2025/02/20
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ウナギは川の水温が28度のときに最も活発に摂餌活動をするため、8月~9月が旬といえる。とくに9月にチョンブク(全北)特別自治道コチャン(高敞)を訪問すると、禅雲寺のヒガンバナの群落とウナギが楽しめる。
チョンブク(全北)コチャン(高敞)は、韓国一のウナギ産地。コチャン(高敞)の古刹である禅雲寺周辺にはウナギ料理の専門店が集まっている。
ウナギはサケと同様、川と海を行き来する習性をもつ。ただ、移動方向はサケと全く逆だ。サケは川で生まれ海に下って産卵時期になると帰ってくるが、ウナギは海で生まれ川に上って成長し、産卵時期には海に帰っていく。川と海が合流する地域を昔は「風川(プンチョン)」と呼んでいたが、韓国でウナギに「風川ウナギ」という名がつけられたのも、ウナギの移動習性に起因する。
チョンブク(全北)コチャン(高敞)は風川ウナギで有名な地域だ。コチャン(高敞)地域を横切るチュジンチョン(舟津川)を中心にウナギ養殖場が集まっており、韓国のウナギ生産量の3割をコチャン(高敞)郡が占めている。
一般的に食べられているウナギはほとんど養殖場で育てられたものだ。ただ、これは完全な養殖とはいえない。ウナギがどこで、どのように生まれてくるかについての研究が正確に実施されておらず、現在の養殖技術はウナギの産卵まで調整することができないためだ。
ウナギを養殖場に供給する方法は漁業に依存している。遠い海で生まれたウナギの稚魚が川を遡ってくる際に採捕するのだ。漁師たちは採捕した稚魚を養殖場に移して十分育ててから販売する。養殖場からウナギを供給しているのによく相場が変動するのは、主に稚魚の漁獲量にバラツキがあるためだ。
ウナギの主産地の一つであるコチャン(高敞)、中でも禅雲寺の周辺にウナギ養殖場とレストランが集まっている。コチャン(高敞)を代表する観光スポットの一つ、禅雲寺がウナギの稚魚が移動する川の河口周辺に位置しているからだ。
レストランではウナギを1kg単位で注文するのが一般的。サイズによって異なるが、1kgは大体2~3本。養殖場でレストランを運営することもあり、ここではさらに手頃な価格でウナギが味わえる。
厨房でウナギを焼いて出してくれるレストランでは、干潟ウナギを販売する店も見かける。干潟ウナギとは、干潟に柵を建てて養殖場のようにしてから、その囲いの中で育てたウナギのことだ。通常の養殖場で育てたウナギに比べて活発に活動するのが特徴的で、できるだけ自然に近い環境で育てるため、より淡泊で香ばしい味とコシのある食感を味わえる。
ウナギは脂肪とタンパク質、とくにビタミンAを多量含有しているため味も栄養も満足できる食材料として韓国では人気が高く、料理方法も幅広い。
韓国人がウナギを楽しむ最も代表的な方法は焼き物。手入れしたウナギを炭火で焼くもので、塩をかけたり(塩焼き)コチュジャンソースをつけて(味付け焼き)焼き上げる。味を均一に保つため、厨房で調理して出してくれるレストランもあるが、客がセルフで焼いて食べるのが一般的だ。
セルフでウナギを焼くときは、脂肪の多いウナギは皮がすぐに焦げてしまうため、こまめにひっくり返すことが重要だ。塩をかけたりコチュジャンソースをつけるときにもコツがある。塩焼きの場合はウナギを炭火にのせる前に塩をばらまき、コチュジャンソースは炭火にのせてから焦げないようにしっとりとつける。ウナギがよく焼きあがったら一口サイズにカットし、グリルの端に移動させて食べる。
ウナギ焼きを野菜に包んで食べても美味しい。ウナギと一緒に提供されるサンチュやエゴマの葉などにウナギ焼きとショウガ、タマネギ、ニンニクをのせて包んで食べる。包み野菜とトッピング野菜は脂肪の多いウナギの脂っこい味をカバーする。とくにショウガはウナギの生臭さをなくし、消化も助けてくれる。