手軽な一食、粉食&ストリートフード
「粉食(プンシク)」とは、文字通りの意味は「小麦粉を使った料理」ですが、最近ではそれだけでなく、手軽に済ますことのできる軽食もひっくるめて「粉食」といっています。トッポッキ、ティギム(天ぷら)、スンデ、キンパプ、オムク(練り天)などがこの粉食に当たります。手ごろな値段で食べられるのが一番の魅力で、色々なメニューを一緒に頼んで味の組み合わせを楽しむこともできます。その他、プンオパン(たい焼き)、ホットク、あんまん、焼き芋のように、特定の季節のみ味わえる特別なストリートフードもあります。
韓国代表粉食リスト
トッポッキ
韓国人の国民的おやつであり、粉食の花と呼ばれています。カレトク(細長い餅)をコチュジャンベースのタレで和えて煮詰めるのが最も一般的なスタイルです。クリームトッポッキ、ラーメン入りトッポッキなど、食材を変えて多彩な味のバリエーションを楽しむこともできます。
スンデ
一般的に、ドイツのソーセージ、イギリスのブラック・プディング(Black Pudding)、スペインのモルシージャ(Morcilla)、スコットランドのハギス(haggis)と比べられる料理です。豚の内臓とソンジ(牛の血を冷まして固めたもの)をよく刻んで混ぜ、そこに春雨、もち米、野菜を加えた餡を腸詰めにしたもので、おいしくて栄養満点です。トッポッキ、ティギム(天ぷら)、スンデを一緒に食べる「トクティスン」の組み合わせが大人気です。
キンパプ
海苔の上にご飯と様々な具材を並べて巻いたもので、種類豊富で味も価格も千差万別です。粉食店はもちろん、コンビニ、サービスエリア、スーパー、デパートの食品売り場など、どこでも簡単に買えるので便利です。
オムク(練り天)
魚のすり身を塩などで味を調えて生地にし、揚げたものです。粉食店の練り天は、長い串に刺していりこダシのスープでじっくり煮込み、一本ずつ売っているのが特徴です。
タッコチ(焼き鳥)
「コチ」は長い木の串に様々な食材を刺して焼いたり揚げた料理です。代表的なものに、鶏肉を刺してタレを付けて焼いた「タッコチ(焼き鳥)」があります。またトク(餅)を刺して油で揚げて甘辛いタレを付けて食べる「トッコチ(餅の串焼き)」は人気のおやつです。
冬が待ち遠しくなる粉食
ホットク
たっぷりの油で揚げるように焼き上げたもっちりした生地の中に甘い黒砂糖やナッツ類がたっぷり入っていて、子どもからお年寄りまで人気のおやつです。冬によく見かけるストリートフードで、砂糖の代わりに野菜やチーズが入ったホットクもあります。
プンオパン(たい焼き)
「プンオ(フナ)」の形をした、小麦粉ベースの生地にあんこが入った冬を代表するおやつです。人気屋台グルメで、焼きたては皮がパリパリで香ばしさが楽しめ、あんこの代わりにクリームが入ったものもあります。
夏に嬉しい粉食
コングクス(豆乳麺)
大豆を茹でてすりつぶしたスープ(豆乳)に麺を入れ、塩で味を調えたあっさりした麺料理です。暑い夏に食べられる冷たい麺料理で、ベジタリアンにもおすすめできるメニューです。
パッピンス(小豆入りカキ氷)
かき氷にあんこ、餅、フルーツなどをトッピングして食べるスイーツです。粉食店で夏の限定メニューとして提供されることが多い一品です。
コンビニおやつもお見逃しなく!
10代、20代の遊び場として急浮上している韓国のコンビニエンスストア。今一番ホットなおやつはどれもコンビニ発となっているので、時間を作って立ち寄りたいショッピングスポットであり、新しい味の宝庫です。
最終更新日:2023年3月24日
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