2023/06/09
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ハンガン公園
ピクニック
夜景
チメク
ラーメン
ハンガン
韓国の首都・ソウルを東西に流れる漢江(ハンガン)は、大都会の中で自然を満喫できるソウル市民の憩いの場。河川敷には数多くの公園があり、ピクニックを楽しむ人々や噴水ショーを観にやってくる人々でいつもあふれています。観光でソウルにいらっしゃる機会があれば、丸一日、ソウルに住む人々のようにちょい住み感覚でゆっくり漢江を探訪してみてはいかがでしょうか。今回はこれからのシーズンおすすめの漢江のさまざまなスポットをご紹介したいと思います。
漢江の河川敷各所にある漢江市民公園はソウルを代表するピクニックの名所。テントやレジャーシート、テーブル、スピーカーなどピクニック用品をレンタルしてくれる場所もあるので準備はご無用!また、公園内にはコンビニがいたるところにあり、ピクニック用品も販売しているので、手ぶらで出かけて現地調達でピクニック気分をお楽しみ頂けます。
TIP:漢江河川敷でのレジャーシートのご利用は自由ですが、日よけテント設営に関しては制限(設営エリア・大きさなど)が設けられていますので、ご注意ください。
日よけテント設営可能な場所は漢江河川敷にある漢江市民公園内の13エリア(下記漢江事業本部HPにて地図付きでエリア確認可能)で、2m四方の大きさを超えない小型テント(4人用程度)のみ設営可能です。また、テントの周囲を開ける必要もあります(レジャーシートの場合も隣の人との間隔を2m以上開けることが必須)。
☞日よけテント設営可能エリア:漢江市民公園内の13のエリア(下記リンクにて可能エリア検索)
☞日よけテント設営可能期間(2024年):
4・5月及び9・10月 9:00~19:00(午後7時までにテント撤収必要あり)
6~8月 9:00~20:00(午後8時までにテント撤収必要あり)
☞『2024年漢江公園日よけ設置許容地域運営案内』(ソウル特別市漢江事業本部HP漢江ニュース・韓国語)
☞日よけテント設営が可能なエリア検索(ソウル特別市漢江事業本部HP『日よけ許容地域』)
盤浦漢江公園内にあるセビッソムでは小型モーター付きの6人乗り円形ボート・tubester(チューブスター)に乗船して、漢江の水面をピクニックすることも可能!ボートには5馬力以下の小型モーターが搭載されているので、満19歳以上の方であれば指定水域内を自由にハンドル操作して操船できます。円形のボート中央にはテーブルもあり、普段のピクニックのようにドリンクや食べ物を持っていけば漢江の上でピクニック気分を味わえます。ただしアルコール類の持ち込みはできませんのでご注意を。
蘭芝漢江公園では漢江の水面に浮かぶ浮桟橋・上岩(サンアム)ナルでバーベキューを楽しめるお店もあります。その名もワイキキマーケット。
バーベキューセットにはメインの牛肉・豚肉のほか、さまざまなおかず、串焼き用の食材、ミネラルウォーターなどが付いており、炭火で焼く本格派のバーベキューをお楽しみいただけます。
日中は漢江から眺める素晴らしいソウルの街の風景を、夜の帳が下りた後はきらびやかな灯りがともるソウルの夜景を、バーベキューを味わいながらお楽しみ頂ける一石二鳥のベストスポットです。
TIP:バーベキューをご利用頂くと、割引料金で漢江を疾走するモーターボートに乗船可能です。詳しくはワイキキマーケットへお問合せください。また、事前予約が必要な予約席のほか、自由席もご用意しています。
漢江河川敷で楽しむグルメといえばこれに決まり!サクサクの衣が絶品のフライドチキンに、キンキンに冷えたビールのマリアージュ、「チメク」がおすすめ。汝矣島漢江公園や盤浦漢江公園のそばには繁華街がありフライドチキンのお店も数多くあることから、公園に向かう途中でフライドチキンとビールをテイクアウトして河川敷へGO!チメクを楽しんだ後、漢江を散策したい方は、食べ終わった後のごみのことも考えて、骨なしのフライドチキン「スンサルチキン」(甘辛ソースを絡めた「ヤンニョムスンサルチキン」やソースなしの「スンサルチキン」などあり)をテイクアウトするのがおすすめです。
漢江で食するB級グルメの代表格といえばこれ、自動調理器で調理する袋入りインスタントラーメン。
袋から取り出しゆでて食べる即席ラーメンは韓国では定番のインスタントフードですが、風景の素晴らしい漢江の景色を眺めながら食べるラーメンはいつにもなく格別な味わいに。
漢江河川敷にあるコンビニには袋麺専用の自動調理器があり、袋麺を持ってレジでここで調理したい旨伝えると調理用の大きな紙容器をもらえるので、調理器に貼ってある図解付きの調理方法を見ながらセットしボタンを押すと自動で調理してくれます。他の国ではお目にかかることのないユニークなコンセプトのこのインスタントラーメン、「漢江ラーメン」という愛称で人々の間で人気になっています。漢江に来てちょっと小腹がすいてきたら、「漢江ラーメン」に皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。
漢江河川敷には川の流れに沿うようにサイクリングロードがあり、どなたでも川風を頬に感じながらサイクリングを楽しむことができます。
河川敷の各公園には自転車レンタル所があり、パスポートなど身分証を預ければ自転車レンタルが可能です。通常の自転車に加え、タンデム自転車(2人乗り自転車)や子ども用自転車、幼児用自転車など様々なタイプの自転車があります。
これとは別に、ソウル特別市が運営する公共自転車サービス『タルンイ』もご利用いただけます。『タルンイ』専用アプリをインストールすると携帯電話で簡単にレンタルができます。外国人観光客向けの特別料金制もあり、『タルンイ』公式ホームページで利用券を購入すると、ソウル市内各所にあるタルンイの駐輪場でレンタルできます。
夏の漢江は涼しげなアクティビティーを楽しめるところとしても魅力的な場所。漢江でさまざまな水上レジャースポーツを楽しむなら、蚕室漢江公園がおすすめです。水上スキー、ウェイクボード、パドルボード、カヤック、ウィンドサーフィンなどのアクティビティー・初心者向けの講習はもちろん、バナナボードやピーナッツボードなどモーターボートで曳航して楽しむ水上アトラクションもお楽しみ頂けます。
またパドルボード、ウィンドサーフィン、カヤックなどが楽しめる対岸のトゥクソム漢江公園もおすすめです。この他にも盤浦漢江公園ではヨットツアーもお楽しみ頂けます。
また夏といえばプールの季節ですが、漢江の河川敷には数多くの屋外プールがあります。大都会ソウルにあるプールだけあって電車やバスなどで気軽に行くことができ、またソウル特別市が運営しているので料金も大変リーゾナブル!今夏オープン予定(2024年6月20日(木)~8月18日(日))の漢江河川敷の施設は汝矣島(ヨイド)・トゥクソム・蚕院(チャムォン)にある屋外プール3か所、蘭芝(ナンジ)・楊花(ヤンファ)にある水遊び場2か所の計6か所で、それぞれ特徴のある施設となっており雰囲気もさまざま。収容人数3600人を誇る汝矣島プールは漢江が目の前に見えインフィニティ―プールにいるかのような雰囲気で人気です。
TIP:2024年の屋外プール及び水遊び場のオープン期間・営業時間は下記の通りです。
・2024年6月20日(木)~8月18日(日) 9:00~18:00(期間中休まず営業・但し豪雨などの場合は河川敷にあるプールのため臨時休業することもあります)
[漢江公園屋外プール]
[漢江市民公園水遊び場]
いまや漢江のナイトスポットとして人気の場所といえばここ、ソウルを代表する夜景の名所・盤浦大橋ムーンライトレインボー噴水。
噴水は、音楽とともに色とりどりにライトアップされ七色に光を放ち、人々を魅了します。噴水装置は盤浦大橋の欄干近くの側面・上流側及び下流側合わせて1140mに渡り設置されており、2008年には世界で最長の橋梁噴水(Longest bridge fountain-BANPO GRAND BRIDGE FOUNTAIN)としてギネスブックに登録されました。
夜市が開かれる日になると漢江河川敷は人々でごった返します。様々なグルメが楽しめる数十台にもおよぶフードトラックが集結し、またかわいらしい手作り工芸の品々も販売されています。お店以外にも楽しいイベントも行われており、夜市の楽しさを満喫できます。ロマンチックな夜景に、アートやカルチャー、そしてグルメまで、夜の漢江で楽しいひと時をお過ごしください。
漢江を航行する遊覧船から眺めるソウルの景色は格別で、ロマンチック。
黄昏色に染まる夕暮れ時の漢江を満喫できるサンセットクルーズ、美しい夜景が素晴らしいピョルピッ(星明り)クルーズ、夜景そして船上ライブも楽しめるタルピッ(月明り)ミュージッククルーズなど様々なクルーズをお楽しみ頂けます。
船内では飲み物や軽食が楽しめるカフェテリアもあり、クルーズをしながら憩いのひと時をお過ごし頂けます。各クルーズは汝矣島漢江公園にある船着場からご利用いただけます。
※上記の内容は2023年5月現在(※日よけテント設営可能期間及び漢江公園の各プール運営日程については2024年7月現在の最新情報に更新)の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。