• キムチ

        • 2023/04/04

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    野菜を使った発酵食品であるキムチは、韓国で出てくるあらゆる料理に付いてくる伝統食品です。白菜、大根、キュウリなどの様々な野菜を使い、作り方や見た目にもバリエーションがあります。キムチの健康に良い効果が科学的に立証され、韓国料理に対する世界的な関心が高まっています。

    キムチの起源

    キムチは冬の間、野菜を保存する方法として生み出されました。塩水に漬けた白菜から始まり、その後唐辛子粉など様々な薬味や調味料が用いられるようになり、徐々に今日のキムチへと変化していきました。

    キムチの栄養

    キムチは栄養素が豊富で、からだに良い様々なメリットがあるため、アメリカの健康関連雑誌『Health』で世界五大健康食品の一つに選ばれています。キムチが発酵する際に生じる乳酸菌は食べ物の消化を助け、内臓をきれいに保ってくれます。また、免疫を高め、癌の予防に効果があることが知られています。

    キムチの種類

    地域、気温などの環境条件によって、100種類を超える多彩な種類のキムチが作られています。代表的なキムチの種類は、白菜キムチ、カクトゥギ、 ナバッキムチ(大根と白菜の水キムチ)、オイソバギ(キュウリキムチ)などです。

    1) 白菜キムチ:韓国人に一番よく食べられている、最も一般的なキムチです。塩漬けした白菜の葉一枚一枚に、大根の千切り、唐辛子粉、ニンニク、 魚醤などを混ぜ合わせたヤンニョムと呼ばれるタレを塗りこみ、発酵させて作ります。

    2) カクトゥギ:大根を使ったキムチで、シャキシャキとした食感が特徴です。ほのかな甘味、旨味、辛味が調和し、スープ料理との相性が抜群です。

    3) ナバッキムチ(大根と白菜の水キムチ):辛くなく、水分が多い「水キムチ」で、さっぱりとした味わいです。「ナバッキムチ」の「ナバッ」とは野菜を四角く薄切りにすることを意味します。

    4) オイソバギ(キュウリキムチ):キュウリに薬味を挟んで漬けたキムチで、春から夏にかけてよく食べられます。

    5) ヨルムキムチ(大根若菜キムチ):ピリッとした辛味のある若い大根の葉を使った、夏場によく食べられるキムチで、さっぱりとした独特な味と香りが食欲をそそります。

    キムチを使った料理

    キムチチゲ:キムチと豚肉を一緒に煮込んだ料理で、韓国人が愛するスープ料理の中でも一番に挙げられます。豚肉の代わりにツナやハムを入れたり、インスタントラーメンの麺を入れて食べることもあります。

    キムチジョン(キムチのチヂミ):小麦粉の生地にキムチを混ぜ入れ、油で揚げるように焼いた料理です。豚肉やイカなどの海鮮を入れることもよくあり、おかずとしても一品料理としてもよく食べられています。

    創作キムチ料理:タンスユク(酢豚)にキムチを加えてピザチーズをかけた「キムチピザタンスユク」や、アメリカンドッグの衣にキムチを刻んで入れてピリ辛にした「キムチハッドグ」など、韓国にしかないユニークな創作キムチ料理もあります。

    最終更新日:2023年3月24日
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