2022/10/17
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ドラマや映画のロケ地として近年よく登場する場所といえば、韓国南東部・慶尚北道(キョンサンブクド)にある浦項(ポハン)。韓国の有名観光地のなかでも屈指の風光明媚な街として知られています。
東海(トンへ)の蒼い海をはじめ、人々の情があふれる在来市場や漁村、果てしなく続く白い砂浜の海水浴場、海の上を歩いているかのような気分が味わえる海辺の散策路など見どころがいっぱいです。今回はそんな浦項でいま人気のHipなおすすめフォトスポット、4か所をご紹介したいと思います。
浦項・環湖(ファンホ/ファノ)公園にあるスペースウォークは横幅60m、奥行き57mを誇る体験型スカイウォークで、全長は333m、最も高いところでは地上からおよそ25mもあり、大変見晴らしがよくなっています。外側から見ると、まさに遊園地のジェットコースターのような外観となっていますが、どなたでも楽しめるよう120cm幅の階段となっているなどさまざまな配慮が施され大変上りやすい構造となっています。見晴らしのよい最上部を歩いていると、宇宙を歩いているかのような気分になれるということから、スペースウォークという名称がつけられました。スペースウォークからは、周囲に鬱蒼と生い茂る森など環湖公園の全景や浦項市内の街並みに至るまで、さまざまな素晴らしい景色が一望できます。
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環湖公園スペースウォーク
慶尚北道浦項市北区二加里(イガリ)にある二加里いかり展望台は上空から俯瞰すると「錨(いかり)」の形をしているユニークな展望台。青く生い茂る海辺の松林や二加里簡易海水浴場の美しい景色が周囲に広がる二加里いかり展望台の風景は、まさに一枚の絵画のよう。展望台から眺める日の出や夕暮れの風景は得も言われぬ素晴らしさで、また展望台に立っていると大海原の上にぽつんと浮かんでいるかのような気分に浸れます。
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浦項十二景のひとつに数えられ、美しい景色が広がる浦項運河は、兄山江(ヒョンサンガン)河口域と迎日湾(ヨンイルマン)を結ぶおよそ1.3kmの運河です。
いま浦項運河がある辺りは、浦項製鉄所建設などによる浦項の都市化に伴い1960年代後半から70年代にかけて浦項・東浜内港(トンビンネハン)と兄山江をつなぐ小さな水路が埋め立てられ、居住地域などが造成された地域でした。2013年にこの水路を復元し再整備したのが浦項運河で、運河周辺には散策路やサイクリングロードなども併せて作られました。
現在、浦項運河には「浦項クルーズ」という小さな遊覧船が運航されており、松島(ソンド)海水浴場沖や浦項沖などを周遊するAコース、竹島(チュクト)市場の近くや東浜内港を巡るBコースの二つのコースがあります。
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浦項を代表する海水浴場・迎日台(ヨンイルデ)海水浴場。この海辺には韓国で初めて海の上に建てられた楼閣・迎日台展望台があることでも有名です。「迎日亭(ヨンイルジョン)」と書かれた扁額が掲げられたこの楼閣は2013年大韓民国空間文化大賞を受賞し、その美しさはお墨付き。
二階建て構造の迎日亭は韓国の建築様式で建てられた楼閣で、海岸から迎日湾に突き出すような形で全長80mの迎日橋がまっすぐに伸び、その先に迎日亭の楼閣が海の上に建っています。海岸から桟橋のような橋を渡って楼閣に上ると、すぐ目の間には素晴らしいオーシャンビューが広がります。夜になると人々が行き来する迎日橋や迎日亭がライトアップされ美しい光景となります。また向こう岸に見えるPOSCO(ポスコ)浦項製鉄所や迎日湾の風景もすばらしいものがあります。
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迎日台展望台(迎日亭)
※上記の内容は韓国観光公社韓国語ホームページに2022年3月に掲載された内容を基に翻訳、日本語ページ用に一部加筆・再構成したもので、情報は2022年9月現在のものです。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。