ソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)の喧騒の中に佇む、カトリック教会の明洞聖堂。1日9万人が行き交う明洞の中にありながら、ここだけは別世界のように厳かな空間が広がっています。明洞聖堂は訪れる人の心に安らぎを与えてくれる明洞のオアシスのような存在で、聖堂の静かな空間で過ごす時間は、日常を忘れさせてくれる特別な癒しとなります。ここは無料で見学できるので、明洞を訪れた際に気軽に立ち寄れます。今回の記事では明洞聖堂の見どころを始め、ギフトショップ、ビューポイントなど、さまざまな魅力をご紹介します。
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【関連情報】2027年ワールドユースデー(WYD)ソウル大会- 2027年7月末よりソウルでカトリックの若者の祭典「2027年ワールドユースデー(WYD)ソウル大会」が開催され、ローマ教皇レオ14世が韓国を訪れます。閉幕ミサには最大100万人が参加するものとみられています。
- 期間
教区での日々:2027年7月29日~8月2日
本大会:2027年8月3日~8月8日 - 公式ホームページ
https://wydseoul.org/
明洞聖堂はカトリックソウル大司教区の司教座聖堂(カテドラル)であり、韓国カトリックの象徴となっているところです。韓国初のレンガ造りのゴシック建築で、1898年に完成し、1977年に史跡に指定されました。フランス出身のコスト神父が設計し、パリ外国宣教会の財政支援を受けて建立されたもので、本堂の高さは23m、塔の高さは45mになります。ミサが行われている時間でなければ一般の観光客も聖堂内を見学できます。時間があれば聖堂の長椅子に座り、美しいステンドグラスや祭壇、パイプオルガンなどをゆっくり鑑賞してみるといいでしょう。
- ※聖堂は祈りの場所ですので、マナーを守って静かに見学してください
- ※聖堂内は原則として写真撮影禁止、祭壇内は立入禁止です
- 住所:ソウル特別市チュン区ミョンドンギル74(서울특별시 중구 명동길 74)
- 入場料:無料
- ホームページ:https://www.mdsd.or.kr/
- アクセス
- ①ソウル地下鉄2号線「ウルチロイック駅」5番出口から徒歩12分
- ②ソウル地下鉄2号線「ウルチロサムガ駅」12番出口から徒歩12分
- ③ソウル地下鉄4号線「ミョンドン駅」8番出口から徒歩11分
ミサの時間
- 主日ミサ
- ・日曜日:7:00、9:00(英語)、10:00、11:00、12:00(メインのミサ)、16:00、17:00、18:00、19:00、21:00
- ・土曜日:18:00、19:00
- 週日ミサ
- ・月曜日:7:00、10:00、18:00
- ・火曜日~土曜日:7:00、10:00
開放時間
- 聖堂:週日7:00のミサ終了後~20:00、主日13:00~15:00(行事開催時は閉鎖)
- 地下聖堂:7:00~19:00
- 聖堂境内:6:00~22:00
明洞聖堂の後方に行くと、地下聖堂の入口があります。暗くひんやりとした空間で、聖人や殉教者の遺骨が安置されています。聖堂内ではお祈りをしている方がいますので、沈黙を守り、静かに見学しましょう(聖堂内は写真撮影禁止)。この地下聖堂の聖遺物室の上に明洞聖堂の祭壇があります。
3.カトリックソウル大司教区歴史館
韓国カトリックやソウル大司教区、明洞聖堂の歴史が分かる常設展示館。展示室は1階と2階にあり、写真で見る平壌教区のコーナーもあります。
カトリックソウル大司教区歴史館(천주교 서울대교구 역사관)
- 開館時間:9:00~17:00(月曜日休館/ソルナル(旧暦1月1日)・秋夕(旧暦8月15日)の休みなどはお出かけ前に公式ブログでご確認ください)
- 公式ブログ・SNS:https://blog.naver.com/sachm/https://www.instagram.com/sachm_1890/
日が沈むと、ライトアップされた美しい聖堂を見ることができます。毎年クリスマス前後(11月末から翌年1月初めまで)には聖堂の境内がさらに華やかにライトアップされます。
5.聖堂外部-
ルルドの聖母洞窟(루르드 성모 동굴)- ルルドの聖母洞窟は、明洞聖堂に上る階段の途中にあります。聖母マリア像はフランスの「ルルドの泉」をモデルに建立されたもので、設置当初はカトリック会館の前庭にありましたが、2011年の明洞聖堂の開発に伴って現在の場所に移設されました。
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死刑を宣告される(사형 선고 받으심)- 頭に針金と釘で編まれた「いばらの冠」をかぶり、腫れ上がった目を静かに閉じたまま死刑宣告を受けるイエス・キリスト。自らに与えられたすべての苦難を、黙々と受け入れようとする姿を表現しています。
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聖アンデレ・キム・デゴン(韓国での表記:聖金大建アンドレア/성 김대건 안드레아)- 韓国初のカトリック司祭であるキム・デゴン(金大建)神父が逮捕されたときの姿を表現したもので、カッ(黒笠)やトゥルマギ(外套)を身につけておらず、髪を結い、一重の上着だけをまとっています。迫害を受け、25歳で殉教しました。
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無原罪の御宿りの聖母像(무염시태 성모상)- 1948年、明洞聖堂の献堂50周年を記念して建立されました。聖母マリア像の下側には「無原罪の御宿り(むげんざいのおんやどり)」を意味する「성모무염시태(聖母無染始胎)」の文字が刻まれています。韓国戦争中に損傷したものを修復し、1971年に現在の場所に再び設置されました。
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イエス像(예수상)- 民主化闘争が激しかった時代の痛みを癒し、悪の勢力から教会を守るイエス・キリストを表現したものです。世の荒波に揉まれ、傷ついた人々を優しく抱きしめるように両腕を広げています。1987年の設置当初は明洞聖堂の前庭にありましたが、2014年に現在の場所へと移設されました。
2014年にオープンした1898広場は、明洞聖堂が建つ丘に上る手前の地下にある複合文化空間。1898広場という名称は、明洞聖堂が完成した1898年にちなんで名付けられたもので、ギフトショップ、書店、ギャラリー、薬局、飲食店などが入っています。1898広場に入っているお店をいくつかご紹介します。
・カトリック出版社(1898+店)エコバッグやポーチ、キーリング、ハンカチなどの明洞聖堂グッズを始め、ジュエリー、キリスト教書籍、聖品(十字架、ロザリオ、聖像、ロウソク)などを販売しています。
カトリック出版社(1898+店)(가톨릭출판사 1898+점)
- 営業時間:9:30~19:30(ソルナル・秋夕の休みはお出かけ前にご確認ください)
- ホームページ:https://catholicbookplus.kr/shop
韓国版ミシュランであるブルーリボンサーベイに10年連続で選ばれたパンの名店。フランス産小麦粉を使った香ばしい「1等バゲット」や、栗がたくさん入った「丸ごと栗の食パン」が人気です。ここで購入したパンは1898広場内のカフェ(チョン・グァンス Coffee house、COFFEE LIBRE、ESSEREジェラート、HONG MILMIL)で別途1人1ドリンクを頼めばカフェ内で食べることができます。
Le Pain(明洞聖堂店)(르빵 명동성당점)
- 営業時間:9:00~20:50(ソルナル・秋夕の休みはお出かけ前にご確認ください)
- 公式SNS:https://www.instagram.com/lepain_seoul
- 主なメニュー:1等バゲット(1등 바게트)3,900ウォン、丸ごと栗の食パン(통밤식빵) 8,900ウォン
- 焼き上がり時間(変更されることがあります):バゲット11:00、丸ごと栗の食パン12:30
一般書籍やステーショナリー、雑貨の他、ロザリオ、ベールなどを取り扱っています。
明洞文庫(明洞聖堂本店)(명동문고 명동성당본점)
- 営業時間:10:00~21:00(ソルナル・秋夕の休みはお出かけ前にご確認ください)
聖堂の建物のすぐ横にあり、利用しやすいお店。書籍やカード、十字架、聖像の他、ロザリオやベールの種類が豊富です。カトリック出版社の店はこの店舗の他、先ほどご紹介した1898広場、カトリック会館1階にも入っています。
カトリック出版社(明洞聖堂店)(가톨릭출판사 명동성당점)
- 位置:明洞聖堂に向かって右の建物「文化館コストホール(문화관 꼬스트홀)」1階
- 営業時間:9:30~19:30(ソルナル・秋夕の休みはお出かけ前にご確認ください)
明洞聖堂に向かって左にあるカトリック会館は、1962年から1986年まで聖母病院だったところです。館内1階・2階と館外1階にギフトショップが入っています。
カトリック会館1階(館内) ・ベネディクト出版社カトリック会館の正面玄関から入ってすぐ右にあるのがベネディクト出版社のお店。聖ベネディクト会倭館修道院が運営しており、書籍、蜜蝋ろうそく、ロザリオ、ベールの他、韓国の修道院で作られた手作りソーセージやジャム、化粧品、ヌルンジ(おこげ)などを販売しています。イタリアのモンテ・オリヴェート・マッジョーレ修道院のワインもあります。
🔹聖ベネディクト会倭館修道院の手作りソーセージ慶尚北道漆谷郡にある聖ベネディクト会倭館修道院の修道士によるドイツ伝統方式の手作りソーセージで、全部で4種類あります。冷蔵庫に入っているガーリックブルスト(마늘부어스트/Knoblauchwurst)とゲルブブルスト(겔브부어스트/Gelbwurst)は加熱せずに冷たいまま食べるタイプのソーセージなので、旅行中に味わってみたい方におすすめです。冷凍庫に入っているものは加熱して食べるタイプのソーセージです。
※海外から日本への肉製品の持込みは法律で厳しく制限されていますのでご注意ください。
ベネディクトフードホームページ:https://bundofood.com/shop/
慶尚南道昌原市にあるトラピスチヌ修道院(トラピスト女子修道院)で作られたジャム。オーガニックのフルーツとオーガニックシュガーのみを使用(イチゴ・ブドウ・ミカン・イチジクの4種類)。
トラピスチヌ修道院ホームページ:http://www.trappistkr.org/?page_id=4163#tab-id-3
ドイツの観想修道会の修道院から伝授された製法を基に、大邱の女子修道院内の農地でハーブを有機栽培し、ハーブの花・葉・茎・実・種・根を利用したオーガニックハーブ化粧品を生産しています。
トゥッツィング宣教ベネディクト修道女会ホームページ:https://benedictine.or.kr/portfolio-item/%ed%9e%90%eb%8d%b0%ea%b0%88%eb%93%9c%ed%99%94%ec%9e%a5%ed%92%88/
ベネディクト出版社(분도출판사)
- 営業時間:月曜日~金曜日9:00~18:00、土曜日・日曜日10:00~18:00(定休日:祝日)
2階は人が少なくひっそりとした雰囲気ですが、「パウロの娘(바오로딸)」、「タンクッカジ聖品店(땅끝까지성물방)」、「ファティマ聖品(파티마 성물)」など、たくさんのお店が並んでいます。
カトリック会館1階(館外) ・チュナルゲミッ
チュナルゲミッは手作り聖品のお店。カトリック会館の正面玄関から中に入らず外壁沿いに右に進むとお店があります(カトリック会館1階108号)。
チュナルゲミッ(主の翼のもと/주날개밑)
- 営業時間:月曜日~金曜日10:00~17:00(定休日:土曜日・日曜日)
カトリック会館地下1階に教区庁職員食堂があり、一般客も利用できます(教区庁職員の利用時間:11:30~14:00、一般客の利用時間:12:15~14:00)。一般客用の食券販売機(외부인 식권 자판기)で7,000ウォンの食券を買い、食堂内でA定食かB定食かを選んで食事を受け取ります。平日のみ営業(定休日:土曜日・日曜日)。
カフェ「pines」は明洞聖堂の向かいにあるロケーション抜群のテラスカフェ。「PAGE(ページ)明洞」ビルの3階にあり、正面に明洞聖堂、右奥に南山ソウルタワーがセットで見える最高のビューポイントです。午前中から正午までは逆光で聖堂が影になるので、写真を撮るなら午後がおすすめ。特に夕暮れ時や夜のライトアップ時は素敵な景観が楽しめます。Pinesの看板メニューは、抹茶とピスタチオクリームのアインシュペナー「Pines」、シュークリーム・アインシュペナーの「シュークリーム」(いずれもアイスのみ)など。このカフェと同じ階にK-ビューティー体験&広報館「BEAUTY PLAY(ビューティープレイ)」が入っています。
pines(パインズ/파인즈)
- 住所:ソウル特別市チュン区ミョンドンギル73 302号 (서울특별시 중구 명동길 73 302호)
- 営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30)(定休日:不定期/お出かけ前に公式SNSなどでご確認ください)
- 公式SNS:https://www.instagram.com/pines.by.page
- 主なメニュー:Pines(파인즈)7,700ウォン、シュークリーム(슈크림)7,700ウォン(いずれもアイスのみ)
ソウル市内のアクセスしやすい場所にある聖地と聖堂をご紹介します。
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西小門歴史公園(서소문역사공원)
- ソウル駅近くにある韓国最大の殉教聖地。西小門歴史公園内に西小門聖地歴史博物館があります。
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ソウル薬峴聖堂(서울 약현성당))- 西小門歴史公園から徒歩9分のところにある聖堂。1892年に韓国で初めて建てられた西洋式の聖堂で、コスト神父が設計しました。
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嘉会洞聖堂(가회동성당)- 北村韓屋村にある聖堂で、この一帯は韓国カトリック教会の初のミサが行われたところです。2017年にこの聖堂で歌手Rain(ピ)と女優キム・テヒが結婚式を挙げ、話題となりました。
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セナムト記念聖堂(새남터 기념성당)- セナムトは朝鮮時代の初期から重罪人の処刑場として使用されていたところで、聖アンデレ・キム・デゴンを始めとした聖職者11人と教会指導者3人が殉教しました。ソウル地下鉄1号線「ヨンサン駅」から徒歩20分。
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切頭山殉教聖地(절두산 순교성지)- 1866年に多くのカトリック信者が処刑された場所で、聖地内に韓国カトリック殉敎者博物館があります。1984年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世、1985年にマザーテレサがここを訪れています。ソウル地下鉄2号線「ハプチョン駅」から徒歩7分。