昔ながらの自然に囲まれた美しい村。一歩、足を踏み入れると、数百年前の古の時代へとタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。その昔、韓国の支配階層であった両班（ヤンバン）が居を構えていた瓦屋根の韓屋（ハノク）、庶民や百姓などが住んでいた農家や民家、そして古の時代の役所・官衙など、韓国の伝統家屋がおよそ270棟も軒を連ねる村、そう、ここは韓国民俗村。

2025-2026韓国観光100選にも選ばれた韓国民俗村は、どこを歩いていても朝鮮時代の雰囲気が感じられるところで、来場客が行き交う通りには朝鮮時代の両班や庶民、物乞いを彷彿とさせる服装をした民俗村のキャストも周りの風景に溶け込み、至るところにおり韓国民俗村の雰囲気を盛り上げています。そんな民俗村のキャストが時には突然訪れる人々に声をかけたりして人々を驚かしますが、そんなことも民俗村ならでは、人々の表情も微笑み和やかな雰囲気となります。

韓国民俗村は朝鮮時代の村を再現した、韓国を代表する観光客向けの伝統文化テーマパークです。1974年にオープンし50年あまりの長きに渡り、海外からの観光客をはじめ韓国の人々にも人気を博している観光スポットです。
また、韓国にあるさまざまな学校の校外学習や宿泊学習で年間40万人以上の児童・生徒が訪れる場所としても有名で、近年ではSNS上によく登場し「映える」観光スポットとしても脚光を浴びています。

春から秋にかけての週末は夜間営業も行っており、この時期になると、韓国民俗村は『深夜恐怖村』に変身、昼間以上に活況を呈します。民俗村のあちこちで朝鮮時代の幽霊がどこからともなく現れるほか、幻想的なLEDの光が輝く中、朝鮮時代のふたりの男女の切ない愛を描いた伝統公演『縁分』（ヨンブン）など多彩なプログラムが行われ、訪れる人々を楽しませてくれますので、この時期、韓国民俗村を訪れる機会があれば、是非、夜の民俗村もお楽しみください。

韓国民俗村内の主公演場や翫香楼（ワンヒャンヌ）の楼閣では、常に様々な伝統芸術公演が行われており、公演を観覧していると聴こえてくる音楽のリズムに知らず知らずのうちに体が動いてしまうほど楽しい公演ばかりです。
民俗村の奥の方には古の時代の伝統市場をモチーフにした市・チャントもあり、韓食（ハンシク）や伝統茶のお店では、昔ながらの韓国の食べ物や飲み物を味わうことができ、また記念品などを売るお店などもありますので、ここで韓国民俗村のお土産を買うのもいいかもしれません。

韓国の古の時代をもっと知りたい方は、伝統民俗館、世界民俗館、甕器展示館もおすすめ。
韓国の歴史・文化に関するさまざまな展示があるほか、世界各国の民俗文化も垣間見ることができます。
子ども連れでお越しの方には、乗馬体験や天然染色体験などさまざまな体験プログラムにご参加いただけるほか、大木で作った韓国伝統の巨大なブランコで遊ぶクネトゥィギなど様々な伝統遊びもお楽しみいただけます。
また韓国民俗村では韓服のレンタルもできますので、民俗村訪問の記念に朝鮮時代の町並みや自然の中で一枚写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

* 上記の内容は2025年4月現在の情報です。今後変更されることがありますのでお出かけ前に必ずご確認ください。