2023/10/30
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韓流
チェジュ特別自治道
『私たちのブルース』は、済州(チェジュ)を背景に人情味あふれるストーリーを展開し人気を博したドラマです。人々の情あふれる済州の五日市から、海女さんたちが日々の暮らしのため潜る済州の青い海まで、素晴らしい映像美を堪能できる済州へ、さあ旅立ちましょう。
ドラマの登場人物たちが明け方になると鮮魚を競りにかけ野菜を売っていた市場がここ、古城(コソン)五日市。毎月4日と9日がつく日に市が立ちますが、地元・城山(ソンサン)沖で水揚げされた鮮魚をはじめ、肉、野菜、衣類、雑貨まで何でも揃っています。地元の人が多く訪れ、地域色豊かなこともあり、より魅力的な市となっています。ウニ(イ・ジョンウン)が太刀魚を捌いていた「ウニの魚屋」も、五日市の日になると営業を始めます。早朝から午前中まで市が開かれ、午後になるとほとんどのお店が店を閉じますので、早めの時間に訪れるのがおすすめです。
翰洙里(ハンスリ)防波堤は翰林港(ハンリムハン)の北にあることから、翰林港北防波堤とも呼ばれます。ミン・ソナ(シン・ミナ)が精魂尽き果て海へと身を投げ出し命を絶とうとしたシーンが撮影された場所です。防波堤は海に向かっておよそ1500メートルほど伸びており、まるで海の上を歩くような気分を満喫できます。快晴で海が穏やかな日は、いつも以上に水面がきらきらと輝きます。港を出入する漁船を横目にさらに防波堤を歩いていくと、白い灯台や沖に浮かぶ飛揚島(ピヤンド)が眺められる防波堤の先端にたどり着きます。陸地から防波堤の端までは歩いておよそ30分ほどかかります。
金陵(クムヌン)海水浴場は銀色に輝く白浜と黒い玄武岩でできた磯が見事なコントラストをなす素晴らしい景色の海水浴場です。遠浅の海辺で、済州ならではのエメラルド色の海を存分に楽しむことができます。沖に目を向ければ、飛揚島が手を伸ばせば届きそうなすぐそばに見えます。ジョンジュン(キム・ウビン)とヨンオク(ハン・ジミン)が愛をはぐくむシーンで度々登場し、ロマンティックな雰囲気をより醸し出しています。海岸には散策路が整備されており、海を眺めながら歩いていくと、すぐ隣の挟才(ヒョプチェ)海水浴場にたどり着きます。
漁船が停泊している様子が絵になるほど美しい金陵浦(金陵浦口=クムヌンポグ)は、ドラマの多くのシーンが撮影された場所です。海女さんたちの交流の場となっていた東屋がある空き地も、ドラマを観た方にとっては、かけがえのない場所です。なぜならジョンジュンがバスを停め、ヨンオクと仲睦まじいひと時を過ごしていた場所だからです。背後に見える防波堤に足を運ぶと、かわいらしい壁画が描かれており、その先に白い灯台があります。
済州島で最も素敵な海岸道路の一つと言われる新昌(シンチャン)風車海岸道路は、総延長6キロメートルの海辺の道。強い風が吹く済州の地理的条件を活かし風力発電機が海辺に建つその光景は、そこはかとなく異国情緒を感じさせる神秘的な雰囲気が漂います。道すがらには、「シンゲ水公園」という生態体験場があり、元々この場所は湧き水を利用した大浴場があったとのことです。現在では生態公園に生まれ変わり、大きな風車の写真が撮れるフォトジェニックなスポットとして有名です
済州特別自治道に属する62の島の中で、4番目に面積の大きい島がここ、加波島(カパド)です。なだらかな地形の島で、徒歩あるいは自転車を借りて島中を巡るのがおすすめです。ヨンオクとジョンジュンの旅のシーンは、この島の東海岸で撮影されました。二人の主人公が野原にシートを敷いてピクニックを楽しみ自転車に乗るシーンが視聴者に大好評でした。加波島は、大麦や菜の花が咲く春が最も美しい季節と言われています。毎日数便、旅客船が済州本島との間を往復していますが、運航時間や便数は季節や天候により異なりますので、島に渡る際には確認をお忘れなく。
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