盤亀台岩刻画
川前里岩刻画(写真提供:国家遺産庁)ユネスコ・国際連合教育科学文化機関(UNESCO)は12日(現地時間)、フランスの首都・パリで第47回世界遺産委員会を開催し、韓国南東部・蔚山(ウルサン)広域市蔚州郡(ウルジュグン)にある『盤亀川(パングチョン)の岩刻画』を世界遺産に最終決定し登録しました。
石器時代の世界遺産としては韓国初となり、これにより韓国の世界遺産は文化遺産15件、自然遺産2件の合わせて17件となります。
『盤亀川の岩刻画』は、盤亀川と呼ばれていた現在の大谷川(テゴクチョン)流域にある二つの遺跡『
盤亀台岩刻画』と『
川前里(チョンジョンリ)銘文と岩刻画』の総称です。日本では岩面彫刻(ペトログリフ)などと言われる岩刻画は岩や洞窟の壁面に刻まれ描かれた絵のことで、岩刻画からは石器時代の人々の暮らしぶりを垣間見ることができ、歴史的に大変価値の高いものです。
今回、世界遺産に登録された二つの岩刻画は、いずれも韓国の古代の歴史をありありと描いたもので、古の時代の韓半島に定着していた人々の暮らしぶりを現代に伝える貴重なものとなっています。
特に『
盤亀台岩刻画』は当時の狩猟生活について描かれており、中でも鯨取りの様子は具体的に描かれ、高い完成度を誇ります。
また、『
川前里銘文と岩刻画』は先史時代から統一新羅時代まで数千年もの歳月を経て、様々な時代の人々が受け継ぎ刻んだ絵や銘文が残る史跡です。
ユネスコ世界遺産委員会は、『盤亀川の岩刻画』を、先史時代の人々の芸術性が際立つ創意的な傑作であり、六千年もの歳月を経た岩刻画の伝統を証明する並外れた秀でた証しと評価しています。
『盤亀川の岩刻画』周辺には、
蔚山岩刻画博物館や
蔚山大谷博物館があり、今後、盤亀川流域の歴史や文化を体験できるシティツアープログラムも行われる予定ですので、韓国南東部を訪れる際には是非、蔚山まで足を延ばして、韓国先史時代の遺跡巡りをしてみてはいかがでしょうか。
More info六千年もの歳月に耐え抜いた‘盤亀川の岩刻画’、ユネスコ世界遺産に登録世界文化遺産「盤亀川の岩刻画」 ☞蔚州大谷里盤亀台岩刻画:・所在地:ウルサン広域市ウルジュ郡オニャン邑テゴク里サン234-1(울산광역시 울주군 언양읍 대곡리 산 234-1)
☞蔚州川前里銘文と岩刻画:・所在地:ウルサン広域市ウルジュ郡トゥドン面チョンジョン里サン210-2(울산광역시 울주군 두동면 천전리 산 210-2)
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