• 仕事も旅行も両方とも求めているのなら クジラが泳いでいた蔚山の海へ!

        • 2022/03/17

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  • 蔚山は韓国屈指の産業都市だ。そのためビジネスマンたちも多く訪れる場所だ。同時に都心と産業団地、海が目と鼻の先に合わさっており、3つの要素が混ざり合いながら独特な景色を描く。仕事と休暇を同時に解決できるワーケーション(Workation)観光地に相応しい理由だ。昔、捕鯨で栄えていた町では、思い出を再現した街に出会える。大王岩公園では、クジラがのんびりと遊びまわっていた広々とした東海の風景を目に留めてみよう。海に向かって佇む防波堤には、原色のカフェと灯台が浪漫を付け足す。

    捕鯨で有名だった長生浦クジラ文化特区


    長生浦の昔の風景、クジラ文化村

    長生浦港は韓国屈指の捕鯨基地だった。捕鯨が禁止された現在の港周辺一帯には、クジラ文化村と長生浦クジラ博物館、クジラ生態体験館などの施設が建てられて「長生浦クジラ文化特区」に指定され、クジラをテーマにした観光地として生まれ変わった。長生浦で捕鯨が始まった時期は、約100年前に遡る。当時、ロシアが太平洋で捕獲したクジラの解体基地に長生浦を指定したからだ。長生浦が捕鯨産業で最も活気づいていた時期は、1970年代から商業捕鯨が禁止された1986年前までだ。クジラ文化村に行くと、栄えていた当時の姿を再現した長生浦に出会える。

    長生浦クジラ文化村に位置する長生浦イェッマウル(昔の村)

    1970~80年代の長生浦の街の姿を再現した長生浦イェッマウル(昔の村)

    長生浦クジラ文化村は、大きな公園に造成されている。公園の真中に位置するクジラ広場とクジラ彫刻公園を中心に、周辺に先史時代クジラ広場とアジサイ庭園、長生浦イェッマウル(昔の村)、ムクゲの丘、5D立体映像館などが立ち並ぶ。

    1970~80年代の長生浦のお店の姿思い出の品でいっぱいだ。

    ムクゲの丘と5D立体映像館

    長生浦イェッマウル(昔の村)は、捕鯨産業が盛んだった時期の長生浦の姿を再現した空間だ。20余りに達する建物とオブジェが当時の雰囲気を生き生きと描写している。お弁当を載せたストーブと小さな机と椅子が置かれた長生浦小学校があり、街中でゴム跳びをする子どもたちのオブジェも見ることができる。地元の本屋と写真館、万屋には当時の品々が並んでいる。村の片隅にはクジラ解体場もある。

    捕鯨が栄えていた頃のクジラ解体場の風景

    長生浦クジラ文化村にあるアジサイ庭園


    韓国唯一のクジラテーマ博物館、長生浦クジラ博物館

    韓国唯一のクジラテーマ博物館である長生浦クジラ博物館

    博物館の中に入っていくと、1階には特別展示会が開かれる企画展示室と、「長生浦」に関する説明が見られる常設展示室がある。長生浦クジラ博物館の観覧順番は、1階、3階、2階の順だ。3階に移動するとナガスクジラの本物のヒゲをはじめ、クジラの骨格模型、コククジラに関する説明と展示物、捕鯨に関する展示物に出会える。

    3階の展示室

    2階の展示室

    3階にある展望台の窓の外には海の風景が広がる。ここから見える海は絶滅危惧種であるコククジラが子どもを産むために移動する経路の一つだ。そのため、近隣の海域(蔚山コククジラ回遊海面)が天然記念物第126号に指定されている。2階には日本の和歌山県太地沖で捕獲されたシャチの骨格標本が展示されている。博物館の傍には1985年まで捕鯨をしていた韓国最後の捕鯨船、「第6チニャン号」を元の姿に復元した船が展示されている。

    ナガスクジラの本物のヒゲ展示物

    最後の捕鯨船、第6チニャン号の姿


    目の前で見るイルカ家族の愛嬌、クジラ生態体験館

    ハンドウイルカの生態が分かるクジラ生態体験館

    クジラ生態体験館は、韓国初のイルカ水族館だ。入場するなりに出会える場所は、海底の憩いの場だ。ここではチャンドゥリとチャンドダム、チャンコップン、コジャンスという名を持つ4頭のハンドウイルカが生活する様子を見ることができる。ハンドウイルカの生活空間は、クジラ海底トンネルに続く。丸いアーチ型になっているトンネルを通ると、頭上に泳いでいるイルカの姿が見える。

    イルカに近くで会えるクジラ水族館

    海底の憩いの場で見たイルカの姿

    イルカの姿が見られる海底トンネル

    2階に上がるとイルカのショー会場が現れる。イルカたちのパフォーマンスを観ることができる場所だが、残念ながら新型コロナウイルスの影響でショーは一時的に中止されている。15分ほど上映される4D映像館は、映像の内容に合わせて椅子が動くので楽しく鑑賞することができる。長生浦館では、捕鯨が盛んだった1970~80年代の長生浦を生き生きと描写したジオラマを通して、当時の生活が垣間見れる。

    クジラを捕獲して長生浦港に帰港する捕鯨船のジオラマ


    文武大王妃の伝説が秘められた奇岩怪石、大王岩公園

    大王岩公園は、新羅の文武大王の王妃が亡くなり、国を守る護国の龍になってここの岩の島の下に埋葬されたという物語が秘められた場所だ。公園の入口から目を奪うものは、1万5000本に達する背の高い海松森だ。大王岩に向かう約600mの散策路区間は、トンネルを作る海松森の木陰のお陰で、暑い日に歩いても快適だ。

    大王岩の方から見た大王岩公園

    散策路は4つのコースで構成される。公園の北側海岸に沿って続く伝説岩の道と、森を横ぎる松林の道、四季の道、そしてモンドル(丸い石)が敷き詰められた南側のカゲアン(ノブンゲ)海岸に沿って続く海辺の道だ。四季の道の端には白い蔚気灯台が異国のような風景を披露する。蔚気灯台は1906年に初めて建てられ、1987年まで80年余り明かりを灯していた。

    木陰が涼しい大王岩公園の四季の道

    80年余り明かりを灯していた蔚気灯台

    底が透き通って見える透明な海の上にそびえ立つ大王岩は、奇奇妙妙な形をしている。そこに岩と岩の間、海の上にかけられた大王橋が風流を付け足す。大王岩の上に立つと、青い海が目の前に広がる。大王岩の下、海辺の海女村では、海女たちが獲ってきた新鮮な海産物を味わうことができる。

    大王橋越しに見える大王岩

    美味しそうな海産物が魅力的な海女村

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    ブラウンドットホテル長生浦店

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      ブラウンドットホテル長生浦店は、2019年11月にオープンした新規ホテルらしく内観・外観ともきれいだ。料金に比べてきれいで高級な施設を備え、高いコスパを求めている若い旅行客や出張のビジネスマン両方に人気の高いホテルだ。客室ごとに有・無線インターネットとコンセントが付いているテーブルがあってノートパソコンの使用が楽だ。ほとんどの客室に衣類管理機が設置されていることも、スーツを着る必要があるビジネスマンにプラスの要因だ。1階ロビーのビジネスセンターにノートパソコンとプリンターが備えられているので、必要な時に利用することもできる。

    • - 住所:蔚山広域市 南区 チャンセンポゴレロ 211
    • - 電話:052-275-6000 / 052-275-6001
    • - 宿泊料金:平日 5万5000ウォン~、土曜日 7万5000ウォン~、オンシーズン 8万ウォン~
    • キョンウォンBIZモーテル

      • キョンウォンBIZモーテル 1 キョンウォンBIZモーテル 2 キョンウォンBIZモーテル 3 キョンウォンBIZモーテル 4

        キョンウォンBIZモーテルは、特室と準特室で炊事が可能なビジネスモーテルだ。特室と準特室には各種炊事用品とシンク台、電子レンジ、ミニオーブン、トースターが備えられている。韓室(オンドル)とスタンダードルーム、ツインルームなど、2人室から4~5人室までのいろんなタイプで、計27の客室を運営する。キョンウォンBIZモーテルは、ワーケーション宿として利用するのに最適だ。3階にはパソコンとプリンターが備えられているビジネスルーム(喫煙室兼用)がある。出張や旅行の時、近隣の移動に便利に使える自転車20台が無料でレンタルできる。

      • - 住所:蔚山広域市 東区 緑袖7キル 58
      • - 電話:052-233-2000
      • - ホームページ: http://www.e-hotel.co.kr/
      • - 宿泊料金:平日(オフシーズン) 5万ウォン~、週末(オフシーズン) 6万ウォン~※宿泊料金は変動する可能性があります。

    Nearby Tourist Destination

    瑟島

    • 瑟島 1 瑟島 2

      方魚津港の向かい側に海に向かって伸びる防波堤が曲がる地点、白い灯台が立っている小さな島が瑟島だ。瑟島入口駐車場の周辺は、ビンテージな雰囲気のレストランとカフェ、コククジラが描かれた瑟島灯台と防波堤の先の赤い灯台が混ざり合ってロマンチックな雰囲気を醸し出す。

      音体験館

      • 音体験館 1 音体験館 2

        「余音(音が消えた後に残る響き)の風景」というテーマで、蔚山・東区を代表する場所9か所で出会える音を聞くことができる。この音は「東区の音9景」とも呼ばれる。2つの展示館と4D映像館、AR・VR体験館、カフェ、展望デッキなどの施設が備えられている。

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