韓国人のようにお酒を楽しむ
焼酎とビール、そして「ソメク」

韓国人に一番よく飲まれているお酒は、焼酎とビールだ。韓国人1,158人を対象に実施された2019年の韓国ギャラップによる調査によると、普段からお酒を飲む韓国人の61%が一番好きなお酒として焼酎を選び、次いでビールが31%を占めた。韓国のお酒の代表と言える焼酎と、キリッとすっきりした味で楽しむビール、そしてその二つを混ぜたソメクまで。韓国人のようにお酒を楽しむために、どんなお酒をどんなおつまみに合わせるとおいしいのかを紹介する。
活きのいいおいしいお刺身
活魚の刺身と焼酎
焼酎とよく合うおつまみは一つに決められないほど多種多様だが、活魚の刺身に一杯の焼酎は、誰もが認めるおいしい組み合わせだ。活魚の刺身は高級料理というイメージがあるが、それは魚を水揚げしてから内陸に運ぶ過程で鮮度を維持する必要があるだけでなく、熟練した職人の腕が必要だからだ。お店で活魚の刺身を食べるときは、マクチャン(サムジャンにごま油、ごま、ニンニクとネギのみじん切りを混ぜたもの)や、チョゴチュジャン、刺身醤油に付けていただく。サムギョプサルのようにエゴマの葉やサンチュなどに包んで食べることもあり、野菜のさっぱりさと活魚の刺身のコクが一つになって、また違った風味を楽しむことができる。活魚の刺身は、特に焼酎との相性がいい。脂ののったおいしいお刺身の後に焼酎を流し込めば、口の中が爽やかになってまたお刺身に箸が伸びる。焼酎は他のお酒よりも口の中にふわっと広がって後味がすっきりしているので、海鮮のように風味の濃いものや、脂っこい料理と一緒に楽しむと最高のハーモニーを味わうことができる。刺身を食べ終わった後に残ったアラでつくる魚の辛味スープも、焼酎のおつまみにぴったりだ。