2022/08/22
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韓国第二の都市・釜山は、目の前に広がる素晴らしい海が魅力の港町。特に釜山の夜景は港町だけあって大変美しく評判です。韓国観光公社は釜山広域市・釜山観光公社と共同で釜山エリアの夜間観光活性化事業を推進、『星の海 釜山』と銘打って国内外の皆様に釜山おすすめのナイト観光スポットをご紹介することになりました。今回は釜山の夜を彩るドローンショーから素晴らしい夜景や自然、美味しいグルメまで最新の情報を交えてご紹介。さあ、魅力ある釜山の夜の街へ繰り出してみましょう。
広安里といえば沖に見える広安大橋のライトアップや釜山花火祭りで有名ですが、最近では毎週土曜日の夜に繰り広げられる『広安里Mドローンライトショー』が人気!
広安里Mドローンライトショーは広安大橋の夜景をバックに広安里海水浴場で行われる韓国初の常設ドローンショー。毎週様々なテーマで最大およそ500機のドローンがK-POPダンスを彷彿とさせる俊敏な動きで釜山の夜空を美しく染めます。小さな無数のドローンが放つその光は花火のような素晴らしい光景となります。
広安里Mドローンライトショーは毎週土曜日の夜に2回、それぞれ10分ほどのフライトを行います。100mから150mほど上空に舞い上がり、一糸乱れぬダイナミックなフォーメーションを繰り広げ、LEDの光が釜山の夜空に描く感動的な文字メッセージもみどころ。ドローンショーは広安里海水浴場や見晴らしのよい周辺エリアでお楽しみ頂けます。
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温泉川(オンチョンチョン)市民公園は自転車にあまり慣れ親しみのない方でも気軽にサイクリングが楽しめる釜山を代表するサイクリングのメッカ。公園は比較的上り下りが少ない平地となっており、また釜山という大都会にありながら素晴らしい自然に囲まれた環境で、都会の楽園のような場所です。
釜山の風を感じながらサイクリングを楽しんで、空が赤く染まる夕暮れ時になったら、そろそろ温泉川カフェ通りで一休み。温泉川カフェ通りは大小さまざまな個性あふれるカフェが軒を連ねているエリアで、香ばしい珈琲の香りに包まれながら憩いのひと時が過ごせる場所。甘いデザートに爽快感あふれるドリンクで一服すれば、サイクリングの疲れも癒されること間違いなし。
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温泉川カフェ通り
釜山と言えば真っ先に思い浮かぶのがここ、釜山を代表するランドマーク・釜山タワー。この釜山タワーが昨年2021年12月に新たな名称『釜山ダイヤモンドタワー』として生まれ変わりました。
1972年龍頭山公園にオープンしたダイヤモンドタワーは長きにわたり釜山を象徴する観光スポットとして有名な場所。
釜山旧市街地の鉄板観光スポット・ダイヤモンドタワーへは、釜山地下鉄1号線南浦(ナムポ)駅1番出口を出て商店街を北の山側に少し向かうと龍頭山公園へ上るエスカレーターがあるので、これをご利用になると大変便利です。
釜山タワーから名称変更するとともに施設も一新したダイヤモンドタワーですが、「きらきら」光り輝く最先端のユニークなスペースへと生まれ変わり、さまざまな「映える」写真が撮れる今話題のフォトスポットとして注目を集めています。
ダイヤモンドタワーの展望台がある5階では、夜の帳が下りると展望台の窓ガラスをキャンバスに10分ごとに上映される躍動感あふれるメディアアート『花火マッピングショー』をお楽しみ頂けます。
また同じく展望台がある4階は『空を飛ぶ潜水艦』をコンセプトにした潜水艦内部を彷彿とさせるスペースがあり、潜水艦の小さな丸い窓を通して地上120mから釜山の街並みを眺めることができます。
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釜山ダイヤモンドタワー(旧釜山タワー)
車や電車に乗って観光するものいいですが、やはり自分の足でゆっくり歩いて街を眺めてみると、いままで見えてこなかった新たな風景を発見することも多く、感動もひとしおです。特にここ釜山は月明かりが照らす夜の観光がおすすめ。そんな釜山の夜を楽しむおすすめのナイトスポットをいくつかご紹介したいと思います。
一年365日、きらびやかな街の灯りが絶えない釜山の夜景。その釜山の街を北から南へと流れる水営江(スヨンガン)は周囲の風景と相まって夜景の名所として有名なところです。毎年春になると散策路は桜の花で満開になり花見客であふれ、またそれ以外の季節でも橋のライトアップやレーザー光線による天の川の演出を行う設備がある左水営橋(チャスヨンギョ)辺りはその素晴らしい夜景を眺めに多くの人々がやって来ます。
水営江右岸から川向うに視線を向けると、釜山国際映画祭のメイン会場として有名が映画の殿堂、新世界センタムシティ、BEXCOなどがある新市街地・センタムシティ一帯の美しい夜景を眺めることができ、川下へと散策路を歩いていくたびにさまざまな釜山の素晴らしい夜景を楽しむことができます。さらに川辺の散策路をさらに南へ歩いていくと水営橋、河口の水営湾、そして民楽水辺公園へとたどり着きます。
民楽水辺公園からは広安大橋やマリンシティの象徴ともいえるタワーマンション・海雲台I’PARKを一望でき、夜になると素晴らしい光景が眺められることから、釜山の新たな夜景の名所として人気を博しています。特に夏になると、夕涼みも兼ねて夕方ごろから三々五々人々が集まり、素晴らしい夜景を楽しむ人々でいっぱいになります。
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左水営橋
釜山で日の出と夕陽の素晴らしい風景が眺められるところといえば、多大浦海水浴場。
洛東江(ナクトンガン)の流れが南海(ナメ)の大海原に注ぐ河口付近にある砂浜・多大浦海水浴場は他の浜辺とは違った魅力がある場所です。
釜山地下鉄1号線の終着駅・多大浦海水浴場駅の出口を出るとすぐ目の前には多大浦海辺公園が広がり、公園の北東入口の広場には多大浦夢の夕日噴水が、そして公園西側には湿地帯を縫うように敷設された木造の散策路・多大浦コウニ生態キル(多大浦生態探訪路)が見えてきます。
多大浦コウニ生態キルは夜になるとまた違った魅力ある場所に変身します。視界が開けた海辺の風景に夕陽が沈むと、木でできた散策路には淡い明かりが灯り、辺り一面、映画のワンシーンのような風景となります。夕焼けの風景も大変美しく、日が沈む少し前に訪れ、夕方から夜にかけて、ここ多大浦コウニ生態キルで幻想的な雰囲気を満喫してみてはいかがでしょうか。
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多大浦コウニ生態キル(多大浦生態探訪路)
今では近海物の韓国産スケトウダラ(ミョンテ=明太)を見かけることが少なくなった韓国ですが、一昔前まではスケトウダラがすぐ沖で水揚げされ国内に流通していました。今からおよそ120年ほど前の1900年には元山~釜山間で汽船の運航が始まり、現在の軍事境界線の北側・咸鏡南道(ハムギョンナムド)元山(ウォンサン)沖で水揚げされたスケトウダラのほとんどは、釜山・草梁(チョリャン)に運ばれるようになり、釜山はスケソウダラの一大集散地になりました。
ところが1914年、ソウルにある龍山と元山を結ぶ鉄道・京元線(キョンウォンソン)が開通すると、スケトウダラは次第に漁場に近い元山の町を基点に運ばれるようになりスケトウダラの一大集散地としての釜山の歴史は終わりを告げます。
このような20世紀初頭のスケトウダラを巡る歴史的な経緯があったことから、ここ釜山広域市東区草梁洞には「イバグ充電所」や「ミョンナンロード研究所」といったスケトウダラにまつわるスペースがあり、また近くの通りもスケトウダラの卵・ミョンナン(明卵=タラコ)にちなんで「ミョンナンロード」という名称がつけられています。
イバグ充電所というスペースではミョンナン体験コースを実施、新鮮なタラコを食材にタラコパスタを自ら料理することができます。
タラコを低塩で熟成させ清酒で味付けをした高級ミョンナンチョッ(明太子)を使い、オイルパスタやクリームパスタのうちお好きなものを選んで調理することができます。体験時間は1時間半ほどなので、仲良しカップルやお友達などと一緒に美味しい思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。
イバグ充電所の斜向かい、およそ30mほど進んだ先にはカフェと研究所を兼ねたミョンナンブランド研究所があります。このミョンナンブランド研究所にはミョンナンカフェテリアやミョンナンコンテンツ研究所、ルーフトップスペースなどミョンナン(タラコ)をテーマにしたさまざまなスペースがあり、カフェではタラコローリングピザ、タラコニョッキ、チャバッタのバンズにタラコソースを挟み込んだサンドイッチ・タラコブールなど美味しい料理を味わうことができます。SNS上では個性豊かなブランチカフェと口コミで人気を呼び、大勢の人々がやって来るホットスポットになっています。
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イバグ充電所(이바구충전소)
ミョンナンブランド研究所(명란브랜드연구소)
釜山の主な観光スポットを限られたスケジュールの中で一気に巡ることができる便利なツアーといえば「釜山シティツアーバス」。
釜山シティツアーバスは韓国初の2階建てのオープントップバスを導入したことでも有名なバスツアーです。釜山シティツアーバスにはレッドライン・グリーンラインなど、さまざまなコースがあります。中でも注目を集めているのが釜山駅発着の夜景ツアー(ブリッジツアー)で、金曜日と土曜日それぞれ1回ずつ運行しています。夜間ツアーコースはKORAIL京釜線・釜山駅を基点に、釜山大橋~釜山港大橋~広安里海水浴場~水営2号橋~マリンシティ~海雲台海水浴場~釜山市立美術館・BEXCO~広安大橋~釜山港大橋~南港大橋~松島クルム散策路~チャガルチ市場・国際市場を経て、再び釜山駅へと戻ってきます。
釜山シティツアーで立ち寄る広安里海水浴場や松島クルム散策路では、10分ほどの短いフォトタイムがあり、バスを一旦降りて散策したり、記念の写真を撮影することができます。
およそ2時間半、釜山の夜景とその魅力を実感できる釜山シティツアーバスは、ベイサイドの釜山港大橋、南港大橋、広安大橋を走り抜けるルートとなっており、オープンデッキのバスに乗って釜山の海風を頬に感じながら周遊できるイチオシのツアーです。
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釜山シティツアー
※上記の内容は韓国観光公社韓国語ホームページに2022年6月に掲載された内容を基に翻訳、日本語ページ用に一部加筆・再構成したもので、情報は2022年8月現在のものです。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。