ここ韓国ではここ数年、さまざまなグルメの中でもデザートの存在感が増し、静かなブームを巻き起こしています。一時期は時代遅れと見向きもされなかった伝統菓子は若い世代のいわゆるMZ世代のフィーリングにマッチ、その懐かしさから人気を博すようになり、また独創的なバリエーションから誕生したクロッフルやドバイもちもちクッキーもいまでは韓国のみならず世界各地で一大旋風を巻き起こしています。
奥深い味わいの韓国伝統菓子から、韓国ならではの発想から生まれたトレンドの最先端を行くデザートまで、韓国を旅するなら是非味わっていただきたいおすすめの、いま韓国で輝くスイートな宝物を一挙ご紹介します。
韓国伝統のお菓子・韓菓 (ハングァ)は、主に米やはちみつ、木の実など自然の恵みを生かし作られることから、身体にもよくシンプルな味わいのものばかり。伝統菓子を味わうときは是非、珈琲より、お米から作った甘い飲み物・シッケやスジョングァ(水正果) など韓国伝統の飲み物と一緒にどうぞ。
# 韓菓韓国伝統菓子・韓菓
を代表するものといえば、薬菓
(ヤックァ)やケソンチュアク
。油で揚げ、仕上げにはちみつや水あめを絡めて甘くした、韓国伝統のお菓子です。
古の時代には、ソルナルや秋夕など名節の時期に食べることができる普段はなかなか食する機会のないものでしたが、今では韓国伝統家屋・韓屋(ハノク)にあるカフェや伝統市場で手軽に味わうことができるようになりました。
薬菓
はしっかり型取りした生地を油で揚げるため、表面はやや硬めで型崩れしにくいことから贈答用菓子としてうってつけ。また、ケソンチュアク
は外はサクッと中はもちっとした独特の食感が海外からの観光客の人々に「K-ドーナッツ」という愛称で呼ばれ、静かな人気を呼んでいます。
近ごろでは韓菓にクッキーやアイスクリームなど洋菓子を添えて味わうのが、一部の韓菓マニアの間ではやっているとか。
韓菓おすすめのお店はここをクリック!
【ソウル特別市・韓菓美意識アンニョン仁寺洞店】
- 各地方の特産を生かした韓菓専門店
- ☞所在地:ソウル特別市チョンノ区インサドンギル49 ・1階15号(서울특별시 종로구 인사동길 49 1층 15호)
【京畿道議政府・タミダン】
- 創業から25年、昔ながらの手作りで薬菓を作る菓子店
- ☞所在地:キョンギ道ウィジョンブ市シンチョンロ63ボンギル30-5 (경기도 의정부시 신촌로63번길 30-5)
【京畿道坡州・縁里喜在(ヨンリヒジェ)】
- 旬の果物で作る開城薬菓の専門店
- ☞所在地:キョンギ道パジュ市タンヒョン面チャンヌンロ51ボンギル48-21 (경기도 파주시 탄현면 장릉로51번길 48-21)
稲作文化圏の韓国も日本同様、餅の文化があり、もち米粉で作ったチャプサルトク
をはじめ、きな粉をまぶしたインジョルミ
や蜜入りの餡が入ったクルトク
など種類も様々。
腹持ちのよいお餅は小腹が空いたときの食事の代わりや、ちょっとしたおやつにもなり、モチモチしたその食感はデザートのつけ添えにも最高です。きな粉の香ばしさが逸品のインジョルミは、トーストに挟んでインジョルミトースト
にしたり、韓国のかき氷・ピンス
にトッピングすることもしばしば。
また、一、二年前には、甘い蜜入りの餡が絶品の一口サイズのお餅・クルトク
を、シリアルのように牛乳をかけて食べるのが海外のMZ世代の間で流行し話題になりました。
餅おすすめのお店はここをクリック!
【ソウル特別市・楽園(ナゴォン)トクチプ】
- 鐘路・楽園楽器商店街のすぐそば、三代続く老舗のお餅屋さん。老舗を対象に選ぶソウル特別市『オレカゲ』にも選定
- ☞所在地:ソウル特別市チョンノ区サミルデロ438 (서울특별시 종로구 삼일대로 438)
【ソウル特別市・韓貞仙(ハン・ジョンソン)】
- 高級感あふれるラッピングで人気のフルーツ入りのお餅専門店
- ☞所在地:ソウル特別市ソンドン区ヨンムジャンギル43-1 (서울특별시 성동구 연무장길 43-1)
【済州特別自治道・済羅軒(チェラホン)本店】
- 地元済州特産の食材で作る健康にも配慮した深い味わいのオメギトク で人気のお店
- ☞所在地:チェジュ特別自治道チェジュ市トンムンロ6-6 (제주특별자치도 제주시 동문로 6-6)
最近の韓国のデザート界の傾向は世界的なトレンドをいち早く取り入れ、韓国的な要素を加味した上で新たな商品を生み出すこと。いつも食べているおなじみのデザートも、ここ韓国ではいままでにないデザートに大変身し、進化を続けています。
# ドバイチョコレート韓国のK-デザート市場をいまけん引しているのは、日本でも話題のドバイスタイルのチョコレート。
オリジナルのドバイスタイルのチョコレートという枠を超え、韓国ではさらに一歩進化し『ドバイもちもちクッキー』 という新しい商品を生み出しました。
焙煎し一段と香ばしいピスタチオやカダイフとともに溶かし入れたマシュマロを加え中身もいっぱいのドバイもちもちクッキーは、モチモチ感とサクサク感が同時に味わえるほかのチョコにはない魅力がある逸品。
値が張る高級デザートにもかかわらず、このチョコを取り扱う専門店では、開店と同時に来店しないと購入できないほど大人気で、いまでは海外から韓国を訪れる観光客の人々の間でも、滞在中、必ず味わってみたいK-デザートのひとつに数えられています。
ドバイチョコレートおすすめのお店はここをクリック!
【ソウル特別市・CU聖水デザートパーク店】
- さまざまなドバイスタイルのチョコレートを取り扱うデザートに特化したコンビニ
- ☞所在地:ソウル特別市ソンドン区ヨンムジャン3ギル21(서울특별시 성동구 연무장3길 21)
【済州特別自治道・AMA】
- お好みに応じてチョコやカダイフなどの種類を選んでカスタマイズできるドバイチョコレート専門店
- ☞所在地:チェジュ特別自治道チェジュ市エウォル邑エウォルハンロ2 ・1階(제주특별자치도 제주시 애월읍 애월항로 2・1층)
いまや韓国のカフェの定番となった感のあるクロッフル。
クロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼き上げるクロッフルですが、当初、韓国でお目見えしたときはただ単に粉砂糖やシロップを少々かけて食べるスタイルでした。いまでは生クリームやアイスクリーム、フルーツなどトッピングも充実、豪華さが増しました。クロワッサンの生地を生かしたデザートには、このほかドーナッツの形をしたクロナッツ、クロワッサンにチョコクッキーなどの生地を入れて焼き上げたクルッキー(クロッキー・クロキ)、クロワッサンの生地を平たくしてヌルンジのようにカリッと焼き上げたクルンジなどもありますので、ペイストリー系のお菓子がお好きな方は是非、ひとつずつ味わってみてはいかがでしょうか。
クロッフルおすすめのお店はここをクリック!
【ソウル特別市・AUFGLET】
- 韓国のクロッフル発祥のカフェ
- ☞所在地:ソウル特別市ヨンサン区イテウォンロ54ガキル20 (서울특별시 용산구 이태원로 54가길 20)
【釜山広域市・カフェ海雲台1994】
- 韓国グルメガイド『ブルーリボンサーベイ』に紹介された海雲台ベーカリーカフェ
- ☞所在地:プサン広域市ヘウンデ区ヘウンデロ620 ・ラミュエット商店街1階122号(부산광역시 해운대구 해운대로 620 라뮤에뜨상가 1층 122호)
韓国ではソグムパンとして知られる塩パン。日本の塩パンはシンプルかつバランスの取れた味わいが印象的ですが、韓国の塩パンは外はサクッと、中はしっとりとした食感で、それでいて甘さと塩味を限りなく極める味わいが特徴。
また、韓国のパン職人は、そのままの塩パンにとどまらず、パンを焼き上げる過程でバターが溶け空洞となった空間、いわば『バターの洞窟』の中に、タラコや分葱(ワケギ)クリームチーズ、餡バターなど様々な具材を入れて、立派な料理のひとつとして塩パンをさらに進化させています。
塩パンたい焼き、塩パン菓子などさまざまなバリエーションも登場、どれをチョイスしても塩パンならではの香ばしいバターの味わいをお楽しみいただけます。
塩パンおすすめのお店はここをクリック!
【ソウル特別市・小夏塩田(ソハヨムジョン)】
- 様々なテイストの塩パンを作る塩田をコンセプトにしたソウル・益善洞にある韓屋カフェ
- ☞所在地:ソウル特別市チョンノ区スピョロ28ギル21-5(서울특별시 종로구 수표로28길 21-5)
【仁川広域市・紫燕島ソグムパン】
- 仁川国際空港がある永宗島の東端にある塩パンのみ販売する専門店で店名は永宗島の古名・紫燕島(チャヨンド)から命名
- ☞所在地:インチョン広域市ヨンジョン区ウナスロ10(인천광역시 영종구 은하수로 10)
【釜山広域市・七岩四季(チラムサギェ)】
- 韓国政府公認・製菓製パンの名匠が焼き上げる塩パンの名店
- ☞所在地:プサン広域市キジャン郡イルグァン邑チラム1ギル7-10 (부산광역시 기장군 일광읍 칠암1길 7-10)
韓国は冬から本格的な春を迎える前までの間がイチゴの旬。カフェやベーカリーではお店自慢のイチゴケーキやイチゴタルト、冬の時期でも暖かな室内で食べるとまた絶品のイチゴピンスなど、様々なイチゴのデザートがお目見えします。もぎたてのイチゴを味わってみたい方は、この時期、韓国各地のイチゴの名産地で開催されるイチゴフェスティバルを訪れてみてはいかがでしょうか。
●韓国各地で行われるイチゴ祭り●
- ☞開催期間:2026年3月26日(木)~29日(日)
- ☞開催会場:チュンチョンナム道ノンサン市クァンチョク洞339-1・論山市民家族公園一帯(충청남도 논산시 관촉동 339-1(논산시민가족공원 일대))
- ☞関連コラム:ひと口食べれば広がる爽やかな甘さ、韓国イチゴおすすめスポット6(2025年)
- ※論山イチゴ祭りの紹介あり
デザートを楽しむ前にこちらもクリック!韓国デザートQ&A
- Q. 韓国のカフェやベーカリーでデザートを味わいたいと思いますが、お店に入るには長い間待たないといけませんか?
- A. 人気のお店は入店まで長蛇の列となることもありますが、近ごろでは『Catchtable』や『Tabling』といったレストラン予約アプリを導入しているお店も多く、スマホでウェイティングリストに登録すればお店の前に並ぶ必要はありません。お店を訪れる前にアプリでどのくらい待てば入店できるか、あるいはお店の公式SNSなどでデザートの販売・在庫状況をチェックしてから行くと時間の節約になります。
- ☞関連コラム:Catchtable Global、楽しい韓国グルメ旅行の始め方
- Q. 贈答・お土産用にぴったりの韓国デザートはありますか?
- A. 個別包装されている菓子が飛行機に乗って持ち帰っても比較的、型くずれせず、また会社や学校などでのバラマキ用のお土産にもいいかと思います。本コラムでご紹介した薬菓は常温保存が可能で、賞味期間も1か月から6か月ほどと長いため、贈答用にもおすすめです。
- Q. お菓子とかパンといったデザートもいいですが、それ以外におすすめの韓国デザートはありますか?
- A. まだ暖かな本格的な春を迎えていませんが、意外と寒い時期でも人気なのが、ピンス・かき氷です。昔ながらのパッピンスやフルーツいっぱいのクァイルピンス(果物ピンス)をはじめ、近ごろではちょっとユニークなピンスも続々登場!暖房が効いた暖かな店内で食べるピンスも、真夏の暑い時期に食べるピンスとは違って、また格別な味わいです。ピンスについてもっと詳しくお知りになりたい方は、関連コラム『暑い夏にサクサク!ひんやり甘味・ピンスはいかが?』を参考にしてみてください!
- ☞あなたの頼りになる韓国観光コンシェルジュ・韓国観光通訳案内1330:+82-2-1330 (日本語・韓国語・英語・中国語・ロシア語・ベトナム語・タイ語・マレー/インドネシア語)※この他有人ライブチャット でもお問合せ可能です。