2023/07/11
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Traditional Market
アンドン
マスクデーフェスティバルなど、多彩な見どころ満載!

[アンドン(安東)旧市場連合]
慶尚北道の内陸、洛東江の畔に位置し、豊かな地域産物に恵まれた安東。昔から多くの人々が集まって住んでいたところで、特に名家が代々暮らしてきたので「ヤンバン(両班:士族)の里」とも呼ばれました。そのため、祭祀用品を取引する市場の需要が高まり、17世紀にはすでに11の市場が安東に集まっていました。中でも安東の旧市街にある安東旧市場は、安東の伝統市場の命脈を継ぐ、安東では最も歴史の長い市場です。

[安東]
タコやサメ、イシモチなどの魚介類を祭祀の供え物に使うために自然と発達した塩蔵法。今では安東塩サバが一番有名です。柔らかくて歯ごたえのある安東ダコ(茹でダコ)は美食家からも評価されています。韓国初のハングル料理書「飲食知味方」に書かれた料理を現代風にアレンジした安東チムダクをはじめ、結婚式に使われる丹精込めた婚礼料理、市場の定番メニュートッポッキまで、安東旧市場には伝統と現代の境界はありません。

[安東]
現在は安東旧市場と南西商店街、文化の通りが協力し、伝統を守りつつ、ストリート公演や様々なイベントなどを催す複合文化空間へと成長しています。安東の地域的特色を生かして、タル(仮面)を用いた「マスクデーフェスティバル」や地元のアーティストが販売する「アートフリーマーケット」、地域の名物安東マッコリや安東ビールなどのローカルフードが楽しめる「土曜風物市場」など、多彩なイベントが繰り広げられます。顧客支援センター1階の多目的旅行者休憩所にある婚礼フォトゾーンでは、伝統衣装を着て伝統結婚式風の記念写真が撮れます。


[安東]
住所:キョンサンブク道アンドン市ポニョン1ギル55
利用時間:9:00~22:00
定休日:店舗によって異なります
アクセス:安東駅・安東ターミナルからバスで20分
【アンドン(安東)旧市場連合のグルメTOP3】


安東チムダク
安東チムダクの由来にはいくつかの説がありますが、一番有力なのは洋風フライドチキンに危機感を感じた安東旧市場の鶏通りの商人たちが開発したフュージョン料理だというものです。油気が少なく、さっぱりとした鶏肉にピリ辛のタレと各種野菜が合わさり、味も栄養も優れています。
マンモスベーカリー
40年以上同じ場所で営業している店なら絶対美味しいはず。ミシュランガイドやロンリープラネットに掲載された数少ない地元のベーカリーの一つです。パンの種類が多いので、どれにするか迷ったときは、赤ちゃんのほっぺのようにふわふわ柔らかいクリームチーズパンや甘酸っぱい香りの柚子パウンドケーキがおすすめ。
安東塩サバ
内陸に位置する安東でサバを食べるには盈徳の江口港から輸送しなければなりませんでした。江口港と安東は離れているため、昔なら輸送にまる2日はかかります。輸送中に魚が腐るのを防ぐため、塩漬けにしたのが安東塩サバの始まりです。塩と腐る寸前の酵素が合わさり、サバの風味が一段と良くなります。
【周辺の見どころ】
ウォリョンギョ(月映橋)
先立った夫を偲び、髪の毛を抜いて履物を作ったというある夫婦の美しくて崇高な愛物語が伝わる橋。全長387メートル、幅3.6メートルのこの橋は韓国で一番長い木の人道橋です。橋を渡って川の真ん中にある月映亭まで行くと、洛東江の美景が目に入ります。夜景が美しいのでデートコースとしても有名で、ムーンボートにも乗ってみるのもおすすめです。三日月の形をしたオブジェがついているボートを自分で漕いで月映橋まで行って戻ってくるシンプルなコースですが、カップルで雰囲気のある曲を携帯スピーカーで聞きながらボートに乗ると、きっと素敵な時間が過ごせるはずです。
住所:キョンサンブク道アンドン市サンア洞569

ハフェ(河回)村
代々豊山柳氏一族が暮らしてきた集姓村で、朝鮮時代の儒学者謙菴リュ・ウンニョン(柳雲龍)と西厓リュ・ソンニョン(柳成龍)の生まれたところです。高麗時代と朝鮮時代の建築様式が共存する「養真堂」、イギリスのエリザベス2世の訪問時に記念に植えた木がある忠孝堂、豊山柳氏亀村派の宗家である亀村故宅、99間の家と呼ばれる北村宅と南村宅など、歴史的な宝物が村に散在しています。村の周りを悠々と流れる洛東江や芙蓉台の見事な絶景、広い白洲、茂った老松林なども村の見どころです。月曜日を除いて毎日午後2時に行われる河回別神グッ・タルノリ(仮面劇)公演もお逃しなく。
住所:キョンサンブク道アンドン市プンチョン面ハフェジョンガギル2-1
お問い合わせ:村観光案内電話 +82-54-852-3588、文化観光解説・通訳案内+82-54-840-3803、安東河回村管理事務所+82-54-854-3669
利用時間:冬季9:00~17:00、夏季9:00~18:00

屏山書院
高麗時代豊山県にあった豊岳書堂がリュ・ソンニョン(柳成龍)によって安東に移され、1863年に屏山という名を賜って書院に格上げされたところです。青い屏風に取り囲まれているような書院の裏山の屏山と、絵のような風景をそっくりそのまま建物の中に取り込んだ建築美により、韓国で一番美しい書院とされています。書院の真ん中にある立教堂の床に座ると、晩対楼の柱の間から絵のような洛東江や屏山の風景が広がります。立教堂と東斎を間を通って裏側に行くとサルスベリの林が現れます。夏から初秋にかけて約120本のサルスベリの赤い花が美しく咲き乱れます。
住所:キョンサンブク道アンドン市プンチョン面ピョンサンギル386
お問い合わせ:+82-54-858-5929
利用時間:夏季9:00~18:00、冬季9:00~17:00
定休日:年中無休
