韓国コンビニの売れ筋商品
韓国に行ったら立ち寄りたいコンビニ
韓国を旅行するとき、絶対欠かせない場所 のひとつがコンビニ。韓国の食文化、つまりK-FOODのトレンドが一目で分かるからだ。 韓国のコンビニ の売れ筋商品や新商品をレビューする外国人のクリエイターも増え、韓国のコンビニ商品は世界から関心を集めていることが分かる。 会社員のランチの悩みを解決してくれるお弁当、新しい酒を探し求める酒好きに大人気のハイボールなど、韓国を代表するコンビニCUとGS25の人気のPB商品をご紹介する。
手軽でボリューム満点のお弁当
① CU「ペク・ジョンウォンのトリプルスペシャル定食」
CUが販売しているお弁当の中で一番の人気商品は、韓国の外食チェーンで有名な実業家であり料理研究家、そしてグルメ関連のタレントとしても大活躍のペク・ジョンウォン氏が開発に携わった「ペク・ジョンウォンお弁当」。 カンジャンプルゴギ、辛味プルゴギ、麻辣チキン、唐辛子入りかにかま炒め、キムチ炒め、ご飯という構成で、肉料理が3種類も入っている。 カンジャンプルゴギは、豚肉をコクのある醤油ベースの牛プルゴギの味付けにしており、塩味とほのかな甘さが絶品だ。 辛味プルゴギは玉ねぎとキムチが入っている豚肉炒めで、野菜のシャキシャキした食感と肉の柔らかい食感が絶妙に合う。 麻辣の風味がほんのり香る麻辣チキンは、骨なし肉で、辛味としっとりとした食感がたまらない逸品だ。
② GS25 「ヘジャロウン(ヒェジャらしい)おうちご飯」宮中焼き肉&タッカンジョン
GS25で販売されているお弁当の中で最も人気があるのが女優キム・ヒェジャがプロデュースしたお弁当だ。キム・ヒェジャ弁当 は、たくさんのおかずが入ったボリューム感が魅力。 発売すると同時にボリューム満点でコスパ最高という意味で新造語「ヘジャロプタ(ヘジャらしいという形容詞)」という言葉を生み出し、瞬く間に 話題に。 ヘジャロウンおうちご飯の宮中焼き肉&タッカンジョンは、宮中焼き肉、タッカンジョン、目玉焼き、練り物炒め、ホウレンソウ、キムチ、海苔、ご飯という構成になっている。 「まるでお母さんが作ってくれたお弁当」というスローガンが納得できる構成で、韓国のおうちご飯をそのまま再現している。 宮中焼き肉は、牛肉を薄く切って切り込みを入れ、味付けして焼く伝統的な宮廷料理であり、塩味とピリ辛味の肉がご飯にとても合う。 舌がピリッとする辛味のあるタッカンジョンの上には、パセリと砕いたピーナッツがトッピングされていて風味が引き立つ。
ベーカリーより美味しいコンビニパン
① CU「ヨンセ(延世)牛乳生クリームパン」
ヨンセ(延世)牛乳生クリームパンには、ミルク、小豆、チョコの3つの味がある。CUとヨンセ(延世)牛乳のコラボで生まれた商品で、CUのスイーツ全体で半分以上の売り上げを占めるほどの人気商品だ。 ヨンセ(延世)牛乳生クリームパンは、もっちり感としっとり感の両方の食感が特徴で、パンの中には 生クリームがぎっしり詰まっており、全体重量の80%以上を占める。 香ばしいパンと甘い生クリームの味に魅了された多くの人が SNS にパンを半分に割って中身を見せる写真、いわゆる「パンガルショット」をアップしたことにより、ますます人気が高まった。 機械による大量生産ではなく手作りで作っているため、一日に製造できる量が限られていて、品薄状況が続き、「オープンラン(特定の商品を購入するために開店前から行列を作って待つこと)」現象を生み出している。
② GS25 「ヘジャロウン・マンモスパン黄な粉餅」
ヘジャロウン・マンモスパンは、「マンモス」という名からも想像できるように、とにかく大きい。マンモスパンは大きいサイズのそぼろパン2つをサンドイッチのように重ね、その間にクリームとジャムを塗ったもので、大手チェーン店のパン屋が今のように 広まる前、まちのパン屋で人気だった思い出のパンだ。 ヘジャロウン・マンモスパン黄な粉餅は、黄な粉が混ざった「ソボロ」(カリカリのクッキー生地)が表面を覆い、中には黄な粉クリームともっちりとしたお餅、イチゴジャム、小豆餡が入った オリジナルマンモスパンが再現されている。 黄な粉と「ソボロ」 は香ばしく、黄な粉クリーム、イチゴジャム、小豆餡 はすっきりとした甘さ。黄な粉クリームの間に入っているもっちりとしたお餅が絶妙な食感を醸し出している。 ヘジャロウン・マンモスパンはGS25のベーカリー部門で売り上げ1位だったこともある。
ハルメニアル(ハルモニ&ミレニアル世代の新造語)・スイーツ「薬菓」
① CU 「イウッチプ・トントンイ(隣のぽっちゃり)の薬菓クッキー」
「ハルメニアル・スイーツ」とは、おばあさん(ハルモニ)の味覚に合う食べ物がミレニアル世代の人気を集めているという意味。その代表といえる薬菓は、中高年層のおやつという従来の認識から脱却し、若者世代が熱狂する食べ物となった。 薬菓のブームに乗り、CUでは「イウッチプ・トントンイ(隣のぽっちゃり)薬菓クッキー」をベーシック、ブラウニー、黄色いチーズの3つのバージョンで発売している。 大きなクッキーの上に、昔ながらの薬菓が重なっていて、薬菓とクッキーを同時に楽しむことができる。もっちりとした薬菓とサクサク食感のクッキーの異なる食感が魅力的だ。
② GS25 「ヘンウン(幸運)薬菓」
GS25はもっと美味しい薬菓をつくるべく薬菓研究所を新設し、ヘンウン(幸運)薬菓シリーズを発売した。ヘンウン薬菓バターバー、ヘンウン薬菓ハチミツバー、ヘンウン薬菓クリームチーズクッキー、ヘンウン薬菓フィナンシェなど様々なラインナップが楽しめるヘンウン薬菓シリーズは、発売してわずか2ヶ月で150万個が売れるほどの人気ぶり。 とくにヘンウン薬菓クリームチーズクッキーは、クッキー、クリームチーズ、薬菓という斬新な組み合わせで好評を得ている。色々なスイーツとのコラボを通じて、薬菓はこれからも変身し続ける。
ウィットに富んだデザインとコンセプトで笑いを誘うビール
① CU「コムピョ・ミルメクチュ(熊印小麦ビール、熊印小麦粉のもじり)」
CUと大韓製粉のコラボ商品「コムピョ・ミルメクチュ(熊印小麦ビール)」は、70年以上の歴史を持つ熊印小麦粉のシグネチャーカラーとデザインをビール缶に再現し、韓国のマスコミで話題を呼んだ。 白熊が片方に小麦を持ち、もう片方にビールを持って飲んでいる姿がウィットに富んでいる。「スイートに、ウィットに」というキャッチコピーは、小麦を意味するウィート(Wheat)という言葉と巧みに重ね、小麦ビールというアイデンティティを強調している。 金色の透明感ある色合い、柔らかい泡、香ばしい小麦と甘い桃の香りが混ざり合い、小麦ビールとエールを混ぜたような味に仕上がっている。
② GS25「カルトェグンピルスナー」
名前からして面白味のあるカルトェグンピルスナー。定時に退社したい会社員の心をわしづかみにする。ビール缶には、定時退社の意味で韓国でよく使われる言葉「カルトェ(終業時間になると刀のようにスパっと退社するという意)」を宣言する会社員の姿が描かれている。「ピルスナー」の言葉に、定時退社に「ピルスナ(必須のもの)」を掛けているのも言うまでもない。 激務に疲れた会社員が定時退社した後に冷たいビールを飲んで一日を癒すことを願ってデザインされた。100%ドイツの麦芽ホップを使用して醸造された、チェコ発祥のピルスナースタイルのビール。香ばしくほろ苦いホップの風味と豊かな香りが魅力的だ。アルコール度数が4.7%に抑えられており、色々な料理に合うので気軽に楽しむことができる。
好きなお酒を自分でつくる、ハイボール
CU 「アンドン(安東)ハイボール」
アンドン(安東)ハイボールは、アンドン(安東)地方に伝わる蒸留酒の伝統酒「アンドン(安東)焼酎」と「ハイボール」を組み合わせた商品だ。 アルコール度数45度のアンドン焼酎をハイボールにすることで、9.3度というきつすぎないアルコール度数と韓国の伝統酒の味わいが堪能できる点がメリットだ。 さらに、菊と生姜の香りが加わっているので上品な味と風味が楽しめる。
韓国を訪れたらぜひ近くのコンビニに立ち寄り、韓国のコンビニでしか味わえないK-FOODを体験してみよう。
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