2023/11/02
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第20代ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領がヨンサン(龍山)の執務室に出勤することになり、青瓦台が市民のもとに戻ってきました。以前は煩雑な手続きを経て一部のみ見学できましたが、今は誰でもインターネットで予約するだけで全体を見学できるようになりました(外国人も外国人登録番号と韓国の携帯電話番号があればネット予約可能です。ネット予約ができなくても、1日2,000人まで現地で申し込んで入場できます。要身分証明書)。
※詳細は公式ホームページをご確認ください。
https://www.opencheongwadae.kr/eng/event-reservation
青瓦台観覧の一番の見どころは、本館と官邸です。北岳山(プガクサン)の麓に翼を広げたような形でたたずむ本館の建物は、青瓦台のロゴにもあしらわれています。ニュースでしか見たことのなかった大統領執務室や、歴代大統領夫人の写真が並ぶ大統領夫人執務室、外賓接見室などを観て回ると、どこか遠く感じられた大統領が、少し身近に感じられます。大統領とその家族が暮らした官邸には、寝室、ドレスルーム、ダイニング、美容室など、さらにプライベートな空間があります。この他にも、国内外の来賓を接見した伝統韓屋造りの常春斎(サンチュンジェ)、公式行事が行われた迎賓(ヨンビン)館、広々としたみどりの庭園の緑地園、秘書室の与民(ヨミン)館と記者室の春秋(チュンチュ)館など、見どころがたくさんあります。
さらに、青瓦台周辺エリアまで含めると、日帰りの観光コースとして遜色ありません。昔から高官が集まって暮らしていた北村(プクチョン)、庶民の文化が残る西村(ソチョン)、路地ごとに伝統文化が息づく三清(サムチョン)洞から付岩(プアム)洞まで、好みに合わせてコースを組むのがいいでしょう。
青瓦台サランチェは出会いとコミュニケーションを目的とした文化空間で、訪れた人誰もが楽しめる憩いの場です。館内にあるトラベルライブラリーでは書籍や展示を通して全国各地の魅力を知ることができます。青瓦台から韓国の様々な地域につながるような体験を通じて、あなただけの理想の旅を始めてみませんか。
1階は常設展示館となっており、観光コースをイラストで紹介する「インタラクティブタッチウォール」や、観光スポットをテーマごとに紹介する「メディアアーカイブウォール」の他、韓国を代表するイメージが壁全体に映し出され、まるでその場所にいるような体験ができる「メディアアートルーム」があります。
2階の企画展示館では「宴火(ヨンファ)、心躍る光」の展示が開催されており、サランチェの美しい風光と、朝鮮の王家が夜に開いた宴の華やかさを表した体験型展示を見ることができます。
青瓦台サランチェは2024年6月に再オープンしました。アメニティ施設として授乳室、荷物預かり所、バリアフリートイレ、お土産店、カフェがあります。
* 上記の内容は2023年5月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。