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      • 韓国カトリックの聖地を訪れる巡礼の旅:全国各地の聖堂・教皇が訪れたゆかりの地

        • 2026/08/03

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  • 全州・慶基殿から眺める殿洞聖堂
    全州・慶基殿から眺める殿洞聖堂(撮影:韓国観光コンテンツラボ-ファン・ソンフン)

    韓国を訪れて真っ先に気づくのが、街のあちらこちらで見かけるのが教会や聖堂。それもそのはず、韓国はカトリックとプロテスタントを合わせるとキリスト教の信者が仏教を凌ぎ最も多く、CBCK・韓国天主教主教会議・韓国天主教中央協議会がまとめた最新統計『韓国天主教会統計2025』(同サイト掲載のPDF版はこちら)によると、2025年12月31日現在、韓国カトリックの信者は600万6832人で韓国の総人口の11.4%を占め、カトリック信者が多い国として知られています。それゆえに韓国全国各地には、カトリックの素晴らしい建築美を誇る聖堂や殉教の歴史が宿る聖地が数多くあります。
    韓国のカトリックは自らの信仰と努力により独自の共同体を形成し、100年あまりの迫害の歴史に耐え抜き、世界でも類を見ない信仰の歴史を紡いできました。今回は、来年2027年夏、ここ韓国で行われるWYD(ワールドユースデー) SEOUL 2027に先立ち、韓国のカトリックを代表するソウル・明洞聖堂、全州・殿洞聖堂、大邱・桂山洞聖堂など各地の聖堂をはじめ、来韓した歴代教皇が訪れた聖地など、韓国国内のさまざまなカトリック聖地をご紹介したいと思います。

    | 韓国のカトリックを代表する聖堂 ● ソウル特別市・明洞聖堂
    明洞聖堂
    明洞聖堂(写真:クリップアートコリア)
    • 明洞聖堂建物内部
    • 明洞聖堂の夜景
    明洞聖堂建物内部/明洞聖堂の夜景(写真2枚とも:クリップアートコリア)

    ソウル市内を東西に流れる大河・漢江の北側に広がる江北(カンブク)地域の中心・ソウル特別市中区明洞にある明洞聖堂(正式名称:天主教ソウル大教区主教座明洞大聖堂)は、韓国のカトリックを代表する象徴的な場所。1898年、韓国初の本格的なゴシック・リヴァイヴァル建築(ネオ・ゴシック建築)の聖堂としてこの地に建立、赤煉瓦の外観に45mの高さを誇る尖塔、そして美しいステンドグラスが調和した素晴らしい聖堂となっています。
    2014年に来韓したフランシスコ教皇が「平和と和解のためのミサ」を執り行った聖堂としても知られています。毎年冬になると、明洞大聖堂の前庭は数千にも及ぶLEDで輝くバラやLED照明で彩られ、夜景スポットとしても人気で、多くの人々が訪れます。

    【明洞聖堂(天主教ソウル大教区主教座明洞大聖堂)】

    • ☞所在地:ソウル特別市チュン区ミョンドンギル74(서울특별시 중구 명동길 74)
    • ☞拝観時間:日曜日 7:00~20:00※/月~土曜日 9:00~19:00※(※ミサの時間により拝観時間が変更となる場合があります)
    • ☞天主教ソウル大教区主教座明洞大聖堂公式ホームページ:https://www.mdsd.or.kr(韓国語・英語)
    ● 全北特別自治道全州・殿洞聖堂
    殿洞聖堂
    殿洞聖堂(撮影:韓国観光コンテンツラボ-キム・ジホ)
    • 殿洞聖堂建物内部
    • 殿洞聖堂メディアファサード
    殿洞聖堂建物内部(写真:クリップアートコリア)/殿洞聖堂メディアファサード(撮影:韓国観光コンテンツラボ-キム・デピョン)

    全州韓屋村などが有名で海外からの観光客も多い韓国南西部・全北特別自治道の全州(チョンジュ)。全州韓屋村の韓屋の建物や慶基殿など史跡の建物の瓦屋根の向こうには、雄壮な姿の殿洞聖堂の建物が見えます。1914年に竣工したこの殿洞聖堂は、ロマネスク様式とビザンチン様式の建築が調和した美しい外観が特徴の聖堂。赤煉瓦やドーム型の丸屋根、雄壮な鐘塔は、全州韓屋村に軒を連ねる韓国伝統の建築物・韓屋とコントラストをなし、ここ全州ならではの風景を醸し出しています。全州韓屋村を訪れる人々が必ずしや立ち寄る観光スポットとしても知られ、特に冬になると殿堂聖堂は辺り一面雪景色となり、写真愛好家の人々がこぞってやってくる冬の名所でもあります。

    【殿洞聖堂】

    • ☞所在地:チョンブク特別自治道チョンジュ市ワンサン区テジョロ51(전북특별자치도 전주시 완산구 태조로 51)
    • ☞拝観時間:9:00~17:00
    • ☞天主教全州教区殿洞聖堂公式ホームページ:http://www.jeondong.or.kr(韓国語)
    ● 大邱広域市・桂山洞聖堂
    桂山聖堂
    桂山聖堂(撮影:韓国観光公社韓国語ホームページ大学生記者団トラベルリーダー12期チェ・ジヨン)
    • 桂山聖堂建物内部
    • 桂山聖堂の夜景
    桂山聖堂建物内部(撮影:韓国観光コンテンツラボ-アンジニューフィルム)/ライトアップされた桂山聖堂(撮影:韓国観光コンテンツラボ-キム・ヒョソ)

    韓国南東部・嶺南(ヨンナム)地方の中心都市・大邱(テグ)。大邱市内には韓国が開港して以降の近代文化遺産が数多くある街としても知られていますが、その大邱の近代文化の歴史を体験できる大邱近代路地の中ほどにあるのがここ、ロマネスク様式とゴシック様式の建築の特徴を併せ持つ桂山洞聖堂(正式名称:天主教大邱大教区主教座桂山大聖堂)です。
    この桂山洞聖堂は元々、韓国式の木造建築物でしたが火災により焼失、1902年に再建、現在の西洋式の建物となりました。聖堂にはフランスで制作されたステンドグラスが設置されているほか、韓国カトリックの殉教者の亡骸が安置されているなど、韓国カトリックにとって大変、歴史意義のある聖堂でもあります。聖堂の建物は上から俯瞰してみると、ラテン十字の形をしているのも、この桂山洞聖堂の特徴です。

    【桂山洞聖堂(天主教大邱大教区主教座桂山大聖堂)】

    • ☞所在地:テグ広域市チュン区ソソンロ10(대구광역시 중구 서성로 10)
    • ☞拝観時間:6:30※から(※ミサの時間により拝観時間が変更となる場合があります)
    • ☞天主教大邱大教区主教座桂山大聖堂公式ホームページ:http://www.gyesancathedral.kr (韓国語)
    | 歴代教皇の韓国での足跡を辿る聖地巡礼の旅 ● 韓国カトリックの歴史が宿る聖地:ソルメ聖地・海美国際聖地・西小門聖地・光化門広場
    • ソルメ聖地
    • 聖・金大建神父肖像とフランシスコ教皇銅像
    ソルメ聖地/聖・金大建神父肖像とフランシスコ教皇銅像(2枚とも撮影:韓国観光コンテンツラボ-キム・ヨンホ)

    2014年8月、フランシスコ教皇は就任後、初めてのアジア歴訪の地として韓国を訪問、韓国カトリックにゆかりのある様々な聖地を訪れました。そのうちの一つ・忠清南道唐津(タンジン)にあるソルメ聖地は、韓国初のカトリック司祭である金大建(キム・デゴン)神父(洗礼名:アンデレ・キム・デゴン=韓国での表記:聖キム・デゴン・アンドレア)がこの世に生を受けたところで、その名の通り松(솔)が生い茂る小高い山(뫼)のようになった景色の美しい場所。金大建神父はカトリックの教えを実践し、1846年、26歳の若さで殉教、没後の1984年、ヨハネ・パウロ2世教皇により他の殉教者とともに聖人に列聖されました。 現在、ソルメ聖地には、聖人・金大建神父を称える施設のほか、この場所を訪れたフランシスコ教皇の様子を銅像にした像があり、韓国カトリックの歴史を垣間見ることができる聖地として知られています。

    【忠清南道唐津市・ソルメ聖地(솔뫼성지)】

    • ☞所在地:チュンチョンナム道タンジン市ウガン面ソンサン里サン45-3(충청남도 당진시 우강면 송산리 산45-3)
    • ☞拝観時間:7:00※から(※ミサの時間により拝観時間が変更となる場合があります)
    • ☞公式ホームページ:http://www.solmoe.or.kr(韓国語)
    • 海美国際聖地
    • 海美国際聖地
    海美国際聖地(左:韓国観光コンテンツラボ/右:韓国観光コンテンツラボ-イ・ボムス)

    フランシスコ教皇はまた、同じく忠清南道の瑞山(ソサン)にある海美国際聖地も訪れ、アジア地域の主教(司教)と言葉を交わし、近くの海美邑城で第6回アジア青年大会(AYD=Asian Youth Day)の閉幕ミサを執り行いました。海美国際聖地は韓国で唯一の国際聖地で、カトリックが迫害を受けていた朝鮮時代にこの地で殉教した名も無き人々に思いを馳せる聖地としても有名なところです。

    【忠清南道瑞山市・海美国際聖地】

    • ☞所在地:チュンチョンナム道ソサン市ヘミ面ソンジ1ロ13(충청남도 서산시 해미면 성지1로 13)
    • ☞拝観時間:7:00※から(※ミサの時間により拝観時間が変更となる場合があります)
    • ☞海美国際聖地公式ホームページ:http://www.haemi.or.kr(韓国語・英語・中国語)
    • 西小門歴史公園
    • 光化門広場
    西小門歴史公園/光化門広場

    またフランシスコ教皇は、ソウル駅にほど近いソウル特別市中区にある西小門歴史公園や西小門聖地歴史博物館などがある西小門聖地も訪れ、古の時代にこの地で殉教した人々に祈りを捧げました。西小門歴史公園は朝鮮時代、都を守る都城の外に設置された処刑場があった場所で、現在その場所には西小門聖地歴史博物館が建てられ、韓国カトリックの殉教者の歴史を垣間見ることができます。
    西小門聖地を訪れたフランシスコ教皇はこの後、光化門広場に移動し、韓国で最初に殉教した尹持忠(ユン・ジチュン=洗礼名:パウロ・ユン・ジチュン=韓国での表記:パオロ・ユン・ジチュン)とその仲間の殉教者123人の列福式(諡福式=シボクシク)ミサを執り行いました。

    【ソウル特別市中区・西小門歴史公園&西小門聖地歴史博物館】

    • ☞所在地:ソウル特別市チュン区チルペロ5(서울특별시 중구 칠패로 5)
    • ☞西小門聖地歴史博物館公式ホームページ:https://www.seosomun.org(※韓国語)
    • ※自動翻訳機能による外国語サービスあり。

    【ソウル特別市鐘路区・光化門広場】

    • ☞所在地:ソウル特別市チョンノ区セジョンデロ172(서울특별시 종로구 세종대로 172)
    • ☞ソウル特別市ソウル均衡発展ポータル・光化門広場公式ホームページ:https://uri.seoul.go.kr/ghm(韓国語・英語)
    ● 教皇とゆかりのある韓国のパン屋:京畿道坡州・KISS RING PROVENCE BAKERY&大田・聖心堂
    • KISS RING PROVENCE BAKERY
    • 聖心堂
    KISS RING PROVENCE BAKERY/聖心堂

    教皇と韓国とのつながりは聖堂や聖地といった宗教施設だけにとどまらず、パンを通じてもその縁がつながっています。
    ソウル郊外・DMZ(非武装地帯)に隣接する京畿道(キョンギド)坡州市(パジュシ)の臨津閣観光地内にあるベーカリーショップ・KISS RING PROVENCE BAKERY(キスリング・プロヴァンス・ベーカリー)は、2014年に瑞山で開かれた主教(司教)会議の際に、瑞山名物・鱗片が六つある六片ニンニク(육쪽마늘)を使ったリング型のベーカリー・キスリングをデザートとして提供、教皇が食したことから『教皇パン』と呼ばれるようになりました。
    また、大田で有名な製菓店・聖心堂は、同じくフランシスコ教皇が来韓した際、教皇の食事のためにパンを提供、創業70周年の記念の年に当たる2026年には市民社会や韓国のカトリックを長年支援してきた善行に対しレオ14世教皇からの祝福のメッセージを拝受するという名誉にあずかりました。

    【京畿道坡州市・ KISS RING PROVENCE BAKERY】

    【大田広域市・聖心堂本店】

    • ☞所在地:テジョン広域市チュン区テジョンロ480ボンギル15(대전광역시 중구 대종로480번길 15)
    • ☞営業時間:8:00~22:00

    ✅ 2027年夏、韓国で行われるカトリックの一大行事、WYD 2027

    • 世界各国のカトリック信者の若者らが参加するWYD SEOUL 2027(WORLD YOUTH DAY SEOUL 2027=2027年ワールドユースデーソウル大会=2027年ソウル世界青年大会) が来年2027年8月3日(火)から8日(日)までソウルで開催されます。
    • 1984年から続くWYDは全世界のカトリック信者が一堂に会する大規模な国際行事で、2023年ポルトガルの首都・リスボンで行われて以来4年ぶりの開催となるWYD SEOUL 2027にはレオ14世教皇の来韓も予定され、すでに多くの人々の関心を集めてます。
    • ☞ WYD SEOUL 2027公式ホームページ(韓国語・英語・イタリア語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語)

    韓国カトリック・聖地を巡る旅Q&A

    Q. 外国人も韓国で行われるミサに参加できますか?
    A. はい、参加できます。一部の聖堂では外国語で行われる外国人の方のためのミサが別途行われるところがあります。詳しいスケジュール等については、CBCK・韓国天主教主教会議・韓国天主教中央協議会公式ホームページ『外国人のためのミサ案内』(외국인을 위한 미사안내)のページをご覧ください。
    Q. 自分はカトリック教徒ではありませんが、一般の観光客が聖堂や聖地を訪れても大丈夫ですか?
    A. 韓国の聖堂や聖地のほとんどは宗教の如何にかかわらず、どなたでもご自由に訪れることができます。ただし、ミサが行われている際には、聖堂内の写真撮影は行わず、静粛にすることが求められます。
    Q. 韓国カトリックの足跡を辿る巡礼路はありますか?
    A. 韓国の首都ソウルには2018年9月、アジアで初めてローマ教皇庁が国際巡礼地として承認・宣布した「天主教ソウル巡礼路」(天主教ソウル特別市大教区殉教者顕揚委員会公式ホームページ・天主教ソウル巡礼路(韓国語・英語)=詳細地図など掲載)があります。
    「天主教ソウル巡礼路」には『福音の道』(말씀의 길=The Good News Road=8.7㎞/徒歩で3時間40分)、『永遠のいのちの道』(생명의 길=The Eternal Life Road=5.9㎞/徒歩で2時間半)、『一致の道』(일치의 길=The Unity Road=29.5㎞/徒歩・自転車・車を乗りついで7時間20分~8時間)の三つのコースのほか、『金大建神父致命殉教路』(김대건 신부 치명 순교길=12.7㎞/徒歩で4~5時間・公共交通機関利用で2~3時間)もあり、※歩いて韓国カトリックの足跡を辿ることができます(※一部巡礼路は途中、電車・バス・タクシーなど公共交通機関利用の必要あり)。
    Q. 同じ忠清南道にあるソルメ聖地と海美国際聖地を一日で巡ることはできますか?
    A. 二か所とも忠清南道内にあり直線距離で25㎞ほどのところにありますので、車を利用すれば1時間弱で移動(走行距離およそ40㎞)することができます。
    ただし、公共交通機関に移動する場合は、市内バスや市外バス、あるいは鉄道を複数回、乗り継ぎする必要があり、また地方のためバスの本数が限られているなど待ち時間が長くなりますので、レンタカー(VISITKOREA日本語ホームページ・旅行の準備>交通アクセス>韓国での運転参照)をご利用になるか、朝早く宿舎を出るなど予め余裕をもって計画を立てることをお勧めします。
    • ☞あなたの頼りになる韓国観光コンシェルジュ・韓国観光通訳案内1330:+82-2-1330 (日本語・韓国語・英語・中国語・ロシア語・ベトナム語・タイ語・マレー/インドネシア語)※この他有人ライブチャットでもお問合せ可能です。

    * 上記の内容は2026年7月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。

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