
粒胡椒を埋め込んだ梨を蜂蜜水や砂糖水に入れて煮立たせ、冷ました伝統飲料。朝鮮時代は高級な飲み物だったため、宮廷でしか飲めなかった。現代は水正果(スジョングァ)といえば干し柿が入ったものを指すが、本来は汁気のある甘い嗜好品のうち飲清類(お酒以外のあらゆる飲み物)に分類されるファチェ(フルーツポンチ)の総称だった。また、スジョングァには梨入りスジョングァ(梨のシロップ煮)、干し柿入りスジョングァ、サンザシの実入りスジョングァなどがある。梨の甘くてさっぱりした味が粒胡椒のピリッとした味と合わさって独特な味わいがある。宮廷の宴席で出されるスジョングァには柚子、みかん、ユスラウメの実、サンザシの実、キイチゴなどの果実や松の実、牡蠣、五味子、生姜などが使われたと記録されている。