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里芋にエゴマと挽いた米を加えて煮たスープ。韓国では里芋のことを土から採れる卵という意味で「土卵(トラン)」といい、古くからチュソク(旧暦8月15日)の祭祀膳にも用いられてきた。古い文献によると、里芋スープは全羅道では里芋スープ、慶尚南道ではエゴマ入り里芋スープ、里芋のとろみスープ(チムグク)などと呼ばれる。牛肉をじっくり煮込んでダシをとり、肉は裂いて下味を付けておく。肉のだし汁にエゴマと米を入れてミキサーにかけ、こし器でこしてから茹でた里芋と下味を付けた牛肉を加えて煮る。スープがトロっとしてきたら、潰しニンニクと塩で味を調える。里芋のヌルヌルした食感は好き嫌いが分かれるが、里芋のもっちりした食感と香ばしさは絶品。
全羅南道、慶尚南道 / 年中 / 里芋
里芋、牛肉、ねぎ、ニンニク、スープ用醤油