多くの人が景福宮を、聖水洞を旅先として選ぶとき、ソウルの大学を目的地に旅行をする人もいる。そのことに好奇心を抱く人もいるだろう。外国人観光客が韓国の大学に行くって？何のために？韓国の文化に関心のあるZ世代の外国人観光客は、おそらく韓国のキャンパスツアーにも興味を感じるはず。ここでいう「キャンパスツアー」とは、かなり広い意味で使われる。推しの母校を訪れる、キャンパスを散歩する、韓国の大学生ファッション を見物するなど、それぞれ違う目的でキャンパスを楽しむことができるからだ。

韓国の大学キャンパスで何ができる？大学キャンパスの楽しみ方ベスト4

1.推しの母校を訪れてインスタ映えする写真をパシャッ

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「私の推しもこの道を歩いてたりして？」、「何階の講義室で授業を聞いてたかしら？」好きな芸能人を輩出した大学キャンパスを歩くだけで、想像の翼はますます広がるばかり。大学キャンパスも十分聖地巡礼になりうる。韓国アイドルや俳優の中には、大学の実用音楽科や演劇映画科、映画芸術学科の出身者が多い。たとえば、BTSのJINは建国大学・演劇映画科を、俳優のキム・スヒョンは中央大学・演劇映画学科を、俳優のイ・ミンホとイ・ジョンソクは建国大学・映画芸術学科を卒業している。

2.キャンパスを散歩

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韓国の大学キャンパスは、桜の咲く4月中旬と新緑の深まる6月上旬が特に美しい。高麗大学の春のフォトスポットは、エギヌン丘。丘を登る階段の両脇に満開の桜とツツジに包まれ、美しい写真が撮れる。東国大学は仏教の精神に基づいて設立された大学だ。そのため、お釈迦様の誕生日(灌仏会、韓国の祝日)が含まれる5月になると、校内は色とりどりの提灯で飾られる。昼間も美しいが、夜の八正道広場はさらにロマンチックな色に染まる。

3.韓国の大学生たちのファッションを見物

大学キャンパスは、着こなしが上手いと評判の韓国の若者のファッションを見物するのにうってつけの場所。韓国のZ世代の間ではこの頃、カジュアルでありながら個性的なスタイルが流行っている。ショート丈のトップス、ワイドフィットジーンズ、ゆったりとしたカーゴパンツ、韓国で「科ジャン(学科ジャンパーの略)」と呼ばれるバーシティジャケットなど、個性的なアイテムの饗宴が見られる。ヘッドホンやキーホルダー、ニットキャップなど、エッジの効いたアクセサリーを活用することも多い。

4.コスパーの良いグルメ「学食」を堪能

大学内にある「学生食堂」を、略して「学食（ハクシク）」という。一般的な飲食店よりはるかにリーズナブルな価格で食べられるため、財布の中身を気にしながら生活する学生にとってはありがたい存在だ。学生だけでなく、一般の人も利用できる学食が多いので、気軽にチャレンジしてみよう。延世大学は3つの食堂を運営しているが、韓国料理・洋食・バイキングなどメニューの選択の幅も広い。慶熙大学の学食は、チャパゲッティの上に目玉焼きとチーズをのせた「チャゲチ」で有名だ。

この時期、韓国の大学は学園祭の真っ只中

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活気に溢れる韓国の大学の雰囲気が最もよく感じられる時期は、大学祭が開かれる5月末だ。晩春と初夏の間、大学は広大なフェス会場へと化す。人気歌手のコンサート、学科やサークルのブース、フードトラックが、緑豊かな校庭を埋め尽くす。
「慶熙大学にDAY6がくるんだってよ。」
この時期、どの大学に誰がゲストとして呼ばれるかが学生の最大の関心事だ。アーティストのラインナップを見るだけで、韓国で最近売れている歌手が分かると言っても過言ではない。昨年、ソウル大学にはNewJeansが、延世大学にはaespaとLE SSERAFIMが、高麗大学にはZion.TとCrushがステージに登場して会場を沸かした。
ただ、これだけは知っておきたい点が一つ。外部の人でもキャンパスに入って自由に学園祭を楽しむことができるが、学園祭ならではの特徴が現れる分、観光客からすると楽しめるものが少なく、物足りなさを感じるかも知れない。また、人気の高い芸能人がゲストとして招待される場合、コンサートに人が集まりすぎて在学生すら見られないということも十分ありうるので、雰囲気を楽しむという点に意味があると心がけよう。

[ソウルの主要大学の学園祭スケジュール]