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新羅30代文武王の墓。東海岸から200m離れた海にある水中陵で、世界的に類例がなく、新羅人の独創的な考えを垣間見ることができるスポットです。文武王は父親の太宗武烈王の業績を受け継ぎ、高句麗を滅亡させ、唐の侵略を防ぎ三国統一を成し遂げました。『三国史記』によると、文武王が亡くなり仏式の葬儀に従って火葬し、東海に葬れば龍になって東海に侵入する倭寇を防ぐという遺言を残したとされます。大王岩は自然岩を利用したもので、その中は東西南北に人工水路が造られ、海水が東から入ってきて西に出るようになっているため常に穏やかな環境が保たれています。水面下には長さ3.7m、幅2.06mの南北に長く置かれた平たい亀の形の石で覆われており、この中に文武王の遺骨が埋葬されていると推測されています。