[インタビュー] より快適な医療ツーリズムのためのパートナー、医療観光エージェンシー
[インタビュー] より快適な医療ツーリズムのためのパートナー、医療観光エージェンシー 脳腫瘍治療を受けたカザフスタンのアッサナリ(12)君とその叔母であるアイム(34)さん 重い病気にかかった患者を苦しませるのは、現実的な問題であることが多いです。治療を受けると決意した瞬間から、決して軽視できない選択肢が押し寄せてくるからです。さらに、海外での手術を決心したうえに、その治療期間が長ければ、不安要素は倍増します。ビザの問題をはじめ、滞在する宿泊先の位置や状態、通訳者の手配など、考慮すべきことがあまりにも多くて悩んでいるなら、医療観光エージェンシーに相談してみてはいかがでしょうか。現在、韓国の医療観光エージェンシーは外国人患者に寄り添うガイドでありパートナーとして、外国人患者が韓国でスムーズに治療を受けられるようサポートしています。医療機関はもちろん、宿泊先や航空券の予約、通訳サービスの提供など、医療ツーリズムを様々な面でサポートし、治療過程の全般をケアします。実際に医療観光エージェンシーを利用して脳腫瘍の治療を受けたカザフスタンのアッサナリ君(12)とその保護者のアイム(34)さんにその経験談を直接聞いてみました。 2年前に韓国で脳腫瘍の治療を受けたアッサナリ君 Q. こんにちは。簡単な自己紹介をお願いします。 アッサナリ: こんにちは。カザフスタンから来たアッサナリです。12歳で、2年前に韓国で脳腫瘍の治療を受けました。 アイム: 私はアッサナリの叔母のアイムと申します。アッサナリの治療のために韓国に来たことがきっかけとなり、今は韓国で留学中です Q. まだ小さいのに大変だったでしょう。現在の健康状態はいかがですか? アッサナリ: 今は友だちとサッカーができるくらい元気です。最近は習いたいことがたくさんできて、カザフスタンの伝統楽器も習っています。 アイム: 2022年11月に治療が終わって以来、MRI検査を受けるために年に1回韓国に来ています。通常、治療を受けてから5年間は経過観察をしながら様子を見るのですが、もうその期間も残りわずかですね。大切な甥っ子が今まで頑張ってくれたことを考えると胸がいっぱいになりますが、もうホッとしています。 甥っ子のためにいつも一緒に韓国を訪れているアイムさん Q. 幼いので早期診断が難しかったかと思いますが、どうやって脳腫瘍だと分かりましたか? アイム: ある日、アッサナリが私に頭痛がひどいと言ってきたんです。夜間に十分寝ているのに眠いとも言っていました。最初は大したことではないと思っていたのですが、その後、アッサナリの左手と顔に異常が起きたので、急いで病院に連れて行きました。左手の指と左側の顔が思うように動かなくなったんです。CT検査をした結果、脳腫瘍と診断されました。心臓が止まるかのようなショックでした。まだ10歳の子どもにとっては大変な治療になるはずでしたので。 Q. 遠方から来られたのですが、韓国で治療を受けるようになったきっかけは何でしょうか? アイム: 私自身が医者なので、アッサナリが診断されたその瞬間、どうすれば早く治るのかをまず考えました。もちろん、カザフスタンの病院で手術を受けることもできましたが、より良い医療システムが整っている環境でアッサナリが治療を受けてほしかったのです。そんな中でたまたま知人の子どもが韓国で別の病気で治療を受けたという話を聞いて、これかもと思いました。以前、韓国の病院に実習に行ってきた病院の先輩たちが韓国の医療システムについて口を揃えて褒めていたこともあり、なんとなく信頼できると思ったのです。 韓国の医療観光エージェンシーは、24時間対応のスタッフが1:1で集中ケアするサービスを提供している。 医療ツーリズムの外国人患者のために、医療ツーリズム専門の通訳コーディネーターを手配してくれる医療観光エージェンシーⓒMedical Avenue Q. 言語の壁のせいで他国での手術を受けることは難しいと思いますが、その問題はどのように解決しましたか? アイム: 最初はインターネットでたくさん検索してみたり、病院の先輩たちに相談したりしました。最終的には、韓国で治療を受けたという子のお母さんに聞いてみました。ビザの申請から病院の予約までご自身でされたのかと思っていたのですが、実は医療観光エージェンシーのサポートを受けたということでした。一刻を争う状況だったので、お母さんにエージェンシーの電話番号を教えてもらい、さっそく電話をかけました。代表の方と電話で相談すると、私の話をとてもよく聞いてくれたうえに「きっと治りますよ」と応援までしてくれて、まるでカウンセリングを受けたような気分になりました(笑)。こんなに親切で細かいところまでお客さんの気持ちを察してくれるところなら、アッサナリの治療もしっかりとサポートしてくれるという確信ができました。 航空券や宿泊先の予約から通訳者の手配まで提供する韓国の医療観光エージェンシー 医療観光エージェンシーからはどんなサポートを受けましたか? アイム: エージェンシーを介さずに韓国を訪問していたら、一人でやらなければならないことがとても多かったはずです。病院や航空券、宿泊先の予約、通訳者の手配など、スケジュールに合わせて細かく調整すべきことが山のようにあったに違いないと思います。しかし、医療観光エージェンシーを利用してみたら本当に楽でした。ビザ申請書などの書類作成はもちろん、韓国に入国したときの手続きにまで同行してくれて、精神的にも大変助かりました。さらに、入国当時はコロナ禍の時期だったので、入国後の待機(隔離)もあったのですが、そんなことまで考慮したうえで入院と検査、手術、治療のスケジュールを完璧に調整してくれました。退院の時にしばらく滞在する宿泊先の予約までしてくれたおかげで、家族全員がアッサナリの治療に集中することができました。 韓国の医療観光エージェンシーが外国人患者に提供しているサービス 医療相談及び診療の予約 - 外国人患者のための医療相談と病院の予約 医療ツーリズム専門の通訳者の手配 - 医療スタッフとの円滑なコミュニケーションをサポートする医療ツーリズム専門の通訳者の手配 空港送迎及び移動サービス - 空港から病院、宿泊先までの安全な移動サービス 宿泊・観光パッケージ - 治療期間中、快適に滞在できる宿泊施設の予約と周辺観光プログラムの提供 医療費の精算及び保険会社との連携 - 医療費の精算サポート及び患者が加入している保険会社との連携サービスの提供 治療後のアフターケアと遠隔相談 - 治療が終わった後も引き続き健康管理ができるよう、遠隔相談でアフターケア パーソナライズされた食事&介護サービス - 患者に合わせた食事(ハラール・ベジタリアンなど)の提供および介護ヘルパーの手配 Q. 一番満足したサービスがあれば教えてください。 アッサナリ: 通訳の先生です!2人とも韓国語が分からないんですが、通訳さんがいてくれたおかげでお医者さんや看護師さんに言いたいことを全部言えました。 アイム: そうなんです。もし通訳の先生がいなかったら、医療スタッフの簡単な質問にも答えられず、通訳アプリをいじっていたかもしれません。私はカザフスタンの医者なので、時々韓国の検査や治療方法が理解できない時が多かったのですが、その度に詳しく説明してくださったので、とても助かりました。何より、看護の過程で深夜や早朝に急ぎで通訳が必要になったときにも電話やメッセンジャーで通訳サービスを気軽に利用できて本当に助かりました。その他にも、病院の外に出かける時に交通カードを購入してチャージする方法やタクシーの拾い方などを教えてもらって、大変お世話になりました。おかげさまで、他国での生活なのに不便はありませんでした。 小児病棟の患者のためのハロウィンイベント、みんなが「ウィナーになる日」ⓒMedical Avenue 汝矣島漢江(ヨイドハンガン)公園で楽しんだ秋のピクニックⓒMedical Avenue Q. 色々と親しくなったようですね。特に記憶に残っている瞬間はありますか? アッサナリ: 病院でおやつやプレゼントをもらった時です。ずっと病院にいると退屈で、注射を受けるのも大変でしたが、美味しい韓国料理を食べておもちゃの車で遊んだことが楽しかったです。あ、通訳の先生と一緒に遊んだのも記憶に残っています!誕生日パーティーを2回もして、一緒に漢江公園でピクニックしました。後でまた韓国に来たら、もう一度漢江に行きたいです。 アイム: 治療が長かった分、入院期間も長かったのですし、その上にコロナ禍の時期と重なりました。それで、病院にいると辛くて苦しい瞬間がたくさんあったのですが、その度にエージェンシーから食べ物やプレゼントなど、細かいところまで気を配ってもらいました。治療を受けていた他の子どもたちとソウルの美味しいお店に行ったり、観光に行かせてくれたりしたおかげで気分転換になりました。私もアッサナリと同じく、秋に行った漢江でのピクニックが忘れられません。病院では周りに病気の人たちが多くて、辛い瞬間ばかり思い出してしまいがちですが、太陽の光に輝く漢江と笑顔の人々を見ながら心を落ち着かせることができました。通訳だけでなく、私たちの心まで癒してくださったので、本当に感謝しています 汝矣島漢江公園 位置: ソウル特別市ヨンドゥンポ区ヨイドンロ330 漢江事業本部汝矣島案内センター 運営時間: 24時間 電話番号: +82-2-3780-0561 ホームページ: Yeouido Hangang Park 韓国に対するいい思い出がたくさんあるというアッサナリ君 Q. お話を聞いていると、どんな韓国料理が美味しかったのか気になりますね。 アッサナリ: カルビタンです!僕はお肉が大好きですから。 アイム: アッサナリはカルビタンが本当に大好きです(笑)。それで、新村(シンチョン)にあるカルビタンのお店によく行きました。今も韓国に来るとカルビタンのことしか言いません。 Q. アイムさんは今、韓国で勉強していると聞きましたが、アッサナリ君の治療がそのきっかけになったのでしょうか? アイム: そうですね。病院にいる間に色々なことを学びました。韓国の病院でアッサナリを治療する方法や医療システムを見て医者として勉強になりましたし、韓国語を学びたいと思うようになって、今は韓国の語学堂に通っています。語学堂を卒業したら、大学院や韓国の病院でもっと学びたいと思っています。でも、実は韓国語が難しくて故郷に帰りたいという気持ちもあります(笑)。 Q. 病院で特に印象に残ったことがあれば教えてください。 アイム: 韓国は既に優れた医療技術を持っている国じゃないですか。それなのに病院の医療スタッフたちはそれに甘んじず、新しい技術を勉強し、新しい機器を導入して医療施設を改善していく姿が印象的でした。アッサナリの治療のために韓国に滞在していた短い間に、私の目に見えるほど病院が発展していたなんて、すごいですよね。また、医師も看護師もみんな親切です。ハードな業務に疲れているはずなのに、治療を受ける子どもたちが元気を失わないように、パーティーや文化イベントを開催してくれたり、小さなプレゼントをくれたりするんです。病院にいる間、同じ医療従事者として感心しました。 心身ともに回復した韓国での治療ⓒMedical Avenue Q. 韓国での治療経験がいい影響を与えたかもしれませんね。韓国に対する認識は変わりましたか? アッサナリ: はい!以前は韓国といえばテコンドーしか知らなかったんですが、今はそれ以上のことを知るようになりました。カルビタン、漢江、親切な人たち、僕にとってはすべていい思い出です。大きくなったら韓国で留学したいです。 アイム: もちろんです。それは韓国の人たちが親切だからだと思います。以前、5人部屋に入院したことがあります。会話も通じないし、他国の人たちに囲まれていて緊張気味でしたが、他の保護者の方たちが先に声をかけてくれて、一緒にご飯を食べようと誘ってくれました。保護者のお母さんたちはアッサナリにバナナ牛乳などのプレゼントもたくさんくださいました。韓国の「情」なんて、言葉でしか聞いたことがなかったのですが、本当に情に厚い人たちだなと思いました。 24時間アッサナリ君の面倒を見たアイムさんと医療観光エージェンシー 韓国で治療を受けながらも楽しい時間を過ごした二人 アッサナリ君も最初は紹介で韓国を訪れるようになりましたが、韓国の医療サービスに興味のある方に医療観光エージェンシーの利用をおすすめしますか? アイム: もちろんです。実際に周りに積極的に勧めています。初めて聞くサービスだから不安だと言われたこともありますが、それは私のほうからちゃんと説明しました。治療のために外国に行くと、一人では解決できないことが多くて落胆しがちですが、医療観光エージェンシーがそばでサポートしてくれると精神的にとても助かると。最初は否定的に思っていた人たちも、その言葉を聞くとみんな乗り気になるんです。病院で24時間何でも手伝ってくれる存在がいることは、とても心強いものです。 Q. 2年間の治療、本当にお疲れ様でした。健康を取り戻して何よりです。最後に、特にお世話になった人に一言お願いします。 アッサナリ: 病気の時、叔母さんが隣で色々と面倒を見てくれて、そのおかげで元気をもらいました。ありがとう、叔母さん! アイム: 辛くなかったと言ったらそれは嘘です。でもアッサナリを見ると、すぐに元気になりました。病気で元気がないはずなのに、よく食べてよく笑いながら遊んでいるアッサナリの姿を見ると、思わず元気が出ました。だから、アッサナリ、これからも今みたいに明るく元気に過ごそうね! *本コンテンツは「メディカルアベニュー」のご協力のもとに制作されました。 韓国の医療観光エージェンシー「メディカルアベニュー」ⓒMedical Avenue メディカルアベニュー 位置: ソウル特別市マポ区マポデロ144 マポTタウン1433号室 Operating Hours: Monday, Tuesday, Thursday, Friday, Saturday 09:00 – 18:00 (Lunch hour 13:00 – 14:00, Last registration 17:30) / Closed Wednesday and Sunday --> 電話番号: (WhatsApp) +82-10-2449-0215, (韓国事務所) +82-2-6374-6871, (米国コールセンター) +1-209-231-8931 ホームページ: https://www.medicalavenuekorea.com/en/ セブランス病院ⓒセブランス病院 セブランス病院 位置: ソウル特別市ソデムン区ヨンセロ50-1 運営時間: 月曜日~金曜日 08:30~17:30、毎週土曜日・日曜日は休診、救急診療24時間対応 電話番号: +82-2-2228-5801 ホームページ: https://sev.severance.healthcare/sev-jp/index.do Caution!! This content is designed to provide medical information about Korea. The Korea Tourism Organization does not endorse or recommend any specific hospital. Please note that the effectiveness and side effects of the provided medical information may vary by individual. It is strongly advised to consult with a doctor before receiving medical treatment. なたの頼りになる韓国観光コンシェルジュ 韓国観光通訳案内1330:+82-2-1330(日本語可) ※この他 有人ライブチャット でもお問合せ可能です。 *上記のコラムは2024年12月に作成された情報であり、今後変更になる場合がありますので旅行の前に必ず確認が必要です。