2023/07/11
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Traditional Market
ソウル
新しい物より古い物、骨董品が持つ古さの魅力

[ソウルプンムル(風物)市場]
のみのように全国をあちこち飛び回って古くて珍しい品物を集めてくる商人にちなんで「蚤の市」と呼ばれていたファンハク(黄鶴)洞の露店商が、近・現代を経てシンソル(新設)洞に定着したところがソウル風物市場です。「ないものはない」と言われるところで、多くの品物が並んでおり、ソウルプンムル(風物)市場の入口にある横断幕のところから大勢の人々で賑わっています。ずらりと並んだ露店には古いパイプから旧型カメラまで、あらゆるものが観光客の興味を刺激します。
露店を通り過ぎてビルの中に入ると、色分けされた空間があり、スムーズにショッピングができます。ノラン(黄色)棟は生活雑貨、チュファン(オレンジ色)棟はヴィンテージ衣類、チョロク(緑色)棟は骨董品を主に扱っており、パラン(青色)棟は衣類、ナムセク(紺色)棟には生活雑貨、ポラ(紫色)棟は趣味生活関連アイテムなどが集まっています。どのゾーンに行っても天井まである高い収納棚に、ノートパソコンやタイプライター、電話、ヴィンテージな食器、煌びやかな箪笥、アンティークな家具などがぎっしりと並べられており、この小さい空間に詰め込まれた人間の歴史に感嘆してしまいます。

[ソウルプンムル(風物)市場]
階段から2階に上がると60~70年代、ソウル市内の商店街を再現した「青春一番街」が現れます。実際経験したことがない人でも、どこかで見たような馴染のある風景です。色褪せたコミックスやLP、テレビのような大きさの386コンピューター、文房具屋の前にあったミニゲーム機、赤い皮シートのソファーがある喫茶店など、昔の思い出が蘇ります。青春写真館で教練服を着て少し不良っぽいポーズで写真を撮ってみたり、古いLPをターンテーブルにかけてみたりするのもいいでしょう。ここは博物館のようなところで、過去へのタイムスリップが楽しめます。

[ソウルプンムル(風物)市場]
住所:ソウル特別市トンデムン区チョンホデロ4ギル21
利用時間:10:00~19:00(パルガン(赤)棟の食堂街は22:00まで)
定休日:火曜日
アクセス:地下鉄1・2号線シンソルトン駅9番出口、マリア病院から路地に入ります。
【ソウルプンムル(風物)市場のグルメTOP3】

出典:韓国観光コンテンツラボ
牛頭肉クッパ
「牛頭肉クッパは苦手だけどこの店なら食べられる」と言う人が多い店です。白い牛乳のようなスープに歯ごたえのある茹で肉がたっぷり入っていて、価格も安いのでコスパがよく、熱々の最高の1食が楽しめます。全国のグルメが味わえるソウル風物市場のパルガン(赤)棟で、牛頭肉クッパの店を探してみましょう。
3大チゲ
ぐつぐつと土鍋で煮るキムチチゲ、テンジャンチゲ、スンドゥブチゲは韓国人のソウルフード。チゲにほかほか炊き立てのご飯と美味しいおかずがあれば、スタンダードな韓国人の食膳になります。パルガン(赤)棟の2階の奥にある定食屋で、5~6千ウォンほどで幸せを味わってみてください。
ヨンドゥ(龍頭)洞イイダコ横丁
ソウル風物市場の反対側に進むとピリ辛な匂いが路地一帯に漂います。ホナム食堂(旧ナ・ジョンスンハルメチュクミ)が一番有名ですが、どの店に入っても新鮮なイイダコを辛いソースで美味しく炒めて出してくれるので失敗することはありません。タレが残ったら、ご飯を炒めて食べるのもお忘れなく!
【周辺の見どころ】
チョンゲチョン(清渓川)
地下鉄からソウル風物市場に進み、そのままさらに進んでいくと清渓川に到着します。清渓川の復元を記念して、2万人の市民たちの願いをタイルに刻んで飾った願いの壁が目の前に現れます。右側に行くとチョンノ(鐘路)を通って清渓川広場まで幅広く見て歩くことができ、左側に行くと、短い区間ではありますがトゥムル橋、プロポーズの壁、板小屋テーマゾーンなどの見どころが充実しています。きれいな夜景を観賞しながら、バス停3つ~4つほどの区間をゆっくりと歩いてみるのもいいでしょう。
住所:ソウル特別市チョンノ区チャンシン洞
利用時間:00:00~24:00

DDP
ファッションのメッカだった東大門がデザインの中心地に生まれ変わるのにDDP(東大門デザインプラザ)が大きな役割を果たしました。建築家のザハ・ハディッド(Zaha Hadid)が曲線と曲面、斜線と斜面などを用いて東大門のダイナミックさを設計に取り入れて美しく表現したからです。ソウルファッションウィークやMAMA、ソウル都市建築ビエンナーレなどの大規模な展示会はもちろん、各種フォーラムやカンファレンスが次々と開催されるなど、旅行の途中、美的感覚を充電したくなった時にぴったりのスポットです。夕焼け時のオウルリム広場の進入路は人気の夜景撮影スポット。マジックアワーの神秘的な光の変化をカメラに収めるのもいいでしょう。
住所:ソウル特別市チュン区ウルチロ281
利用時間:10:00~20:00
定休日:1月1日、ソルナル(旧暦1月1日)、チュソク(旧暦8月15日)

イクソン(益善)洞
北村、西村に次いで韓屋の人気スポットとして浮上した益善洞は、狭い路地に軒を並べる伝統家屋の素朴な美しさを楽しめるエリアです。クモの巣のように伸びた路地裏で、ランチを食べ、お茶を飲み、タロット占いやゲームセンターでゲームを楽しみ、セルフスタジオで思い出を写真に残していると、一日があっという間に過ぎてしまいます。地下鉄5号線チョンノサムガ駅の3、4、6、7、8番出口一帯の屋台横町も近いので、ソウルのナイト文化を楽しみたければ一日中この街でぶらぶらしても飽きないはずです。
住所:ソウル特別市チョンノ区スピョロ28ギル
お問い合わせ:北仁寺洞観光案内所 +82-2-734-0222/南仁寺洞観光案内所 +82-2-737-7885
利用時間:店舗によって異なります
定休日:店舗によって異なります
