毎年、釈迦誕生日（旧暦4月8日）に慶尚南道咸安（ハマン）郡にある槐巷（クェハン）村の無尽亭（ムジンジョン）では特別な花火大会が開かれ、多くの観光客が訪れます。夜空の下、紐に吊るされ、舞い落ちる火の粉が花のように美しいことから、落火（落花）ノリ（遊び）と呼ばれるようになりました。他地域でも行われる落火ノリですが、咸安地域の落火ノリは慶尚南道無形遺産に指定されています。

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咸安落火ノリとは？

咸安落火ノリは木炭粉を紙や布を使って縄状に編んだものを紐にぶら下げ点火し、火の粉が舞い落ちる幻想的な風景をつくる伝統的な火祭りです。火薬を使わずに自然素材を使用しているため環境汚染や火傷の恐れ、騒音が少なく安全なのが特長。咸安郡民の安寧を祈る意味から始まったこの民俗行事は、毎年釈迦誕生日（旧暦4月8日）に行われており、祝賀公演、祭礼行事、落火ノリ点火、招待歌手公演、花火などさまざまな見どころとともに楽しむことができます。また、咸安落火ノリは年に一度、年中行事として開催されてきましたが、人気が高まり見物客が多くなったため、2024年度からは予約制を導入するとともに旅行商品を開発し、運営しています。

落火ノリを楽しむ場所、無尽亭（咸安）

咸安落火ノリが慶尚南道無形遺産であるとともにまた、無尽亭も慶尚南道有形文化遺産に指定されています。無尽亭は朝鮮時代、風流を楽しむために丘の上に建てられた亭子（東屋）です。装飾や彫刻がなく素朴な佇まいで、朝鮮初期につくられた亭子の形式をよく表しています。落火ノリは朝鮮中期から咸安邑城全域で行われていましたが、1960年にこれを槐巷村青年会が無尽亭で再現し、現在に至ります。毎年、無尽亭一帯で人々の安寧を祈る民俗行事「咸安落火ノリ」が開かれ、多くの人々がここを訪れるようになりました。小さな池の周辺には木々が茂り、散歩するのにも良いヒーリング観光地です。

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動画で見る「咸安落火ノリ」

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ドラマで見る「咸安落火ノリ」

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咸安落火ノリSpecial day

◎ イベント概要
ㅇ 日時：2025年10月16日（木)
ㅇ 場所：咸安 無尽亭
ㅇ 人数：日本人観光客1,000名
ㅇ 内容：落花ノリ観賞、韓国文化およびグルメ体験など

◎ イベントスケジュール

咸安のおすすめ観光地

咸安は春に落火ノリ、夏には江州（カンジュ）ひまわり祭りが開かれ、秋になると紅葉狩りをする観光客でにぎわうところです。またコスモス、センニチコウ、ヒャクニチソウといった花を見に訪れた観光客の口コミが広がり、見どころ豊富な観光スポットとして浮上しています。

無尽亭（咸安）へのアクセス

釜山から咸安まで車で約1時間半～2時間、ソウルから咸安まで車で約4時間30分

ソウル駅から咸安「無尽亭」まで（所要時間約4時間30分）

1）ソウル駅（KTX）⇒晋州駅（約3時間30分）

2）晋州駅（ムグンファ号）⇒咸安駅（約30分）

3）咸安駅（徒歩）⇒無尽亭（約15分）

釜山駅から咸安「無尽亭」まで（所要時間2時間以上）

1）釜山駅（ムグンファ号）⇒亀浦駅（約14分）

2）亀浦駅（ムグンファ号）⇒咸安駅（約1時間26分）

3）咸安駅（徒歩）⇒無尽亭（約15分）

金海国際空港から咸安「無尽亭」まで（所要時間2時間以内）

1）空港駅（地下鉄）⇒沙上駅（約6分）

2）沙上駅（徒歩）⇒釜山西部バスターミナル（約8分）

3）釜山西部バスターミナル（バス）⇒咸安バスターミナル（約1時間）

4）咸安バスターミナル（タクシー）⇒無尽亭（約5分）

大邱から咸安「無尽亭」までバス利用（所要時間約2時間）

1）西大邱高速バスターミナル（バス）⇒昌原内西高速バスターミナル（約1時間5分）または東大邱ターミナル（バス）⇒昌原内西高速バスターミナル（約1時間20分）

2）昌原内西高速バスターミナル（タクシー）⇒無尽亭（約20分）

大邱から咸安「無尽亭」まで鉄道利用（所要時間2時間以上）

1）東大邱駅（SRTまたはKTX）⇒晋州駅（1時間30分以上）

2）晋州駅（ムグンファ号）⇒咸安駅（約30分）

3）咸安駅（徒歩）⇒無尽亭（約15分）

※上記の内容は2025年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。