0
0
約7,000万年前の中生代白亜紀から海水に侵食されながら堆積したこの堆積岩は格浦里層で、礫岩の上に礫岩と砂岩、砂岩と泥岩の互層、頁岩、火山灰で構成されています。このような堆積環境から、かつてここが深い湖だったことや、湖の底に火山噴出物が堆積したことが推測できます。また、この崖からは断層や褶曲、貫入構造、波食台なども容易に観察でき、地形や地質の学習にも役立ちます。波の侵食作用によってできた海食崖、平らな波食台、海食洞窟も発達しています。彩石江(チェソッカン)の底には地殻と波の共同作品である海食甌穴が発達し、干潮時に海水がくぼみに取り残されてできた潮だまりもあちこちにあります。