長く続いたコロナ禍も落ち着きを見せ、観光需要の回復が見えてきた近頃。ここ韓国でも2023年に入り、国内・海外を問わず、旅に出る人が多くなってきました。
このような観光需要を反映し、韓国では今年2023年上半期に新たな観光スポットが続々オープン、すでに多くの観光客が訪れホットプレイスとして注目を集めている観光スポットが数多く誕生しています。
海外から韓国を訪れる観光客の方々も、いま韓国でどんな観光地が人気があるのか興味津津！という方も多いと思いますので、今回ご用意したのがこのコラム、「2023年オープン！VISITKOREAおすすめ・最新観光スポット7」。今年2023年上半期に新たにオープンした韓国の観光スポットの中で、韓国観光公社外国語サービス・VISITKOREAが韓国全土から厳選した、風景が美しく、楽しさいっぱい、そして美味しい韓国グルメも味わえる7か所をピックアップしてご紹介したいと思います。
いち早く韓国の新観光スポットをチェックしたい方は必読！さあ、まだ海外には知られていない新たな韓国の観光スポットへ出発です！

ソウル特別市 RAIN REPORT／豪雨注意報 ┃ 2023年4月オープン

#ソウル #梨泰院 #雨 #ユニークなカフェ

365日、雨が断続的に降り続くカフェ・RAIN REPORT／豪雨注意報。
「雨の日、珈琲がいつもより美味しく感じるのはなぜ？」という疑問からこのお店は始まったといいます。
今年春にオープンしたばかりのRAIN REPORTですが、ソウル特別市龍山区（ヨンサング）梨泰院（イテウォン）という立地もあり、韓国語の店名「#호우주의보」（豪雨注意報）でタグ付けされたSNS（インスタグラム）の投稿だけでも優に6万件以上を超えるほどの人気店。
カフェの中庭には30分ごとに15分間、人工的に降らせた雨が降り注ぎます。黒を基調としたシックな雰囲気の店内から窓越しに降り続く雨をぼんやりと眺めながら過ごす時間は、至福のひと時。
SUNNY DAY・CLOUDY DAYなど天気からその名をとったドリンク、そして飲み物にぴったりなデザートも高級感あふれる逸品がずらり。週末には列をなすほどの人気店のため、ぜひ行ってみたいという方は週末を外して訪れることをおすすめします。

忠清南道礼山 礼山市場 ┃ 2023年1月リモデリングオープン

#礼山 #伝統市場 #ペクジョンウォン #人気レストラン

忠清南道（チュンチョンナムド）礼山郡（イェサングン）最大の伝統市場・礼山市場（イェサンシジャン）。
数多くの飲食チェーンを傘下に収めるTHEBORN KOREA代表で、料理研究家として地上波からケーブルチャンネルまで数々のグルメ番組にも出演し引っ張りだこのペク・ジョンウォンさんが伝統市場活性化プロジェクトを展開し、一躍人気となった市場です。
故郷の市場の衰退を憂うペク・ジョンウォンさんが一肌脱ぐこととなり、2018年、自らの会社THEBORN KOREAを通じ礼山郡と協約を締結、「礼山型旧都心地域相生（共生）プロジェクト」の一環で礼山市場の活性化プロジェクトを立ち上げ、礼山市場を新しいながらも懐かしい「ニュートロ」（ニューレトロ）の雰囲気漂う市場へとリモデリングしました。今では他の地方自治体からも見学に来るほど活況を呈し、地方再生の好例として注目されている市場でもあります。
市場内にある825平方メートルの広さを誇るチャント広場の周囲には、サムギョプサル・チキンバーベキュー・プルコギ・麺料理・マッコリなど地元の特産を生かした料理を提供するおよそ20店舗が出店、チャント広場に設けられたテーブルでお好みの店のグルメを味わうことができます。

釜山広域市 CLUBD OASIS ┃ 2023年7月オープン

#釜山 #スパ #ウォーターパーク #オーシャンビュー

大海原が目の前に広がる素晴らしい景色で有名な釜山最高の休養地・海雲台（ヘウンデ）海水浴場のすぐそばにあるスパ＆ウォーターパークがここ、CLUBD OASIS（クラブディーオアシス）。
目の前には海雲台のオーシャンビューが広がり、絶好のロケーションにあります。4階には海雲台の海辺が一望できる全長80mのインフィニティ―プールがあり、訪れた記念の一枚に人気の場所。
全長200mのウォータースライダー、7パターンの波が楽しめる波のプールなど、ウォーターパーク施設も充実。5階にある屋外スパ・清水堂（チョンスダン）や6階にある露店歩行足湯から眺める風景も素晴らしいものがあります。日ごろの疲れを癒したい方には、塩・ヒノキ・黄土・麦飯石・アイスの五つの部屋に分かれたチムジルバンもあり、おすすめです。

慶尚北道慶州 MCYパーク ┃ 2023年3月オープン

#慶州 #テーマパーク #フォトゾーン #無料シャトルバス

韓国南東部にある新羅の古都・慶州（キョンジュ）。今年2023年春、普門観光団地から北へ車で5分ほどの山麓にオープンしたのが、総天然色の光あふれる設置芸術・インスタレーション（空間芸術）作品を楽しめる超大型テーマパーク・MCYパーク。名称のMCYはマゼンタ・シアン・イエローの色の三原色の頭文字から名付けたとのことです。
園内にはテーマ別にさまざまな展示スペースがあり、カラフルなフォトゾーンもいっぱい。
ドーナッツ・アイスクリームなどをモチーフにしたオブジェがいっぱいのデザートミュージアムは、まさにグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の世界！またアメリカから直輸入した13台のスクールバスをカラフルにリモデリングして展示しているスクールミュージアムは、全米各都市をコンセプトにした展示が行われています。
MCYパークへは市内バス（16番）やタクシーをご利用になると便利です。

仁川広域市江華郡 華蓋庭園 ┃ 2023年5月オープン

#江華島 #公園 #モノレール #展望台

仁川広域市江華島（カンファド）の西北に浮かぶ島・喬桐島（キョドンド）。その島にある標高259mの小高い山・華蓋山（ファゲサン）の山麓に2023年5月にオープンしたのがここ、華蓋（ファゲ）庭園。
散策路の周りには18万本にも及ぶ木々や花々が植えられ、景色が大変美しい庭園です。また、島のすぐ北には漢江が注ぐ河口域が広がり、その中央には韓半島を南北に分断する軍事境界線が引かれ、華蓋山山頂付近へと続くモノレールや頂上付近にあるスカイウォーク・華蓋山展望台からは北韓の地を一望できます。
黄色い塗装の小さな江華華蓋山モノレールに乗っておよそ20分、モノレールは華蓋山展望台がある終点の上部駅に到着します。床がガラス張りとなっている華蓋山展望台からは、喬桐島周辺の海原や漢江の河口、そして北に目を向ければ軍事境界線の向こう、北韓の黄海道（ファンヘド）・延白（ヨンベク）平野がすぐ目の前に見えます。それもそのはず、対岸の延白平野は華蓋庭園からわずか7kmしか離れていません。

江原特別自治道春川 INFEELD ┃ 2023年5月オープン

#春川 #ソンフンミン #サッカーボールパン #記念品

別名『ソン・フンミンカフェ』と呼ばれ、近頃、春川（チュンチョン）で一番人気のカフェといえばここ、INFEELD（インフィールド）。サッカーファンの新たな聖地としても今話題のホットプレイスです。
それもそのはず、このINFEELDは英プレミアリーグ（EPL）・トッテナムのキャプテンで、アジア人初のEPL100ゴールを達成した韓国を代表するサッカー選手ソン・フンミンさんのご家族が経営しているカフェだからです。
ソン・フンミン体育公園内にあるカフェ・INFEELDには、ルーフトップがある二階建ての建物と緑鮮やかな芝生のスペースがあります。
クリームがトッピングされたコーヒー・アインシュペナー『クリーム・カム・トゥルー』や、砕いたチョコクッキー入りの生クリームがたくさん入った『サッカーボールパン』が大人気で、SNS上に数多くの写真がポスティングされています。
また、店内ではソン・フンミン選手が立ち上げたファッションブランド『NOS7』のアパレル商品も販売されており、訪問の記念に購入してみてはいかがでしょうか。
韓国をはじめ世界で人気のサッカー選手のお店ということもあり、週末になると順番待ちの長蛇の列となりますので、ゆったりとした雰囲気のカフェで一息つきたい方は平日がおすすめです。

済州特別自治道 IVAR GARDEN ┃ 2023年8月オープン

#済州島 #展示スペース #メディアアート #フォトゾーン

韓半島の南に浮かぶ島・済州島（チェジュド）。その中心に聳える漢拏山の西北に位置する済州特別自治道済州市涯月邑（エウォルウプ）に今年8月にオープンしたばかりのイマーシブ（没入型）メディアアートミュージアムといえばここ、IVAR GARDEN（アイヴァーガーデン）。デジタルテクノロジーとアートが融合した、巨大なメディアアート作品に直接触れることができます。
展示スペースは八つのテーマに分かれ、いずれのスペースも「映える」フォトスポットばかり。数十万個の照明でピンク色の庭園を作り出す「フラワーガーデン」、青い大海原深く潜りこんだかなような雰囲気の「オーシャンガーデン」、陽気な音楽が流れる「パーティーガーデン」など眩いばかりの光の世界が広がります。

* 上記の内容は2023年8月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。