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全谷里(チョンゴンニ)土層は人類の発達におけるさまざまな記録を残す地質スポットで、古気候や古環境を研究する上で大変重要な資料となっています。
この全谷里土層の地層は玄武岩の地層の上に主に河川の活動により堆積した砂礫層と風によって堆積したものと思われる粘土層のふたつに分けることができます。粘土層の形成起源については風によるもの、河川の氾濫によるもの、この二つの理論がありますが、最近になって二つの理論が複合的に関係し粘土層が形成された可能性も提起されています。
粘土層ではソイルウェッジ構造と呼ばれる乾燥亀裂現象が観察されることからこの粘土層が氷河期に形成されたものと推定されており、古気候を研究する上で重要な資料として注目されています。
また日本から風によって飛来した火山灰が土層から発見され、その上部の層が約2万年から10万年前に堆積したものであることも分かりました。
このように全谷里土層は考古学的にも重要な遺跡ですが、地質学的にも古気候を研究する上でも大変重要な地質スポットとなっています。
出典:漢灘江地質公園