品用に小瓶にした人気の商品。焼酎「漢拏山」は火山岩層で濾過された済州の宝の水・火山岩盤水で使って醸造した焼酎で、透明なガラス瓶とすっきりとした飲み心地が特徴の焼酎です。ミニチュアボトルは一般の焼酎瓶の4分の1ほど80ｍｌの容量で、飲みきりサイズとなっており、済州道内のコンビニなどで6本入りのミニチュアボトルセットが販売されています。

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また、済州だけでしか入手できないキャラクターグッズもあります。それは韓国をはじめ世界の人々に人気のカカオフレンズのキャラクターグッズ。
ライアン、アピーチなどで有名なカカオフレンズは、そのかわいらしいキャラが受けて世界の人々から愛されています。すでに、ソウルの明洞、弘大、江南などのフラッグシップストアは、海外からの観光客の定番観光スポットにもなっているほどの人気です。
韓国全国にあるカカオフレンズのお店の中でも、ここ済州にあるお店では他の系列店ではお目にかかることのない済州限定「フレンズ in 済州」エディションが販売されています。
フレンズ in 済州エディションは済州エリア限定の商品で、済州道を代表する漢拏峰やみかん、海女さんなどとコラボした商品となっています。済州限定の商品は済州空港JDC免税店、新羅免税店などで販売しています。
なお、みかんライアンぬいぐるみをはじめとした多くの済州限定グッズは品切れとなることがあるので、インターネット免税店で事前予約購入するのがおすすめ。代表的なグッズには、済州漢拏峰ライアン人形、海女ライアン人形、済州ミニ人形ハルバンライアン※などがあります（※一部グッズは入荷の状況等で現在販売されていないものもありますので、詳しくは販売店に在庫状況をお問合せください）。

また、済州のお土産の定番とも言える済州特産のみかんをつかった土産物も見逃せません。人気の済州みかん関連商品には、みかんチョコレート、みかんチョコレートクランチ、みかんチップ、みかんタルトなどがあります。ご購入は済州国際空港内のギフトショップ、済州市内の伝統市場や直販場などで可能です。

済州パン屋めぐり

旅のお供になくてはならないのがおやつ。特にその土地の特色が色濃く表れている地元の銘菓を味わうもの旅の醍醐味のひとつです。さしずめ韓国中部の忠清南道（チュンチョンナムド）天安（チョナン）ならクルミとこしあん入りの焼き菓子・ホドゥグァジャ、韓国の古都・慶尚北道（キョンサンブクド）慶州（キョンジュ）ならもち麦を使って作ったどら焼きのような形をしたチャルポリパン、といったところでしょうか。
最近では地方の人気グルメを求めて、まだ全国的にはあまり知られていない、地元の特産物を食材にした「ローカル人気店」をめぐる人々が増えてきています。

ここ済州島にも地元の人々に愛されているそんなお店がたくさんあります。とはいっても済州を代表するみかんや黒豚関連のお店ではありません。それは、長い行列ができる「他とは一味違うユニークなパン」を作るパン屋さん。
まず、最初にご紹介するのは、咸徳（ハムドク）海水浴場からほど近いベーカリーで売られているマノンバゲット。昼過ぎには売り切れになってしまうほどの済州の名物パンです。
マノンバゲットのマノンとは、済州島の方言でニンニク（標準語ではマヌル）のことで、噛み応えのあるバゲットに済州産ニンニク入りのガーリックバターをたっぷり塗って焼き上げたパンです。大きさも通常のバゲットの1.5倍はあります。おやつ代わりにと思って食べると、食事代わりに食べに来た方がよかったと後悔してしまうほどのボリュームですので、注文するときにはご注意を。

次に立ち寄るお店のパンはヨモギパンとポリパン。麦で作ったポリパンというと、慶州にあるどら焼きのような形の、もち麦で作ったチャルポリパンを思い出す方も多いかと思いますが、済州のポリパンは蒸しパン。済州まで来たらぜひ食べてみましょう。蒸し上がったばかりのヨモギパンとポリパンを口に頬張ると、その香ばしい味わいに魅了され、食も進みます。
元々、済州島は麦を使った蒸しパン・ポリパンが有名なところで、祭祀やお祝いの際には欠かせない済州島伝統の食べ物です。ポリパンはすでに地元の人々の間では人気の済州のソウルフードとして定着、韓国全国の有名店に実際に出演者が食べに出かけスタジオで論評するグルメ番組『水曜美食会』（Olive・2015～2019年）、2チームがお互いの旅のプランを競い合う旅バラエティー番組『バトルトリップ』（KBS2・2016～2020年）などでも紹介され、全国的に有名になりました。

※上記の内容は2022年7月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。