2023/07/11
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Traditional Market
クァンジュ
トンメク(樽ビール)&コンメク(干物とビール)祭りで活気あふれるグルメ市場

[光州]
光州橋の下の白洲で毎月2と7の付く日に開かれていた大小の市場が、今は全羅南道最大級の市場となりました。多種多様のものが集まり、多くの食べ物もあるため「光州の台所」と呼ばれています。100年以上の長い歴史の中、ヤンドン(良洞)伝統市場は韓国の近現代史の様々な事件と共に歩んできました。日帝強占期には独立運動の拠点となり、5.18民主化運動の時には学生と市民軍におにぎりや非常用品を提供するなど、共同体の団結を実践してきたところで、「5月民主道おにぎりコース」の一つです。

[ヤンドン(良洞)伝統市場]
ヤンドン(良洞)伝統市場の地域貢献は今も続けられています。お年寄りに安く昼食を提供する良洞1,000ウォングクシ(にゅう麺)をはじめ、体の不自由なバリスタ訓練生のためのリバーマーケット276の中のカフェ「モアレス」、クッキング・工芸・ゼロウェイストなどの体験プログラムも提供されています。地元の人々と観光客向けの様々なイベントも開催されています。春には各種のご当地グルメやB級グルメとともにビールを楽しむ良洞樽ビール祭りが開かれます。1,000ウォンあれば生ビールが1杯飲めます。秋には魚介類の干物市場とのコラボで、各種のおつまみとビールが楽しめる良洞干物・ビール祭りが開かれます。
出典:光州広域市西区庁

ガンギエイが好きなら、ヤンドン(良洞)伝統市場のガンギエイをおすすめします。「ガンギエイを買うならヤンドン(良洞)伝統市場に行け」と言われるほど、全国に流通するガンギエイの90%がこの市場を経由しているからです。鼻につんとくるガンギエイの独特な香りが苦手なら、唐辛子と甘酢で和えたガンギエイの和え物からトライしてみるといいでしょう。

出典:光州広域市西区庁
住所:クァンジュ広域市ソ区チョンビョンジャロ238
利用時間:3:00(工業製品店舗は9:00)~21:00
定休日:4~9月は第1・第3日曜日
アクセス:光州地下鉄1号線ヤンドンシジャン駅1・2番出口
【ヤンドン(良洞)伝統市場のグルメTOP3】

ヤンドンチキンVSスイルチキン
ヤンドン(良洞)伝統市場のチキン通りの2大名店。スイルチキンは少しサクッとした歯ごたえで、ヤンドンチキンはややしっとりとして柔らかい方です。両店とも量が多く、おいしさで評判となり、それぞれに多くのファンがいます。光州起亜チャンピオンズフィールドのホームゲームが行われる日には、チキンのお持ち帰りの長い列ができます。
ヤンドン(良洞)1,000ウォングクシ(にゅう麺)
ボリュームたっぷりのにゅう麺がたったの1,000ウォン。光州広域市西区庁と西区シニアクラブのコラボで、在来市場の活性化と国産小麦の消費促進を目的として、格安の店がオープンしました。50歳以上の住民や良洞伝統市場の利用客(当日利用のレシート持参者)を除いた一般の人には3,000ウォンで販売しています。
レタスの天ぷら(天ぷらのレタス包み)
レタスを油で揚げたものではありません。光州のレタスの天ぷらとは、カラっと揚げたイカの天ぷらに、玉ねぎを入れたカンジャン(醤油)をかけて、レタスに包んで食べるものです。天ぷらだけだと飽きがきてしまいますが、天ぷらを新鮮な野菜と一緒に食べるので、イカ3杯分は食べられます。イカのタウリンとレタスのビタミンが旅の疲れを解消してくれます。
【周辺の見どころ】
ヤン二ム(楊林)歴史文化村
100年前、光州をはじめ、全羅南道地域の近代化の扉を開いた遺跡がそっくりそのまま残っているヤンリム(楊林)洞への旅は、昔埋めたタイムカプセルを開けるときのような気持ちにさせてくれます。楊林教会から出発し、宣教師として活動して殉教したオーウェン氏を偲ぶオーウェン記念閣、光州のエルサレムと呼ばれる宣教師私宅、女性たちの教育の揺らんとなったスピア女学校、朝鮮上流層の家屋の威厳が感じられるイ・ジャンウ(李章雨)家屋、光州出身のBTSメンバーj-hopeをモデルにした2点の壁画が描かれているペンギン村など、洋風近代建築物や伝統韓屋が調和した歴史と文化の空間です。文化探訪プログラムに申込むと、昔話を聞くように説明を聞きながら楽しく村をめぐることができます。
住所:クァンジュ広域市ナム区ヤンニム洞一帯
お問い合わせ:+82-62-676-4486(楊林洞観光案内所)

国立アジア文化殿堂
「アジア」と「文化」をメインテーマに、展示・公演・研究の役割を担う大規模な空間です。周りの風景を損なわないように、旧全羅南道庁舎の裏側に建物が建てられました。地下とは思えないほど明るい室内は、建築家のウ・ギュスン氏が「光の森」をテーマに、自然光を建物の中に最大限取り込んだからです。民主平和交流院からスタートして、子供文化院、文化情報院、芸術劇場、文化創造院の順に観覧するといいでしょう。見どころがたくさんありますので、時間をかけてゆっくりと見て回るのがおすすめです。
住所:クァンジュ広域市トン区ムンファジョンダンロ38
利用時間:内部施設10:00~18:00、外部施設 冬季7:00~22:00、夏季6:00~22:00
定休日:月曜日、1月1日

5.18記念公園
5.18民主広場とともに光州の辛い歴史をありのままに見せてくれるところ。5.18光州民主化運動の始まりから今までの経緯をまとめた5.18記念文化館を過ぎ、大同広場の市民軍彫刻像の裏から地下に下りると、5.18現況彫刻と追慕昇華空間が現れ、忘れてはならない歴史の瞬間を振りかえることができます。
住所:クァンジュ広域市ソ区ネバンロ152
利用時間:夏季9:00~18:00、冬季9:00~17:00(施設観覧以外の公園観覧は制限なし)

出典:韓国観光コンテンツラボ