2022/05/16
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自然景観が美しく、見どころの多い江原(カンウォン)特別自治道。その東海岸にある都市、江陵(カンヌン)と東海(トンヘ)に最近新しい観光スポットが登場して注目されています。ソウル駅から新型高速列車のKTX-イウムに乗れば、江陵は約2時間、東海は約2時間半で着きます。ソウルからちょっと足を延ばして江原特別自治道の人気スポットをめぐってみませんか?コロナが収束したら久々に訪れたい定番スポットから、一度行ってみたい最近話題の新スポットまで、江陵&東海の必見観光スポットを5ヶ所ご紹介します。
※ここでご紹介する観光スポットは、2022年4月に韓国観光公社と一般社団法人日本旅行業協会(JATA)が共同で実施した「2022 KTO-JATA韓国視察旅行」で訪れた場所です。
アルテミュージアム江陵は2021年12月にオープンしたばかりの新しい施設。アルテミュージアムは済州と麗水にもあり、江陵は3番目にオープンしました。映像、鏡、音、香りなどを駆使して作り出される迫力満点のメディアアートが体験できるところで、館内に入ると暗くて広い空間に幻想的な世界が広がり、夢の中をさまよっているような気分になります。フラワー、ウェーブ、ビーチなど、12種類の空間があり、それぞれのテーマに合わせた良い香りが漂っています。
館内は暗いので少し注意が必要で、鏡にぶつからないよう、気を付けてゆっくり動きましょう。また、各展示スペースの出入口が迷路のように入り組んでいるので、館内に入るときにもらったパンフレットのマップを見ながら歩くと迷うことなくめぐることができます。展示スペースをすべて見終えたらミュージアムショップに出ます。館内で使われている香りのディフューザーやせっけん、キャンドルなどが販売されています。アルテミュージアムは室内で楽しめるスポットなので、雨の日や真夏・真冬などにもおすすめです。
☞ アルテミュージアム江陵のメディアアートを動画で見る(Facebook)
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ハスラアートワールドは海のすぐ近くの小高い丘の上にある美術館。ハスラアートワールドのハスラとは、江陵の古い地名です。立体造形作品を中心としたさまざまな美術作品が屋内と屋外に設置されています。
椅子の周囲をカラフルな花で囲んだ作品や、透き通った青い海がバックに見える屋外の作品など、写真を撮りたくなる作品がいたるところにあり、時間が経つのを忘れてしまいそうです。ハスラアートワールドには美術館以外にレストラン、カフェ、ホテルがあり、ホテルの客室もアートな雰囲気です。
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クロチクが生えていることにちなんで名付けられた烏竹軒は、江陵に行ったら一度は訪れたい定番観光スポット。烏竹軒の夢龍(モンニョン)室は、朝鮮時代を代表する学者・栗谷李珥(ユルゴク・イイ)が生まれたところです。栗谷李珥は5,000ウォン紙幣に描かれている人物で、50,000ウォン紙幣には栗谷李珥の母、申師任堂(シンサイムダン)が描かれています。
烏竹軒はイ・ヨンエ、ソン・スンホン主演ドラマ『師任堂、色の日記』のロケに使われた場所で、烏竹軒に入場して少し歩いたところに出演者の手形がずらりと並んでいます。烏竹軒の敷地内には、烏竹軒をはじめ、文成祠(ムンソンサ)、舎廊(サラン)チェ、御製閣(オジェガク)、栗谷記念館、江陵市立博物館などがあります。
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東海ノンゴルダムキルは海沿いの小高い丘にある集落で、階段と小道を登っていくと墨湖(ムッコ)灯台が立つ見晴らしのよい頂上に出ます。1970年代に好況期であった墨湖港の歴史や漁村の物語が集落の壁画に残されており、そんな壁画からここの暮らしを垣間見ることができます。
イ・ミンホ、パク・シネ主演ドラマ『相続者たち』の主人公チャ・ウンサンの家は、東海ノンゴルダムキルで撮影されました。また、墨湖灯台もハン・ヒョジュ、イ・スンギ主演ドラマ『華麗なる遺産』に登場しました。東海ノンゴルダムキルの頂上から少し歩くと、次にご紹介する観光スポット「トッチェビゴルスカイバレー」につながっています。
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2021年6月にオープンしたトッチェビゴルスカイバレーは、展望台の「スカイウォーク」を始め、アトラクションの「スカイサイクル」、「ジャイアントスライド」などを備えた観光施設。高さ59メートルのスカイウォークは、歩道がところどころガラス張りになっていて下が透けており、ちょっとしたスリルが味わえます。
江原道・慶尚道辺りの方言である「トッチェビ」は、標準語では「トッケビ」といい、「鬼、お化け」を表す言葉です。スカイバレーが作られた場所にトッチェビ谷の伝説があることからこの名が付きました。トッチェビゴルスカイバレーから坂を下って海の方に行くと、海に突き出た歩道であるトッチェビゴルヘラン展望台があり、上から見ると鬼の金棒の形になっています。ここも歩道がガラス張りになっているところがあり、足元に透き通ったきれいな海が見えます。
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※上記の内容は2022年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。