カキに塩をふって発酵熟成させた後、粉唐辛子などで味付けした郷土料理。生ガキの塩辛は、魚介類に塩をふることで腐敗を防ぐと同時に、魚介類のタンパク質分解酵素と微生物の働きによって風味が形成される伝統的な発酵食品。新鮮なカキを塩水できれいに洗い、水気を切って塩漬けにする。数日間熟成させた後、そば粉で作った糊に粉唐辛子を混ぜ、カキとよく混ぜ合わせて保存する。飲食店に行くと、生ガキの塩辛が緑豆のチヂミと相性の良い副菜として、またはご飯のおかずとして出される。ご飯に生ガキの塩辛を混ぜて食べれば、塩辛くて甘みのあるカキの風味が感じられる。
忠清道 / 冬 / カキ
カキ、塩、粉唐辛子