大邱をはじめとする慶尚道地域で食べられているどじょうスープ。他の地域のどじょうスープは粉唐辛子を入れて辛くするのに対し、慶尚道式どじょうスープは粉唐辛子を入れずに白菜を入れてよく煮込む。どじょうをすり潰して入れたスープはさっぱりしており、柔らかく煮えた白菜は香ばしい。テーブルに用意された激辛唐辛子、ニンニク、山椒粉を好みで加えて食べる。激辛唐辛子はスープをさっぱりした味にしてくれ、山椒粉はピリッとしびれる辛さがあって刺激的なので入れすぎないように注意が必要。どじょうスープは朝鮮時代から親しまれてきた料理で、体の熱を下げる滋養食として知られている。