2020/12/16
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都心の中のあたたかいくつろぎの空間、「イェボンの家」
「イェボンの家」は名前を聞いただけでもどんな宿泊施設なのか想像できる。「イェボンの家」はその名のとおり、一般の住宅なのだ。かつてオーナーが生活していた一戸建ての2階建ての家で、オーナー夫婦は今でもこの建物の2階(玄関は別)に住んでいる。緊急な場合、いつでもオーナー夫婦の助けが得られるというのが、この宿泊施設の長所だ。
家の中に入ると、一般のホテルでは感じられない暖かい雰囲気が伝わってくる。大きなソファにテレビがあるリビング。いろんな本が整理されている本棚に長い歳月が感じられる家具など。まるで親戚の家に遊びに来たように、初めての場所なのに懐かしい暖かい情が感じられる。
「イェボンの家」は、1階全体を自由に他人の干渉を受けずに使えるというのが最大のメリット。部屋は2部屋、トイレも2か所、最大5人まで宿泊できる。家族または友達同士でのんびり楽しく時間を過ごそうと考える旅行者たちに特に人気がある。
ここのオーナーも数年前の海外旅行で一戸建ての宿泊施設を利用して楽しい思い出を作ったことがある。その経験をもとに、2016年から「イェボンの家」を開始した。ただし「外国人観光都市民宿業」として許可をもらっているので、主な宿泊客は外国人観光客を対象としている。オーナーがこの家を訪ねる宿泊客達に提供するものは、ゆったりとくつろげる寝室と親切だけでなく、暖かい人の「情」だ。それで直接車を運転して観光地まで案内したり、飛行機の時間に間に合わせるために家から空港まで車で送って見送りまですることもある。それから宿泊客がチェックインする日とチェックアウトする日には予約を入れない。それは宿泊客が空港から来る時、または空港へ向かう時に時間を気にしないようにというオーナーの心遣いである。「実家に帰ってきたような気分だ」と多くの宿泊客たちがレビューを残しているのにもうなずける。
家の中にあるインテリアや家具、小物などは独特なものが多い。それらはかつてオーナーまたはオーナーの親戚が使っていたものばかりだ。そのようなアンティーク家具だからこそ、奥深く味わい深い雰囲気が感じられるのだろう。特にリビングにあるテレビ台は、オーナーの義母が使っていたもので、購入して100年ほどの古家具だ。
「イェボンの家」は交通アクセスにも恵まれている。地下鉄3号線のテチョン駅から10分の所にあり、近くには公園が4か所もあって、のんびりと散歩するのに最適な場所だ。またサムスン医療院まで車で5分で行けることから、病院の訪問を目的に利用する宿泊客も少なくない。
Nearby Tourist Destination
「マル公園」
「イェボンの家」の近くには4つの公園がある。そのうち「マル公園」は地下鉄駅のテチョン駅にも近く、テジン(大進)公園に行ける橋もかかっていて散歩を楽しむのに最適だ。特にメタセコイア並木はとても美しい。多くの木々が生い茂った森もよく整っており、静かに癒しのひと時を過ごすのにおすすめの場所。